こんにちは。
ガラスコーティング剤の独自ブランド(ゼウスクリア)を展開する日本ライティングの内藤です。
ボディカラーの中で白色は国内外で人気です。その理由として、白い色の特性上、汚れや傷が目立たないから選ばれている方も多いです。
特に、洗車傷のような細かい傷はほとんど目立たないので、いつまでもキレイな状態を保てるように感じます。
しかし、実際には白い車でも汚れや傷は付いています。長く放置することで塗装は、くすみ、ツヤのないボディになります。
今回は、白い車へのボディコーティングの必要性、効果についてお伝えします。
目次
内藤
ディーラーでコーティングを勧められたのですが、白は汚れが目立たないと断ったらしいです。
軽トラマニア小泉
内藤
でも、よく見ると親戚の人が言ったように、あまり汚れが付着していないようにも見えるのですが、それはなんでなんでしょう。
軽トラマニア小泉
内藤
やっぱり親戚の人が言った通りなのでしょうか。
軽トラマニア小泉
白いボディカラーは国内で1,2を争う人気色で、街を見れば白いボディカラーの車を見かけます。
白が人気の理由は、かつて安価な塗装であったことと、仮に傷を付けてもどこでも手に入りやすい塗料であること、そして一番無難な色であることが挙げられます。
社用車に白いボディカラーを企業が利用しているのも、そういう理由からです。
昔から白い色は汚れが目立たないと言われていますが、実際は異なります。雨が降ると、空気中のホコリや道路の汚れを雨水が吸収してボディに付着させるため、意外に雨の日の後は汚れが目立ちます。
しかし、水洗いすると簡単に落ちてしまい、その後は綺麗な状態にすぐに戻るように感じます。
ただ、時間と共に白いボディにもイオンデポジットは付着してツヤを失わせています。
その証拠に、街を走る白いボディの営業車は、新しいとピカピカできれいですが、長年使いこまれていると、見かけはキレイですがツヤが無いことがわかります。
そのツヤのない原因がイオンデポジットであることがほとんどです。
内藤
軽トラマニア小泉
つまり、雨が降った後などの汚れは簡単に落ちるけど、雨水や水道水がそのまま乾燥してしまうと、他のボディ色と同じようにイオンデポジットは付着する。
ただ、イオンデポジット汚れは白い汚れだから最初は気が付きにくい。
内藤
白いボディは、傷が目立たないことで知られていますが、目立たないというだけで他のボディカラー同様に入りやすいと言えます。
そもそも傷が見える理由は、塗装についた傷に光が乱反射して、そこに傷があることを認知します。
そのため、太陽の光の下で傷が見えても曇の日や屋根の下では傷が見えないといったことが多くあります。
上記を踏まえると白いボディは、光が傷に入っても反射がボディ色と同化して目がごまかされているからです。
つまり、太陽光の色は限りなく白に近いので、傷で乱反射した光は白色なので、目立ちにくくなってしまいます。
そのため、長く使用していると洗車傷などが無数についてボディは次第に光沢を失います。
また、少し深い傷になると、そこに汚れが入り込み、線傷を浮かび上がらせる場合もあります。
内藤
つまり、最初の解説のイオンデポジットと細かい傷でツヤが無くなるということですね。
軽トラマニア小泉
ただ、時間と共に傷が付着していることも、傷の中に入った汚れでわかるようになってくる。
その例として、ドアハンドル部分を見ると、白い車はグレーのような細かい線傷が付く。でも濃色車は白く傷が付くよね。
内藤
軽トラマニア小泉
これが白いボディが古くなったときの特徴かな。
内藤
軽トラマニア小泉
白いクルマは汚れが目立ちます。洗車後と前比較。 pic.twitter.com/j8t9KI9aZd
— Takao Tamura (@tkaot) July 21, 2014
白いボディカラーに黒い筋汚れを見たことがあるでしょう。それは油分を含んだ水垢です。
主に、ワックスの油分や空気中の排気ガスなどの油分が汚れの成分で、黒い筋になることから白いボディで目立ちやすくなります。
