青空駐車こそガラスコーティングがおすすめというのは本当！？

こんにちは。
ガラスコーティング剤の独自ブランド(ゼウスクリア)を展開する日本ライティングの内藤です。

青空駐車は、本当にコーティングが不要なのでしょうか。いらないのでしょうか。日本では、多くの車が青空駐車であり、車は常に汚れ・風雨にさらされているのではないでしょうか。

今流行っているコーティングは車のボディを守れるのか？車を綺麗な状態に保つ方法として最適なのか。この記事では、青空駐車のコーティングについて詳しく解説していきます。

青空駐車が車に与える影響

青空駐車は汚れの付着が激しい

青空駐車は、車に雨やホコリが無制限に付くため、ボディは悪影響を受けています。

もちろん、日進月歩で塗装の性能は向上して雨やホコリによる劣化は少なくなりましたが、酸性雨や花粉や煤煙、そして黄砂などがボディに付着して長く放置すると、塗装表面はツヤがなくなり、雨ジミなどが付着します。

もちろん、汚れたら洗車すれば良いと考える方も多いでしょう。しかし、汚れは次第に通常の洗車では落ちない水垢に変化していきます。

加えて、鉄粉なども付着して気が付くと錆色の斑点が多数発生していることも少なくありません。

また、鳥の糞も避けることはできないでしょう。近くに電線でもあると鳥の糞は毎日のように降り注ぎ、塗装にダメージを与えます。

青空駐車は紫外線の影響を受けやすい

紫外線は日焼けの原因でもあり、酷くなると皮膚がんにもなります。そのため、環境省が紫外線による健康被害について警鐘を鳴らしています。

紫外線は太陽光の一つであり、大きなエネルギーを持っています。車の塗装だけでなく建築された建物の外壁も破壊して色が変わります。

車は見た目の美しさが重要なため、塗料の改良が重ねられ、紫外線に強いUVカット剤が配合され劣化対策をしていますが、浴びすぎると劣化が起きてしまいます。

とくに紫外線により劣化が激しい色は黒系と赤系と言われています。その理由は、黒系は熱を吸収しやすいので塗装表面が熱くなり変色などが起きます。

また赤系は、色の構造上結合が弱く、強い紫外線のエネルギーにより結合が破壊されて色あせが起きます。

例えば、郵便局の赤い車は古くなると色あせしていますし、道路標識の赤い部分も色あせが進んでいます。

このように、紫外線は塗膜を破壊しているので青空駐車を続けていると次第に新車時と異なる色に変化してしまいます。

ガラスコーティングにはUVカット効果はある？紫外線対策されたコーティング剤とは

青空駐車は傷が付きやすい

青空駐車で危険なことは、傷が付きやすいことでしょう。風が強い日には砂埃が舞い上げられ、車に細かい砂が打ち付けられます。

すると走行していないのに細かい傷が付着してしまうでしょう。

また、ホコリが付いた状態でボディを乾拭きすると無数に細かい傷が付いていてしまいます。

もちろん、ホコリはキレイに取れるので洗車せずに済んだように感じますが、このような手抜き洗車はボディを傷めてしまいます。

しかし、青空駐車を続けていると、ついつい拭き掃除をしたくなってしまうものです。

乾拭きではなく濡らしたマクロファイバークロスで拭き掃除する方もいますが、これも傷を付けている原因です。

青空駐車の悪影響から新車を守る方法

カーワックスでボディを保護する

古くからボディを保護するアイテムにカーワックスがあります。

カーワックスの特徴は、水を弾きキレイな艶をボディに与えて保護します。また、汚れを落とす成分が含まれる商品もあります。

ワックスには様々な種類があり、固形、半固形、ハンネリ、液体などがありますが、どれもツヤと撥水性能がありボディをある程度保護できます。

特徴は、ワックスの薄い被膜をボディに作り、汚れの付着や紫外線から守ることでき、マメに使用することでボディはツヤがあるキレイな状態が保てます。

加えて、細かい洗車傷などはワックス成分が傷に埋まるので、目立たなくする作用もあり非常に重宝するアイテムと言えるでしょう。

ワックス被膜は柔らかいので傷対策にならないと思う方もいますが、ツルツルのボディは傷防止にも役に立ちます。

というのも傷の出来るプロセスは、摩擦が関係しており引ずるときに出来る抵抗が傷を発生させます。

そのためワックスのツルツル滑る状態が残っていると傷は付きにくい状態と言えます。

ただしその効果はそれほど長く続かないので、ワックスをかけた後数日程度なら耐スリ傷性能はありますが、次第に表面のすべすべ感は無くなり引っかかるようになるため傷ができます。

