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ガラスコーティングとは?メリット・デメリットや施工の注意点を解説

ガラスコーティングとは?メリット・デメリットや施工の注意点を解説


愛車を傷や汚れから守る手法としてガラスコーティングがありますが、人によっては「ガラスコーティングをする意味はあるのか」と疑問に感じている方も少なくありません。

当記事では、ガラスコーティングとはどのような施工方法なのかという点や、実際に行うメリット・デメリット、施工の注意点などを解説します。DIY用のガラスコーティング剤「ゼウスクリア」の特徴や魅力についても紹介するので、セルフでのコーティングを検討している方は、ぜひチェックしてください。

目次

ガラスコーティングとは?

ガラスコーティングとは、ガラス成分のコーティング剤を塗布し、ボディの塗装面をガラス質の被膜で覆うコーティング方法です。

そもそも車のコーティングは、塗装面をキズ・酸化・汚れから守り、ボディの劣化を防止するためのメンテナンスです。

車の塗装は3~4層で行われていて、一番外側にはツヤ出しを目的としたクリア塗装がされています。コーティング剤はクリア塗装の上から塗布するため、クリア塗装やより下層の塗装を保護でき、クリア塗装による光沢も保つことが可能です。

さまざまな種類があるコーティングの中でも、硬い被膜を形成できるガラスコーティングは耐久性が高く、塗装の保護効果を長く維持できます。

コーティングの種類ごとにみたガラスコーティングとの違い

「ガラスコーティングは実際どうなのか」「ほかのコーティング方法と何が違うか」が気になる方は多いでしょう。

以下では、主なコーティングの種類を4つ挙げて、ガラスコーティングとの違いを説明します。

油脂系コーティングとの違い

油脂系コーティングとは、カルナバ蝋が原料のコーティング剤です。ボディ表面のツヤ出しに重点を置いたコーティング方法であり、「ワックス」「ワックスがけ」と呼ばれることもあります。

原料のカルナバ蝋は植物性の油脂で、優れたツヤと撥水性を持つ点が特徴です。低価格で入手しやすく、専門的な知識や工具がなくても自身で施工できるメリットがあります。

ただし、油脂系コーティングの目的はあくまでもツヤ出しであり、ガラスコーティングと比べてキズ・汚れを防ぐ効果は高くありません。

また、油脂であるため熱や紫外線に弱く、雨などで徐々にコーティング剤が流れ落ちる欠点もあります。コーティングとしてボディを長期的に保護する効果は期待できません。

樹脂系コーティングとの違い

樹脂系コーティングとは、シリコン樹脂・フッ素樹脂などの高分子化合物(ポリマー)を含んだコーティング剤です。「ポリマーコーティング」とも呼ばれます。

樹脂系コーティングは、コーティング剤に油分を多く含んでいて、高い光沢性・撥水性といった油脂系コーティングに近い性質を持っています。

くわえて、分子結合やイオン結合によって塗装面に密着して、コーティングが定着しやすい点もメリットです。簡単に施工できるため、自身で施工する場合のコーティング方法として多くの一般ユーザーが使用しています。

一方でガラスコーティングと比較すると、樹脂系コーティングで形成される被膜は柔らかく、塗装を傷から守る効果は高くありません。油脂系コーティングと同様に熱・紫外線に弱く、耐久性が低いデメリットもあります。

ガラス系コーティングとの違い

ガラス系コーティングとは、原料の一部にガラス成分が含まれたコーティング剤です。

ガラスコーティングと名前が似ているものの、ガラス系コーティングはガラス成分だけでなく、シリコン・フッ素などの有機成分も含んでいる点に違いがあります。対して、ガラスコーティングは原料の大部分がガラス成分です。