このほか、水性の水垢もあります。
車にホコリやチリが溜まり、雨が降ると上から雨水が流れ落ちます。
この時に水が流れ落ちる雨樋(あまどい)のような溝が各所にありますが、そこにホコリやチリが溜まりやすくなります。
雨水が乾燥した後に残った汚れが水性の水垢です。
どちらも白いボディでは目立ちやすい汚れですが、主に黒い筋汚れの油性の水垢が目立つでしょう。
内藤
軽トラマニア小泉
でも、白い車だから油性の黒い水垢は凄く目立つ。
内藤
軽トラマニア小泉
車の汚れでドライバーを悩ませるのが、黄砂と花粉ですが、白いボディは汚れを目立たせるので、他のボディカラーに比べて黄砂や花粉が目立ちやすいと言えます。
白は、清楚な色なので他の色が混じるとすぐにその部分が目立ってしまいます。そのため、黄砂や花粉が少しでも付着すると、黄色い粉のような状態に見えます。
また、アスファルトを走行するとピッチ・タールが付着しますが、黒い汚れなので白いボディに付着するとかなり目立ちます。
内藤
軽トラマニア小泉
内藤
軽トラマニア小泉
例えば、コピー用紙に少しでも色が付くと目立つよね。
白い色は、意外に汚れが付くと目立ちやすい。だから、汚れが目立たないということはない。
内藤
軽トラマニア小泉
白いボディをいつまでもキレイな状態に保ちたい場合は、汚れたら出来るだけ早くキレイにする事と細かい傷が付いたらこまめに傷を取ることです。
汚れは、最初は洗車で簡単に落ちますが、次第にこびりついて落ちにくくなります。
また、汚れには泥汚れのほかにピッチタールや鉄粉もあり、白いボディに鉄粉が付着して放置すると、まるでサビた車のようになります。
汚れの付着は、塗装面を荒らす可能性もあり、汚れの成分によっては塗膜を陥没させる恐れもあるので、汚れたら出来るだけ早く洗い流しましょう。
白いボディは、汚れや小傷で次第にツヤが無くなります。しかし、塗装を一皮むくことで、新車のようなツヤも戻ってきます。
最近の塗装はトップコートにクリア塗装をしている車が多くなったため、耐スリ傷性能も上がっています。
とは言っても、全く傷が付かないわけではなく、クリア層に細かい傷が入ります。
また、イオンデポジットの付着もあるでしょう。
これらの汚れや傷はボディ表面をくもらせ、ツヤをなくしてしまいますが、コンパウンドで磨くことでキレイになります。
コンパウンドで磨く場合、細目から使用して極細目程度で細目の磨き傷を消してあげるときれいな白いボディが蘇ります。
また、白はポリッシャーで磨いてもバフ目が目立ちにくいので、意外に初めてでもキレイに磨けたように感じるので、DIYでも磨きやすい色と言えるでしょう。
内藤
軽トラマニア小泉
磨いたらギラギラとしてしまうやつだけど、主に黒系の濃色車で発生するというか、目で見える。
でも白い色は、光が乱反射しても白い色がまた反射してしまうから、傷が目立たない。
白い塗装は紫外線の影響を受けにくいと言われますが、実際はそんなことは無く、長期間青空駐車で紫外線を浴び続けると、次第に黄色く変色します。
一般的に、色あせしやすい色は、赤系と黒系と言われており、次第にクリア層が白ボケして剥げてしまいます。
しかし、白も紫外線で次第に樹脂が破壊されてしまいます。
変色した白い塗装は、磨いても元に戻すのは難しく、再塗装するしか方法がありません。
また、汚れを付着させた状態は、さらに汚れと紫外線のダブルパンチで、塗装の劣化を促進させるため、出来るだけ汚れを早く落とし、紫外線に当てないようにするしかありません。
しかし、紫外線から守るには、屋根付き保管しかありませんが、青空駐車の場合はそうはいきません。
そこで、UVカット効果があるワックスが古くから利用されてきました。
内藤
そういえばコーティングにはUVカット効果があると聞きましたがどうなのでしょうか。
軽トラマニア小泉
内藤
軽トラマニア小泉
ただ、白はもともと紫外線には強いから、汚れを放置して紫外線に当てない限りそれほど心配することは無いけどね。
内藤
内藤