デメリットとしては、持続期間が短いです。ワックスは油脂状の物質ですが、それほど高くない温度で溶けてしまいます。そのため、暑い夏の日や雨が続くと早く落ちてしまいます。

※通常固形ワックスなら1カ月から2カ月持続するところが、1カ月も経たずに水弾きが悪くなる場合も環境によってあるでしょう。

このように、ワックスは防汚性、UVカット性能がありますが、持続期間が短いことから青空駐車の場合はこまめなワックス塗布が必要です。

コーティングとワックスの違い｜両者のメリット・デメリットも解説

簡易コーティングでボディを保護する

最近は、簡易コーティングを使用される方が増えました。

防汚性、水弾き性、耐スリ傷性に優れたことを様々な商品が売りにしており、カー用品売り場に行くと商品選びに迷ってしまうことが多いでしょう。

簡易コーティングが人気なのは、本格的に下地処理をしなくても簡単にコーティングできることにあるでしょう。

しかも値段も安く作業性が良いことから女性にも人気となっています。

簡易コーティングには、ポリマーコーティングのほかガラス系コーティングがあり、かつてはプロに施工を依頼しなければ出来なかったコーティングが自分で可能となっています。

青空駐車の車に対しての効果は、ワックスより長続きし、汚れから長く守れますが光沢はワックスには一歩及びません。

そこで、青空駐車をしていて雨の後に洗車が面倒という方は、簡易コーティングはメリットが大きいでしょう。

というのは、施工が簡単で、汚れの付着が長い期間抑えられるからです。

ガラスコーティングでボディを保護する

ガラスコーティングは、ガラス被膜で塗膜をコーティングするので、防汚性、耐スリ傷性能共にワックスや簡易コーティングより優れています。

ガラスコーティングの施工には、ボディ表面を整える必要がります。

つまり、塗装表面の状態をガラス被膜で覆うので、塗膜をキレイに磨き上げれば綺麗な状態で保てるということです。

ガラスコーティングの利点は耐久性です。UVカット性能に優れたガラスコーティングも販売されており、紫外線でコーティングが早くに剥がれることもありません。

そのため、長期的に汚れや擦り傷からボディを守れます。

ただしメーカー公表の持続期間は、専用のメンテナンス剤でのクリーニングなどが必要であり、それを怠ると水弾き性能や光沢が失われるでしょう。

青空駐車にコーティングは必要ない理由

コーティングしなくても日々の洗車とワックスで防げる

コーティングをわざわざ施工しなくてもいいという方の多くは、ワックス派の方がいます。

ワックス派の方は、洗車をこまめにしてワックスをかけることに充実感を感じています。

もちろん、頻繁に洗車することは、車の状態を把握するうえでも重要です。

例えば、1週間前と今の状態を比較して車に変化があるとそれに対処した修理が可能です。

青空駐車の場合、汚れが付着しやすいので、こまめに洗車が必要ですから、洗車が嫌いでない方や、頻繁にワックスをかける方は、コーティングなどいらないと考えています。

特にツヤに惚れ込んでいる方はなおさらワックス効果が気に入っています。

ボディカバーで守る

青空駐車をしている車の中には、ボディカバーをかけている場合も多くあります。ボディカバーは風雨から守れるので汚れが付着しません。

ボディカバーを付けることで、洗車回数が減り、いつまでもキレイな状態を保てます。

しかも猫などの動物からの被害から守れ、いたずらされる危険も減ります。

メリットが多いように感じますが、デメリットとしてボディカバーの脱着が面倒であることが挙げられます。

また、雑に扱うと逆に傷が付く心配もあるほか、走行後にすぐにボディカバーを装着するとエンジンなどの熱でカバーが溶けてボディに貼りついてしまいます。

しかし、ボディカバーを装着するということは、外部の悪い要因から守れるので、特にコーティングを施工する必要が無いと考える方も多いでしょう。