ガラス系コーティングは硬い被膜を形成でき、塗装面を傷や汚れから守れる点が特徴です。一般的に樹脂系コーティングよりも持続性がよく、コーティング効果が長持ちします。

ただし、持続性のよさはガラスコーティングほどではありません。ガラス系コーティングに含有されているガラス成分が少ないと、有機成分の特色がより強く現れて、熱や紫外線による劣化が早まる可能性もあるでしょう。

セラミックコーティングとの違い

セラミックコーティングとは、金属・窒化物・酸化物・炭素などの化合物を原料としたコーティング剤です。

セラミックコーティングは被膜の硬さが特徴で、ガラスコーティングよりも高い強度を持っています。重ね塗りによって被膜に十分な厚みを作れるため、日常使用で発生するさまざまな傷から塗装面を守ることが可能です。

また、セラミックコーティングはコーティングの耐久性も高く、一度硬化すると薬品では剥がれません。コーティングを剥がすには、コンパウンドで表面を磨くなどの物理的な方法が必要です。

デメリットとしては、セラミックコーティングの施工には高い技術が必要であり、1回あたりの施工費用はガラスコーティングの2倍近くになります。

ガラスコーティングをするメリット・デメリット

ガラスコーティングはほかの種類と比べて優れた点が多いコーティング方法です。一方でいくつかのデメリットもあるため、ガラスコーティングを検討する際はメリット・デメリットを押さえましょう。

以下では、ガラスコーティングをするメリット・デメリットを解説します。

ガラスコーティングのメリット

ガラスコーティングには、以下のメリットがあります。

●硬い被膜で傷を防げる
ガラスコーティングは原料の大部分がガラス成分であり、硬い被膜を形成します。被膜の硬さによって傷が付きにくく、きれいな塗装をキープすることが可能です。

●汚れが付着しにくく、洗車頻度を減らせる
ガラスコーティングをするとボディに汚れが付着しにくくなり、洗車の頻度を減らせます。

●熱・紫外線や薬品による劣化がしにくい
ガラスは熱・紫外線や薬品に強く、ガラスコーティングにも同様の特徴があります。駐車場所が屋外環境の場合も、コーティングの劣化を防ぎやすくなるでしょう。

コーティングの寿命が長い
ガラスコーティングの一般的な寿命は「3~5年程度」と言われていて、持続性が高いコーティングです。

ガラスコーティングのデメリット

ガラスコーティングのデメリットは、以下の3つです。

●施工コストが高い
ガラスコーティングは施工日数がかかるため、施工コストが高くなりやすい特徴があります。

●一部の汚れが付着しやすい
イオンデポジットなどに代表される、無機物由来の汚れが付着しやすい点がデメリットです。

●車両の使い方によっては傷が付く場合もある
ガラスコーティングは耐久性が高いものの、車両の使い方によっては傷が付く場合もあります。

また、塩素系薬品はガラスコーティングを溶かすおそれがあるため、メンテナンスで使用する洗剤・溶剤の成分には注意が必要です。

ガラスコーティングのメリット・デメリットについてより詳しく知りたい方は、以下のページもぜひ参考にしてください。

ガラスコーティングのメリットとデメリットとは?


ガラスコーティングはいらない?ユーザーが抱える誤解

車のガラスコーティングについては、「ガラスコーティングはいらない」「ほかのコーティングでも十分」と考える方がいます。中には、「ガラスコーティングは手入れが大変」のようにもっともらしい理由を挙げるケースもあるでしょう。

しかし、ガラスコーティングは手入れが大変というほどではなく、簡単な手入れだけでも光沢のあるボディを長期間維持できます。「ガラスコーティングはいらない」という考え方は、ガラスコーティングへの誤解が原因です。

以下では、ガラスコーティングについてユーザーが抱える主な誤解を5つ紹介します。

誤解1. ボディに鳥の糞が付着しても大丈夫と思っている

ガラスコーティングの施工後に、洗車不要と思っている人もいて、たまたまボディに鳥の糞が落ちてきても「ガラスコーティングがあるから大丈夫」と、そのまま長期間落とさずにいる人もいます。