そこで、コーティングすることでのメリットを詳しく知りたいのですが。
軽トラマニア小泉
コーティングの効果でよく言われることは、汚れや傷の付着が抑えられ、いつまでもキレイなボディを保てます。
もちろん、白色のボディカラーも例外ではなく、コーティングすることで新車の輝きを守れます。
コーティングには、ポリマーコティング、フッ素コーティング、ガラス系コーティング、ガラスコーティングなど、様々なコーティングの種類があり、それぞれ車の塗装を守る効果があります。
しかし、効果の持続性や耐スリ傷性能、防汚性は商品の特性で大きく異なり、一般的にガラスコーティングが防汚性、耐スリ傷性、そして持続性が一番良いと言われています。
ガラスコーティングは、被膜が硬く鉛筆硬度で7H以上の商品が多くあるので、傷が付きにくいため白いボディを洗車傷から守れます。
しかし、多くのガラスコーティングは無機質であるため、イオンデポジットのような無機汚れの付着が多くなるため、トップコートを施工してイオンデポジットの付着から守っています。
車の様々な汚れはガラスコーティングで防げるのか?イオンデポジット(水アカ、スケール汚れ)などの無機汚れと有機汚れについて解説
しかし、2度手間となるトップコートの施工は、DIYでは難しいのでプロ用がほとんどですが、日本ライティングではこのようなデメリットをなくしたハイブリッドコーティングのゼウスクリアを用意しています。
ゼウスクリアなら、有機汚れと無機汚れからボディを守り、しかも鉛筆硬度も高い被膜なので耐スリ傷性能も高いため、いつまでも白いボディをキレイに保てます。
コーティングすると、洗車が楽になるといわれますが、その理由は汚れがボディに固着せずに簡単に洗い流せるからです。
白い車も同じく、コーティング後は、水洗いで汚れを流すことが可能です。
汚れの付着には、
に分けられますが、ガラスコーティングを施工すると、すべての汚れに対して簡単に洗い落とせるようになります。
それは、ガラスコーティングすることで、表面の吸着するエネルギーを抑えています。
これは表面自由エネルギーとよばれる、物理エネルギーが関係しており、通常の個体表面は物質を吸着させて安定しようとしており、そのため、汚れが吸着しやすくなります。
そこで、表面自由エネルギーの小さいガラスコーティングを施工することで、表面に汚れが付着しにくくなります。
内藤
軽トラマニア小泉
例えば接着剤を使用する時は、表面をキレイにしてから接着剤を塗布しろと説明書にあるよね。
それは、物体が表面自由エネルギーにより汚れを吸着して安定しているから、その上に接着剤を塗っても吸着できないということ。
つまり、キレイにしてあげることで、吸着エネルギーが高くなって、接着が上手くいくという事なんだ。
内藤
だから、コーティング施工前の汚れを落とさないとだめなんですね。
新車のうちに、ガラスコーティングを施工すると、白の車も汚れや洗車傷などから守られ、いつまでもキレイな状態を保てることから、リセールバリューが高くなります。
車はいつか乗り換える時がやってきますが、その時に下取りや買取りを利用することでしょう。
主に買取り査定では、年式や走行距離のほかに車の状態を査定しますから、ボディがキレイな状態を保っていると、査定でかなり有利に働きます。
また、査定士は第一印象を大切にします。車を見た時にピカピカであると展示場映えすると考え、査定にプラスに働きます。
査定では小傷や水垢汚れもマイナス査定になります。
磨きが必要な場合はマイナス査定が取られて減額されてしまいますが、ガラスコーティングできれいな状態を保っていれば、磨きなど必要が無いのでマイナス査定を取られる心配がありません。
内藤
軽トラマニア小泉
中古車としての商品価値を高めるために磨きが必要と判断されるとマイナスになる。
だからガラスコーティングは次に乗り替えを考えていて、買取りに出す場合も有効だよ。
内藤
軽トラマニア小泉
もちろん、ディーラーオプションで施工しても、購入後に業者で施工してもいい。