ガラスコーティングは雨ジミが付着する

ガラスコーティングがいらないという方には、一度施工して不具合に嫌気がさした方も少なくありません。

特に雨ジミはガラスコーティングに付着しやすいので、ガラスコーティングを施工した方の大きな悩みの一つです。

ガラスコーティングは、無機質なので同じ無機汚れの雨ジミなどのイオンデポジットが付着します。

雨ジミは、カルシウムなどのミネラル成分であり、それらを含んだ水が乾燥すると、ガラスコーティングと結びつき雨ジミとなって付着します。

車の様々な汚れはガラスコーティングで防げるのか？イオンデポジット(水アカ、スケール汚れ)などの無機汚れと有機汚れについて解説

この汚れは、ガラスコーティングに付着すると落とすことが困難であり、コーティング業者に依頼して取り除いてもらうか、水垢落とし剤を使用して磨くしかありません。

しかし、高い金額を払いコーティングした方にとって、剥離ほど理屈に合わないことは無いので、ガラスコーティングを嫌う方がいます。

雨染みに強いコーティングとは？雨ジミ発生を状況別(ガラスコーティング・ガラス系コーティング・未施工状態)で検証

そのままでも汚れが目立たない色を選択する

青空駐車をして何もしない方には、そもそも汚れの目立たないホワイトやシルバーなどのボディカラーを選んでいる方も少なくありません。

手入れも簡単であり、ツヤもワックスをかけてもそれほど違いが感じられないでしょう。

青空駐車は、手入れが重要ですが、手入れがそれほどいらないコーティングを選ぶなら最初から手入れしなくてもキレイに見えるボディカラーを選ぶという選択肢もあります。

新車こそガラスコーティングがおすすめ

ガラスコーティングのメリット：防汚性がある

ガラスコーティングの魅力は、防汚性の高さです。

青空駐車で長期間止めていても汚れの付着を抑えられ、しかもホコリ程度であれば雨で流れ落ちてしまいます。

ガラスコーティング未施工車の場合、長く止め置きしてホコリが積もってしまい、雨が降ってくるとその汚れはボディに付着します。

しかも乾燥するとホコリ汚れが跡なって残ってしまうため、走行しなくても洗車を余儀なくされます。

ガラスコーティング施工車は、ホコリが積もった車に雨が降ってもすべて洗い流します。

これはガラスコーティングの水弾き性能がなせる業で、汚れが雨水と共に無くなります。

また、汚れはガラスコーティングに付着しにくいので、雨の日に走行しても汚れ落としは非常に簡単ですぐにピカピカの新車の輝きが蘇ります。

ガラスコーティングのメリット：その他コーティングにより塗膜が長期間保護される

青空駐車の大きな問題は塗装の劣化です。

酸性雨や汚れ、そして紫外線が塗装の劣化を促進させますが、コーティングしておけば、汚れの付着を抑えられ、太陽の熱で汚れの固着も防げます。

また、汚れは塗装を劣化させる成分も含まれることがあるため、汚れをガラスコーティングでブロックしていることは塗膜を長持ちさせるうえで大きなメリットでしょう。

このほか、ガラスコーティングは、ガラス被膜が新車の綺麗な状態を3年以上保護します。

つまり、長期間ガラス被膜が塗装表面の代わりに悪い要因を受け止めて保護するので、キレイな状態が長続きします。

ガラスコーティングのメリット：ハイブリッドタイプなら雨ジミが付着しにくい

現在ハイブリッドコーティングと呼ばれる無機と有機の両方の性質を兼ね備えたガラスコーティング剤があります。

雨ジミも無機質の性質を持ったハイブリッドコーティングなら、付着を遠ざけることも可能です。

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最近では、簡易コーティングでもハイブリッドが登場していますが長続きしません。

しかし、日本ライティングのゼウスクリアなら、本物のガラスコーティングのハイブリッドコーティングなので、3年ノーワックスでしかも有機無機の両方の汚れの付着から守れます。