これが、間違った認識です。

どのような汚れでも放置すると劣化スピードが加速し、コーティング効果が無くなります。なぜなら、ボディに付着した汚れが塗装面に悪影響を与えるからです。

鳥の糞は非常に強い酸性の消化液が含まれているので、そのまま放置していると硬いガラスコーティングも溶かしてしまいます。

誤解2. 雨が降ったあと放置しても問題ないと思っている

ガラスコーティングを施工していれば、雨が降っても汚れの付着は少なく済みます。しかし、その代わりに、そのまま放置してしまうと、雨水に含まれるミネラル分がガラスコーティング表面で白いシミを作り出します。

これがイオンデポジットです。

このイオンデポジットは、無機質汚れのミネラル成分と同じ無機質のガラスコーティングと結合しやすく、放っておくとイオンデポジットが取れなくなるばかりか、陥没して凹む可能性もあります。

これらの汚れは、ガラスコーティングによって塗装表面を守ることはできますが、放置し続けるとガラスコーティングを蝕んでガラスコーティングを突き抜けてやがて塗装表面を劣化させます。

このような状態では、ガラスコーティングのメリットは感じられず、むしろ放置した汚れを落とす手間が大変になります。

そのためガラスコーティングは、1度施工して終わりではなく数か月に一度、表面を整えてあげる必要があります。

洗車の度にメンテナンスする必要はありません。数か月に1回だけ、しかも商品によっては液体ワックスと同等、もしくはそれより簡単にメンテナンスが完了します。

ガラスコーティング後のメンテナンス方法


このことをご存知ない方が多いため、メンテナンスは面倒と感じてしまうのでしょう。

メンテナンスを定期的に行っていれば、汚れやダメージを受けたコーティング層を修復できるので、コーティングは長持ちします。

誤解3. ガラス系コーティングも同じ性能と思っている

ガラスコーティングをDIYで施工しようと、ネットショップやカー用品店で溶剤を購入して挑戦する人が近年増えてきました。

しかし、市販されているガラスコーティングには、ガラスコーティングとガラス系コーティングの2種類が売られており、一般に安価なガラスコーティングはガラス系コーティングです。

何が異なるのかというと、ガラス系コーティングは、ほとんどがシリコーン樹脂成分が主成分であり、無機物のガラスコーティングと根本的に成分が異なります。

ガラス系コーティングは有機化合物なので、本来のガラスコーティングの保護性能は見込めません。

そのため、効果が期待通りでなかったという人の多くは、ガラス系コーティングで施工した人がほとんどです。

このガラス系コーティングと、本当のガラスコーティングの見分け方は、ガラスコーティングは溶剤なので入れ物がガラス瓶であることが普通です。

しかし、ガラス系では樹脂の入れ物に入っていることがほとんどです。

ガラスコーティングとガラス系コーティングを比較した記事がありますので、ご参考になさってください。

ガラスコーティング剤とワックスとガラス系コーティング剤を比較


誤解4. コーティングするだけで綺麗になると思っている

料金の割に、期待通りに綺麗にならなかったという人も見られます。これは業者で施工した人、自分で施工した人にも見られます。

そもそもの考え方として「キレイ」という基準は、元の車の状態以上にはキレイになることはありません。

まず大前提に、これを理解しましょう。

艶が出るという触れこみを信じると、艶がすごくなると思う人も多いでしょう。しかし、ガラスコーティングは、塗装表面をガラスの被膜で覆うことですから、塗装表面の艶以上に艶が出ることはありません。

例えば、スマートフォンにキズ防止の保護フィルムを貼ったことはありますでしょうか。

おそらくフィルムを貼るときに汚れや埃が付着していない状態まで綺麗にしてから貼り付けたと思います。

もし、汚れや埃を取り除かずに保護フィルムで閉じ込めた場合、見た目は綺麗になるのでしょうか。

間違いなく見た目は悪くなります。いくら保護フィルムを綺麗に貼れたとしても、元のスマホの画面が汚れていれば、保護フィルムを貼り付けた後と前では見た目(艶)はほとんど変わらないはずです。

