こんにちは。
ガラスコーティング剤の独自ブランド(ゼウスクリア)を展開する日本ライティングの内藤です。
冬のワックスやガラスコーティングの施工タイミングについて以下の質問が掲示板でありましたので、回答します。
Q:冬にフレッシュキーパーを施工してもらうつもりです。今までは年1でクリスタルキーパーを施工してもらっていました。基本的に年1回施工してもらっていますが、毎年冬に施工してもらっています。
雪がそこそこ降る地域に住んでいるのですが、雪のシーズンが終わってから施工する方がいいか、前に施工する方がいいかどちらでしょうか。
施工する車は雪の季節はほとんど運転せず、青空駐車です。雪や天気をみてバッテリーが上がらない程度に週〜2週に1回動かすくらいです。カーコーティングに詳しい方、教えてください。
軽トラマニア小泉
内藤
軽トラマニア小泉
それを踏まえると冬の季節をどのように対応すればよいかわかってくると思う。
内藤
軽トラマニア小泉
特に高速道路は融雪剤が撒かれていることが多いから、汚れは酷くなる。
内藤
でも、雪が降る前に施工すると、汚れ過ぎてコーティングが傷むような気もします。
軽トラマニア小泉
また青空駐車だから余計に悩むかもしれないね。
それでは、冬になる前の施工が良いのか、それとも冬が終わってからのほうが良いのか解説するよ。
冬は人や車にとっても過酷な条件下に置かれます。その主たるものが厳しい寒さと雪でしょう。
雪が降ると車に積もります。車を使用する際は、積もった雪を降ろす必要があり、手間であると同時にボディに傷が付かないように気を遣う必要があります。
さらに、雪道を安全に走行するためには、道路の凍結問題を解決する必要があり、各地方自治体などは、融雪剤を散布して安全に走行できるようにしています。
この雪下ろし作業と融雪剤がボディに影響を与えます。
冬になると、雪が車に積もり、雪下ろしが必要になる地域もあります。雪下ろしは、丁寧に行わないと車に傷が付いてしまいます。
積もった雪を降ろす場合、雪の降る地域などではスノーブラシが店頭販売されています。片側にはナイロン製のブラシが取り付けられ、もう片方はゴムのラバーを取り付けたスクレーパーとなった商品がほとんどです。
雪下ろしで問題になるのは、雪が降る前にボディが汚れている場合でしょう。ホコリ程度であればそれほど問題ありませんが、冬は風が強いので細かい砂などがボディに付着した状態で雪が積もると傷の発生が懸念されます。
雪を降ろす際、うっすらと雪が積もった場合は、ブラシで掃き掃除するように雪を降ろせばよいですが、数センチ雪が積もるとブラシでは落とせません。また、寒い地域の場合は、雪が凍ってボディに張り付くこともあります。
そこで、数センチ積もった場合や、張り付いた雪を降ろすときには、ラバー製のスクレーパーの方を使い雪下ろししますが、この時にボディに強く当ててしまうと傷ができる恐れがあります。
また、汚れているとボディとスクレーパーの間に砂を噛みこみ、傷を作る恐れもあるので、特に汚れてしまったボディに雪が積もった場合は、雪下ろしを慎重にしなければなりません。
内藤
軽トラマニア小泉
その時の出勤は大変だったね。でも急いで雪降ろしするとボディに傷が付く。
内藤
軽トラマニア小泉
あれは失敗だった。豪雪地域でも雪の日の通勤ラッシュはすごい。
みんなゆっくり走るからね。だから、雪下ろしもできるだけ早くしたい。
その時、スノーブラシを持っていなくて、竹ほうきで雪を降ろしていたんだ。
ある日、洗車して愕然としたよ。傷だらけだったからね。それ以来スノーブラシを購入して丁寧に雪下ろしする事にしたよ。
融雪剤による汚れは、塗膜に悪影響を与えることもあります。特に、塗装に小さな傷がある場合は、そこから凍結防止剤が侵入して下の鉄板をサビさせる原因にもなります。
融雪剤は、雪国や寒い地域の方にはお馴染みですが、融雪剤を撒くとその部分の氷が解けて濡れた路面になります。
しかもその水分は蒸発せず、何時までたっても車に付着するため厄介と言えるでしょう。
融雪剤が常に濡れている理由は、融雪剤の成分に関係しています。