でも、白は他の色に比べて簡単だからDIYでもできるよ。その方法を解説するよ。
新車は、ほとんど汚れも傷もないので、どのカラーでもガラスコーティングの下地作業は簡単ですから、DIYでも失敗することはほとんどありません。
また、汚れていても納車前にディーラーでキレイにするので、ピカピカの状態で納車されるため、下地処理なしでもほぼ問題ありません。
白い車の場合、新車納車後に下地処理するとすれば、納車するために搬送する間の汚れ落としのみでよいでしょう。
自走で納車された場合は、車の下部にピッチ・タールの付着が無ければ通常洗車のみで問題ありません。
新車なので、イオンデポジットや水垢の付着はほぼないといえますから、シャンプー洗車するだけで問題ないでしょう。
ただし、シャンプー洗車は、ノーワックスタイプを使用しましょう。ガラスコーティングを施工する場合、ワックス成分は密着を悪くするのでシャンプー選びは中性洗剤を選びましょう。
新車はピカピカの状態で納車されます。
通常納車前に洗車をしますが、その時にワックスINシャンプーや簡易スプレーワックスなどで艶出しをしている場合もあるので、脱脂作業は入念に行います。
重要なのはボディ表面に付着した油分を取り除くことです。
脱脂剤をケチることなく、かなり多めに使用してウェスは常にキレイな面を出して拭き取りするようにしましょう。
汚れたウェスで拭き取ると、せっかく脱脂剤を塗布しても他の汚れを付着させ、ガラスコーティングの密着が悪くなるので注意します。
内藤
軽トラマニア小泉
あと、納車前にワックス系を使用しないで欲しいと伝えてもいいかな。
でも必ず脱脂は必要。どんな状況でも油分の付着があるからね。
ガラスコーティングを施工する場合、コーティング剤の塗布で失敗します。
商品によって乾燥する速度や拭き取るタイミングが異なりますが、基本的に一度に広い範囲に塗布するのではなく、ブロックに分けて塗布すると失敗がありません。
特に白いボディは、液体のガラスコーティングを塗布しても、光の加減で塗布した部分と未施工部分の境目がわからなくなる場合が多いため、必ずブロック分けして塗布します。
パネルごとで塗布を繰り返しますが、必ずパネルも4等分程度に分けて塗布しましょう。そうすることで、塗り残しや拭き取り残しを抑えられ、キレイに施工できます。
内藤
軽トラマニア小泉
でもそれは間違い。ガラスコーティングしても雨が降れば汚れる。
ただ、汚れがすぐ落ちるという事だからね。そこで、定期的にメンテナンスするといつまでもキレイでいられる。
と言ってもそれほど難しいことじゃないから、そのことについて解説するよ。
ガラスコーティングを施工した後、その状態を長持ちさせるためには、定期的に汚れを落としてキレイな状態を保っていることが先決です。
ガラスコーティングすれば、キレイな状態を保てますが、汚れても水洗いですぐに元の輝きがもどります。これが日頃のメンテナンスです。
屋根付き車庫で保管している場合と、青空駐車とでは洗車の頻度は異なりますが、どちらも汚れたら洗うと決めておくとよいでしょう。
そして、水弾き性能が落ちてきたと感じたら、メーカーが用意するメンテナンス剤でコーティング表面を整えてあげます。そうすることでまた、施工直後のような水弾き性能が復活します。
内藤
軽トラマニア小泉
未施工車の洗車より楽だから洗車メンテナンスは簡単ということを覚えておくといいね。
白い車も汚れや小傷が付きますが白い色の特性上、あまり目立ちません。
しかし、時間が経つとツヤが失われ、新車当時の綺麗なボディからかけ離れた姿に代わってしまいます。
そこで、白いボディにもガラスコーティングをすることで、いつまでも艶があるキレイなボディを保てます。
しかも新車での施工は、傷や汚れの付着が殆どないので簡単に施工できますからDIYでも簡単です。
日本ライティングでは、DIYでも簡単施工できるコンプリートキットを用意しており、洗車用具さえあればすぐに施工できますから、初めての方でも簡単に本物のガラスコーティングを手に入れられるでしょう。