ガラスコーティングは、保護フィルムのようなものです。キズが付きにくく汚れを守れますが、コーティングの下をそのまま透過させているだけで艶を増幅しません。

艶を出すためには、鏡面磨きと呼ばれる下地処理が必須となります。この下地処理には大きく分けて2種類あります。

1つは、塗装表面に付着した細かいキズの除去です。

このキズは塗装表面をくもらせて艶を無くしている原因なので、この細かいキズを取り除くことで艶のあるボディを手に入れられます。

もう1つは、ショーカーなどのように非常に艶のあるボディを作り出す方法です。塗装表面は、新車の状態でも細かいみかんの表皮のような凸凹があります。この凸凹を全て取り去る磨きを行うと、ショーカーのような非常に艶のあるボディを手に入れることができます。

このようにコーティングをする前の下地処理が艶を出すためには重要になります。

下地処理についてはこちらの記事に詳しく書いておりますので、ご確認ください。

ガラスコーティングの下地処理の必要性と方法を解説


誤解5. ワックスのほうが使いやすいと思っている

ワックスのほうが使いやすいという人も中には見られます。

最近の液体ワックスなら、濡れたまま施工ができる便利な商品も多数あり、しかも汚れまで落とせるため重宝して使っている方も多いでしょう。

施工性に優れた液体ワックスですが、その反面効果はそう長続きしません。

特に安価な商品は洗車の度に施工する手間が発生するため長期的に考えると手間が多くなります。

一方、長続きするワックスの代表として固形ワックスがあります。艶も素晴らしく持続期間も1~2か月とかなり優秀です。しかし、固形ワックスの問題点は施工です。

洗車して、水分を拭き取り、ワックスをかけて、そして拭き取る。これだけで4工程の作業が必要になっています。

車の大きさによっては、洗車してワックスがけが終了するまで2時間以上かかるなんてことも少なくありません。

固形ワックスはかなりの労力が必要なのです。もう少し具体的に施工について解説してみます。

ワックスがけの車は、昔からワックスの吹き残しがあると、そこに汚れが溜まり、逆にみすぼらしく見えます。特にエンブレム周りのワックスがけは、丁寧に拭き上げなければ見た目が悪くなってきます。

そしてワックスは、劣化したワックスの上にワックスを積み重ねている状態なので、汚れを閉じ込めているに過ぎません。

例えば、外壁や門柱などをDIYで塗装する場合、古い塗装や汚れは綺麗に落としてから塗装をします。もし、そのまま塗装すると汚れや古い塗装を閉じ込め、見映えも悪く剥がれてしまうでしょう。

これと同じように、ワックスの油分を落とさずに重ね塗りし続けることは、汚れを閉じ込めて一見、見た目を良くしているだけにすぎません。

その反面コーティングは、下地処理をキレイにして塗装表面の本来の光沢を出してからコーティングで閉じ込めます。そのため、いつまでも美しい塗膜を維持できるのです。

ガラスコーティングは施工に時間はかかりますが、一度完了すれば水洗いだけで汚れが落ち、しかも光沢も撥水性能も数年失われません(数ヶ月に1回のメンテナンスが必要)

ガラスコーティングが必要な理由とは?本来の目的を確認しよう

ガラスコーティングがなぜ必要なのかは、コーティングの本来の目的とガラスコーティングの特徴を調べると理解できます。

ガラスコーティングをするべきか悩んでいる方のために、ガラスコーティングが必要な理由を3つに分けて解説します。

傷や塗装の剥離から車を守れる

コーティングする目的の1つは、「傷や塗装の剥離から車を守る」ことです。

車は使用しているうちに小さな傷が付き、太陽光・雨滴などによる経年劣化で塗装の剥離も起こります。ボディにコーティングをしなければ、きれいな塗装面をキープできません。塗装面の剥離は、ボディ自体の劣化にもつながります。