融雪剤は、塩化カルシウムや塩化ナトリウム、塩化マグネシウムなどが使用されていますが、中でも塩カル(塩化カルシウム)は、除湿剤にも使用される吸湿性が高い性質があるため、塩カルを撒かれた場所を走行して付着すると、水分を吸収していつまでも濡れた状態を保とうとします。
車の多くは鉄でできていますが、鉄がサビるのは水分と酸素です。そのため、常に濡れた状態になる塩カルは車をサビやすくさせるので、できるだけ早く洗う必要があると言うのはこのためです。
上記で挙げた雪下ろしによる塗膜に2次的な傷の発生、融雪剤などの汚れが塗膜に悪影響を及ぼす恐れがあるため、コーティングやワックスが有効です。
コーティングは融雪剤により傷んでしまうことはほとんど考えられません。
融雪剤の成分は、食塩と同じ塩化ナトリウムなので同じ塩と考えてよいですが、食塩は人が口にできるように不純物を除去した安全性が確保された塩です。
しかし融雪剤は、同じ塩でも不純物が含まれるので食用には危険です。
つまり、食塩なのでガラス被膜であるガラスコーティングに攻撃することはありません。
ただし、塩である塩化カルシウムや塩化ナトリウムなどの融雪剤は無機質です。ガラス被膜上で乾燥して白くなると、同じ無機質のガラスコーティングに固着して落ちにくくなる恐れもあります。
しかし、ガラスコーティングには、無機質であるガラス被膜にトップコートとして有機被膜を形成している商品が多いので、トップコートが形成されていれば、塩カルによる白く汚れてもすぐに洗い流せるでしょう。
上記のことからコーティグやワックスがけをするなら、冬に入る前に施工したほうが車のために安心です。
内藤
それがコーティングで守られるなら、それに越したことはないですね。
軽トラマニア小泉
しかも防汚性に優れているから、汚れても簡単に洗い流せるのも大きなメリットだと言えるよ。
内藤
と言うことは、1度施工すれば、冬に入る前に再施工する必要はないと言うことですか。
軽トラマニア小泉
ポリマーやガラス系、そしてガラスコーティングがあるけど、内藤君の言う通りガラスコーティングであれば、3年程度被膜が持つからね。
でも何もしなくてもよいわけじゃない。冬を乗り越える最適な方法をお伝えするよ。
ガラスコーティングを施工すると、3年や5年効果が持続する商品が多くあります。しかし、ガラスコーティングの水弾き性能は、ある一定期間ごとでメンテナンスしなければ持続しません。
一部ガラスコーティング剤メーカーでは、施工後の手入れにメンテナンス剤を販売しているところがありますが、2カ月に1回程度、メンテナンスすることで施工直後のような水弾き性能や防汚性能を保ちます。
冬に入る前に合わせてメンテナンス剤でガラス被膜を整えておくとよいでしょう。
それには、本格的な冬が始まる前で十分ですが、目安としては道路上に融雪剤を散布する前にメンテナンスするように計画してメンテナンスするとよいでしょう。
私どもの販売しているシラザン50は、メンテナンスプログラムという仕組みを用意してあらゆる汚れからボディを守る取り組みをしています。
少しガラスコーティングの説明をすると、シラザン50は有機層と無機層のハイブリッドコーティング剤でイオンデポジットなどの無機汚れの生成を抑えた膜設計となっていますが、イオンデポジットを完全にゼロにすることはできません。
そこで、イオンデポジットなどの無機汚れが付着した場合は、ナノ粒子を用いた専用のイオンデポジット除去剤(超微粒子のコンパウンドよりも遥かに細かい)を使用して、イオンデポジットを除去します。
イオンデポジットを除去した箇所に関しては、表面が親水化されますので、シラザン50専用の復活剤を塗布して、元の滑水、撥水状態に戻す。
詳細はこちらの動画をご確認ください。
上記の方法でメンテナンスを繰り返すと、施工した直後の撥水・滑水、防汚性となりますので、更にコーティング効果を持続することができます。
内藤
軽トラマニア小泉
特に北日本の日本海側は、12月から翌年の3月までの4か月程度は路面凍結の恐れがあり融雪剤を散布しているので、メンテナンスを途中1回入れたほうがいいだろうね。
内藤
軽トラマニア小泉