ガラスコーティングはどこで施工する？

本物志向の専門店での施工

新車でガラスコーティングの施工をする場合、コーティング業者を選択する方もいるでしょう。

専門業者は車1台ごとに適した施工方法を提案していますから、スタッフと納得いくまで打合せすることで、後悔しないコーティングが可能です。

それぞれの業者毎でサービス内容は異なりますが、ほとんどは数種類のコーティングメニューを取り揃えています。

必ずしも高額なコーティングが青空駐車に向いているとは限らないので、価格と効果をスタッフに確かめます。

青空駐車で求められることは長続きも大切ですが、もっとも重要なのは様々な汚れに対する耐性があることです。

せっかく高額な施工料金を支払っても雨ジミが付着しては元の木阿弥なのでよく吟味しましょう。

市販のガラスコーティング剤で施工

市販でも本格的なガラスコーティングができるキットが販売されています。

使用された車を綺麗に施工する場合は下地処理が必要ですが、新車の場合は、傷や汚れがないのでDIYでも簡単に施工できるでしょう。

市販のガラスコーティング剤は、価格、性能も様々ですが、専門店よりは格段に安く施工ができます。

特徴はどの商品も硬い被膜で長続きすること、そしてツヤが素晴らしいといった宣伝をしていますが、青空駐車では、汚れからどれだけ守れるかが重要です。

もちろん傷の付着も重要なので、メーカーが公表している耐スリ傷性能も参考にするといいでしょう。

日本ライティングでは、有機と無機の性質を併せ持ったハイブリッドガラスコーティングを販売しており、ガラスコーティングの天敵である雨ジミが付着しにくく、落としやすい商品になっています。

また、再スリ傷性能も高く、通常の洗車から新車のボディを守れるので、風雨による傷は付きにくいと言えるでしょう。

DIYでも業者に負けない仕上がりのコーティングにできる

ガラスコーティングの施工を、DIYと業者で比べた場合、一番施工で異なるが下地処理の完成度でしょう。

とくに青空駐車の場合は、悪条件下でクルマが保管されているので、塗膜を新車のようにキズや汚れがない状態に磨き込む必要があります。

磨きには、数種類のコンパウンドとバフを使い分け、ポリッシャーを使用して磨いていきますが、初めての場合はかなり難しい作業です。

もちろん手作業で磨く方法もありますが、軽自動車でも車1台手磨きするのはかなりの労力が必要になります。

この磨き作業が完璧にできると、DIYでもプロに負けないピカピカのキレイなコーティングが完成します。

つまり、ガラスコーティングできれいな仕上がりには下地処理が非常に重要ですが、コーティング剤塗布は、DIYでも簡単施工できる商品が多いということです。

新車を青空駐車する場合は、汚れ落としや磨きがほとんど必要ないので、ガラスコーティングをDIYで施工しても十分キレイな仕上がりが完成するでしょう。

まとめ

青空駐車は、ボディを傷める風雨や紫外線にさらされているので、何かしら対策が必要です。

もちろん、まめに洗車してワックスがけができる環境であれば問題ないですが、ワックスにはフロントガラスの油膜の原因や、有機質の汚れを寄せ付けるといったデメリットもあります。

その反面。ガラスコーティングであれば、長期間新車の輝きが保て、しかも汚れも付きにくいでしょう。

効果的に青空駐車の悪条件から車を守るには、ガラスコーティングが有効であり、しかもメンテナンスも簡単で常にキレイな状態を保てるでしょう。

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この記事はこんな人が書いています

軽トラマニア小泉

カスタム・鈑金・コーティングなど自動車関連の業務に30年以上携わり、数多くのカスタムも手掛けてきた実績があります。コペンのデモカーで雑誌K-CARに何度も取り上げられる。大会に出品する車両製作を手伝い全国2位を受賞。

軽トラももちろん所有し、スバルサンバーに赤帽の赤いヘッドエンジンに憧れ換装したほか、ダイハツハイゼットでは、車高を上げて林道を走破しやすい改造や、荷台にスポットライトを増設。また、乗り心地が少しでもよくなるようにと、シートにはアトレーワゴンのシートを移植するなど、数多くのカスタムを行ってきました。