ガラスコーティングは、さまざまな種類があるコーティングの中でも特に硬い被膜を形成でき、塗装面をしっかりと覆える点が魅力です。硬い被膜によって日常使用での小さな傷から塗装面を守り、塗装の剥離も防げます。

また、ガラスコーティングは熱・紫外線や強く、水で流れ落ちることもないため、太陽光・雨滴などによる経年劣化も防ぎやすいコーティング方法です。高い耐久性で、傷や塗装の剥離からボディを守る効果が長続きします。

洗車時に汚れを落ちやすくできる

コーティングする目的の2つ目は、「ボディの汚れを落ちやすくする」ことです。コーティングしたボディは汚れや水を弾いて、日常使用でのホコリ・汚れや水滴などが付着しにくく、洗車時に汚れを落ちやすくできます。

洗車時を考えたときにガラスコーティングが必要な理由は、ガラスコーティングは有機物汚れを寄せ付けないためです。

有機物汚れとは、花粉・煤煙・鳥の糞・虫の死骸といった生物由来である有機物の汚れを指します。油脂系コーティング・樹脂系コーティングといった有機系コーティングは有機物汚れと馴染みやすく、洗車時に有機物汚れがなかなか落とせません。

ガラスコーティングは、無機物のガラス成分を原料とした無機系コーティングであるため、有機物汚れがコーティングに馴染みません。有機物汚れが固着しにくく、洗車時にも簡単に汚れを落とせます。

愛車の見栄えを向上させられる

車をコーティングする目的には、「愛車の見栄えを向上させられる」ことも挙げられます。

車は大切な財産であり、思い入れがある愛車を大切に使いたいと考える方は多いでしょう。コーティングをすれば愛車の光沢を維持できて、気持ちよく街乗りやドライブを楽しめます。

また、車を買取や下取りに出す場合にも、愛車の見栄えは重要なポイントです。愛車に傷・汚れ・塗装の剥離がない状態だと、「大切に使用されている」と見なされて査定額アップが期待できます。

ガラスコーティングは、傷・汚れ・塗装の剥離から車を守れるため、愛車の見栄えを向上させられるコーティング方法です。愛車を大切に長く使用したい方は、ガラスコーティングが向いていると言えるでしょう。

ガラスコーティングを自身で施工するならゼウスクリアがおすすめ!

ガラスコーティングはコーティングの目的を高い水準で満たせるものの、「プロに依頼すると費用が高い」「無機物汚れが付着しやすい」などのデメリットもあります。

しかし、DIY用のガラスコーティング剤「ゼウスクリア」であれば。自身でガラスコーティングの施工ができて、無機物汚れへの対策も可能です。

ガラスコーティング剤の中でも、ゼウスクリアをおすすめする理由を3つ紹介します。

安価でプロ並の仕上がりが期待できる

ガラスコーティングをディーラーや専門店で依頼すると、コーティング剤の費用だけでなく技術料や設備費・事務手数料などがかかるため高額になります。参考として、ガラスコーティングをプロに依頼した場合の費用相場は「10~15万円」です。

ゼウスクリアであれば自身で施工できるため、ガラスコーティングの施工費用を節約できます。ゼウスクリアの価格は1万円程度と安価で、ECサイトやオンラインショップで簡単に購入できる点も魅力です。

ゼウスクリアを使って説明書通りにコーティングすると、プロ並の仕上がりが期待できます。コーティング面に輝きあるツヤと高い撥水効果が生まれ、定期的なメンテナンスをすることで施工後もガラスコーティングの効果を長く維持できるでしょう。

イオンデポジットが付着しにくい

ゼウスクリアには、一般的なガラスコーティングと比較してイオンデポジットが付着しにくいメリットがあります。

そもそもイオンデポジットとは、雨滴や洗車時にかけた水道水などが蒸発し、水分中の不純物がボディに残ってできた白い輪ジミのことです。イオンデポジットにはナトリウム・塩素・カルシウムなどの無機物が含まれていて、同じ無機物であるガラスコーティングに付着すると簡単には除去できなくなります。

ゼウスクリアにイオンデポジットが付着しにくい理由は、ゼウスクリアが有機系と無機系のハイブリッドであるためです。

ゼウスクリアを施工すると上部に有機の層、下部に無機の層が形成されます。上部にある有機の層がイオンデポジットの付着を防ぐ仕組みにより、高い硬度を持ちながら、イオンデポジットが付着しにくいガラスコーティングを実現しています。

自身で施工する場合もムラが起きにくい

ガラスコーティングは一般的に施工が難しく、ボディにムラなくコーティングするにはプロに依頼する必要がありました。ゼウスクリアは初めての人でも簡単に施工ができ、さらにムラが起きにくい点が魅力です。

ゼウスクリアがムラなくコーティングしやすい理由としては「表面硬化が速い」ことが挙げられます。

表面硬化とは、施工したコーティング剤の表面が硬化した状態です。表面硬化が完了していれば撥水効果が生まれ、水濡れしても大丈夫な状態となります。

一般的なガラスコーティングで表面硬化にかかる時間は、施工後12~24時間程度です。表面硬化が完了していない状態で水濡れすると、イオンデポジットといった汚れが付着してムラにつながるため、表面硬化の速さは重要と言えます。

ゼウスクリアの表面硬化にかかる時間は、施工後3時間程度です。表面硬化が速いことにより、ゼウスクリアはコーティングのムラを防げます。

ガラスコーティングを自身で施工する場合の注意点

ガラスコーティングを自身で施工する場合は、下記の注意点を押さえましょう。

・晴れもしくは曇りの日の朝から作業を開始する
コーティングの施工は水気を避ける必要があるため、晴れもしくは曇りの日を選びます。ただし、気温が高い日は避けてください。

また、施工作業はいくつかの段階があり、完了するまで8時間程度かかります。作業がなるべく夜までに終わるよう、朝から作業を開始することがおすすめです。

・下地処理を丁寧に行う
コーティングをムラなくきれいに行うには、塗装面の汚れを落とす下地処理が重要です。下地処理を丁寧に行うとガラスコーティングの密着性が高くなり、光沢のあるボディを長く維持しやすくなります。

・洗車には水道水を使う
家庭によっては井戸水から取水しているケースがあるものの、洗車には水道水を使ってください。井戸水にはミネラルが多く含まれていて、洗車に使用するとボディにイオンデポジットが付着します。

・施工直後は水で濡らさない
ガラスコーティングの施工直後は水で濡らさないようにしましょう。施工直後はコーティングの表面硬化が始まっておらず、水に濡れるとコーティングの密着性低下やムラの発生といった影響が出ます。

説明書の手順を守り、注意点も押さえて作業を進めると施工の失敗を防げます。

自身での施工はゼウスクリアがおすすめです。ゼウスクリアは表面硬化にかかる時間が3時間程度と短く、ムラなくきれいにコーティングができます。

ガラスコーティングの必要性に関するよくある質問

ここまで、ガラスコーティングの概要やメリット・デメリット、ありがちな誤解、施工時の注意点などを紹介しました。しかし、みなさんの中にはまだ疑問が残っている方もいるのではないでしょうか。

そこでここからは、ガラスコーティングに関するよくある質問をいくつか紹介します。

Q1. ガラスコーティングやワックスは冬の前の施工?それとも後?

Q:冬にフレッシュキーパーを施工してもらうつもりです。今までは年1でクリスタルキーパーを施工してもらっていました。基本的に年1回施工してもらっていますが、毎年冬に施工してもらっています。

雪がそこそこ降る地域に住んでいるのですが、雪のシーズンが終わってから施工する方がいいか、前に施工する方がいいかどちらでしょうか。

施工する車は雪の季節はほとんど運転せず、青空駐車です。雪や天気をみてバッテリーが上がらない程度に週〜2週に1回動かすくらいです。カーコーティングに詳しい方、教えてください。

冬は人や車にとっても過酷な条件下に置かれます。その主たるものが、厳しい寒さと雪でしょう。雪が降ると車に積もります。車を使用する際は、積もった雪を降ろす必要があり、手間であると同時にボディに傷が付かないように気を遣う必要があります。

さらに、雪道を安全に走行するためには、道路の凍結問題を解決する必要があり、各地方自治体などは、融雪剤を散布して安全に走行できるようにしています。この雪下ろし作業と融雪剤がボディに影響を与えます。

雪下ろしによる塗膜に2次的な傷の発生、融雪剤などの汚れが塗膜に悪影響を及ぼす恐れがあるため、コーティングやワックスが有効です。コーティングは、融雪剤により傷んでしまうことはほとんど考えられません。融雪剤の成分は、食塩と同じ塩化ナトリウムなので同じ塩と考えてよいですが、食塩は人が口にできるように不純物を除去した安全性が確保された塩です。

しかし融雪剤は、同じ塩でも不純物が含まれるので食用には危険です。つまり、食塩なのでガラス被膜であるガラスコーティングを攻撃することはありません。ただし、塩である塩化カルシウムや塩化ナトリウムなどの融雪剤は無機質です。ガラス被膜上で乾燥して白くなると、同じ無機質のガラスコーティングに固着して落ちにくくなる恐れもあります。

詳しくは下記記事をご確認ください。

ガラスコーティングやワックスは冬の前の施工?それとも後?【コーティングQ&A】


Q2. 幌にコーティングは必要?

Q:新車でロードスターを買いました。幌の撥水性ってどのくらい続きますか?また、幌もコーティングするとしたらどの様なものを選べば良いですか?

幌は新車のうちは、撥水していますが、次第に撥水しなくなります。これは新車で撥水加工しているわけでなく、表皮の繊維が立っているからです。それが次第に馴染んで寝てくるので撥水しなくなります。

しかし、幌は表皮と裏地の間にラバー層があるので、濡れて「ベター」としても雨漏りしませんから、撥水しなくても心配いりません。ただし、開閉を多くするなど、劣化が進むと割れが起きて雨漏りします。

では、幌を長持ちさせるにはどのような手入れが良いのかと言うと、一つは開閉を出来るだけさせない事です。

オープンカーなのに幌の開閉をさせないというのは、あまりにも理不尽ですが、幌の傷む原因は開閉による幌へのストレスの蓄積です。これにより、幌は傷んで最終的に穴があきます。

幌内の骨組みが幌を動かしているので避けようがありません。

あとは、汚れなどの付着により幌が劣化するので、コーティング施工をして幌を保護すると良いでしょう。

ただし幌は柔軟性が大切です。撥水剤や幌用ワックスなどがありますが、使いすぎると幌が逆に硬くなり、作動させたときに幌が割れることも少なくありませんから、コーティング選びは幌に使用できる商品を選ぶようにします。

幌のコーティングには、主に衣類の防水加工のフッ素コーティングを連想する方も多いでしょう。しかしその効果は持って3か月程度です。そこで幌にも使用できるガラスコーティングがおすすめです。

詳しくは下記記事をご確認ください。

幌にコーティングは必要?幌の耐久性に求められることとは【コーティングQ&A】


Q3. 月1回の洗車機とガラスコーティング施工どちらがおすすめ?

Q:新車を購入予定ですが、ガラスコーティングも何もしないで月1で洗車機に突っ込んでも良いのでしょうか?また、長く乗り潰したいのですが、コーティングしないで洗車機に入れると塗装が剥がれて錆びますか?

今後のメンテナンスを洗車機で定期的に洗うのかガラスコーティング施工するのか、迷っています。皆さんはどちらをされていますか。

新車購入後、月1回ペースで洗車機に入れても基本的には問題ありません。もちろん、ガラスコーティングをしなくても特に車の機能に問題が出るようなことは無いでしょう。

ただし、洗車機というのは、洗い残しも発生するほか、しつこい油汚れや水垢は落ちません。

また、洗車機は設置する業者にもよりますが、使用する水が水道水ではなく工業用水や井戸水を使用することも多く、洗車機を使用しすぎると白い水ジミと呼ばれるイオンデポジットが車全体に付着することもあります。

このほか、洗車機は昔に比べて傷は付きにくくなりましたが、洗う車が酷く汚れている場合は、事前に水をかけて汚れを落としておかないと、車に付着している汚れの微粒子によって傷を付ける恐れがあるでしょう。

このように、新車購入後に洗車機を使用してもよいですが、落ちない汚れが蓄積されるほか、傷も付く恐れがあることを理解しなければならないでしょう。

しかし洗車機を利用したい方は、洗車に時間を取られたくない方が殆どです。そこで、そのような方にこそガラスコーティングをお勧めします。

ガラスコーティングは、防汚性に優れており、汚れの付着を遠ざけるほか、汚れが付着しても水洗いで簡単にキレイにできます。

もちろん、拭き上げ作業は必要ですが、ガラスコーティング未施工車に比べて拭き上げ作業は簡単であり、何よりも水弾き性能が素晴らしいので、拭き上げる水滴が少ないのも魅力です。

詳しくは下記記事をご確認ください。

新車購入した後のメンテナンスは、 月に一回洗車機で洗うのとガラスコーティング施工どちらがおすすめですか【コーティングQ&A】


Q4. 軽自動車のガラスコーティングはDIYのほうがおすすめ?

Q:軽自動車にガラスコーティングを検討していますが、相場はどのくらいでしょうか。また、コンパクトなのでDIYの方がおすすめですか。

軽自動車は、コンパクトボディなので大型ミニバンに比べれば楽に洗車が可能です。ということは、ガラスコーティングも普通車に比べると楽にできます。

とはいっても、最近の軽自動車には面積が大きな車もあります。特に背が高い軽自動車はルーフの洗車に苦労すると思います。

普段の洗車で手間と感じる部分はコーティングでも同じように手間になるので、自分でガラスコーティング施工を考えるなら、普段洗車がしやすいのかよく考えてからチャレンジしたほうが良いと言えます。

仮に、新車で購入して納車から間もない状態であれば、軽自動車へのガラスコーティングはかなり楽にできるはずです。

新車ではほとんど汚れはなく、鉄粉も使用車に比べれば少ないことが殆どです。

そのため、洗車道具も最低限用意すれば事足りるほか、汚れ取りにそれほど苦労することはないのでコーティング剤を購入すればすぐに施工ができます

詳しくは下記記事をご確認ください。

軽自動車のガラスコーティングの相場は?DIYのほうがお得?【コーティングQ&A】


ガラスコーティングしない方がいいのまとめ

ガラスコーティングの目的は塗装を守ることと、ツヤを長持ちさせ汚れを寄せ付けずに手入れが簡単になることです。

しかし、今までのガラスコーティング剤は、プロが施工すれば綺麗にできますが、一般には難しい商品がほとんどでした。

ゼウスクリアをつかえば、一般の人も使いやすく手軽に施工ができるほか、ガラスコーティングのウイークポイントであった雨ジミなどの付着を完璧ではありませんが、ある程度抑えることができます。

ガラスコーティングの必要はないと感じていた人も、一度ゼウスクリアでガラスコーティングの素晴らしさを体感すると、今までのガラスコーティングのイメージがガラリと変わることでしょう。

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