こんにちは。
ガラスコーティング剤の独自ブランド(ゼウスクリア)を展開する日本ライティングの内藤です。
ガラスコーティングは、「炎天下や濡れたボディに施工できない」とご存知の方も多いのではないでしょうか。
しかし、季節ごとの施工についてはあまり多く語られていません。
実際、日中気温が上がらない寒い日に施工したら撥水性能がそれほど得られなかったことや、真夏の炎天下の日に施工してムラになったという話を聞くことがあります。
ガラスコーティングの施工と季節には密接な関係があるのでしょうか。
また、関係があるとしたら季節に関係なく上手に施工ができる溶剤や施工方法はあるのでしょうか。
もし、これからガラスコーティングの施工を考えている場合は、季節の関係について知っておくと上手く施工ができるようになると思いますので、今回の記事をご覧いただければと思います。
目次
内藤
日本には春、夏、秋、冬の四季がありますよね。この四季がコーティングにどう影響するのか気になるんです。
社長
内藤
社長
ただ、全ての溶剤がそのようなオールマイティなものではなく、一部の溶剤では無関係とは言えないな。
炎天下の日と気温が上がらない寒い日では、かなりボディの温度が異なるから当然硬化スピードにも影響する。
内藤
社長
いきなり、季節に関係しない優れた溶剤について話してしまうと、誤解を招きそうだから、特殊な仕掛けが施されていない今までのガラスコーティング剤の施工から順に話そう。
そのような溶剤では全ての季節で同じ施工方法をしていては、仕上がりが大きく異なる。
そして、忘れていけないのは、季節の違いと地域の違いだね。その辺も含めながら詳しく解説するよ。
内藤
今までのガラスコーティング剤(特殊な仕掛けのない)は、季節ごとで施工方法を変えなければ綺麗な仕上がりにはなりません。
なぜなら、ガラスコーティングの硬化は気温と湿度に大きく影響受けるからです。日本には、春・夏・秋・冬と四季が存在し、季節ごとに温度・湿度が異なります。
今までのワックスやポリマーコーティングは、季節の違いをシビアに考える必要はありませんでした。しかしガラスコーティングは、塗装表面に強固な被膜形成するために、硬化時間が必要になります。
この硬化時間は、当然気温や湿度に影響されやすく、暑ければ直ぐに硬化が始まり、寒ければ硬化はゆっくり進みます。
また、ガラスコーティングは空気中の水分と反応して硬化するためで、湿度が高すぎても低すぎても硬化時間に影響します。
もし、炎天下の日に施工した場合、乾燥が早くなりムラの原因になり、逆に気温が上がらない寒い日は硬化が一向に進まず、被膜形成ができない可能性があります。
内藤
社長
日本は、南北に長い島国なので、北は北海道から南は沖縄では季節が同じでも温度や湿度は大きく異なります。
そして、夏の大都市では湿度が高くなり、ガラスコーティングは温度と湿度ともに不向きといえます。
しかし、同じ夏でも北海道なら日中を避ければ過ごしやすい気温であり、また湿度も最適な日が多いので、夏でありながらコーティングしても問題ない地域もあるといえるでしょう。
その反対に、まだ紅葉が始まったばかりの温暖な西日本の地域であればガラスコーティングは可能ですが、北に行くにつれて10月中旬であっても朝晩に霜が降りて日中は肌寒い日が続くことも珍しくありません。
このように、同じ季節でも地域差が大きくあるので、季節だけを施工の目安にしていると失敗の原因になりやすいといえます。そこで、温度や湿度をしっかりと調べてガラスコーティングに臨んだほうが失敗は少ないでしょう。
内藤
社長
内藤
社長
日本の春は、3月から5月の3か月間ですが、3月では日中の最高気温が東京都心でもコートを羽織りたくなる温度なため、まだ3月はガラスコーティングをする温度としては適していません。
4月になれば、日中の平均気温は一気に上がり、暖かくなるためガラスコーティング施工には良い気温といえます。
しかし、地域によっては4月でも日中の地域によっては肌寒い場所もあるので、春が訪れたからといって、安心してガラスコーティングできない地域もあります。
このほか、春の気候は花粉や黄砂の飛来が多いので、ガラスコーティング前にしっかり洗車して花粉や黄砂をキレイに洗い流すようにします。
そして、春は風が強いのでホコリや砂などの付着が懸念されるので、風が弱い日に施工するとよいでしょう。
もう一つの注意点は、気温の変化が日中と夜間で大きいことです。春は気温も上がり施工には良い季節ですが、この気温の変化が施工後のガラスコーティングには大敵です。
というのも、春は日中と夜間の温度差が激しいので夜露が付着するからです。そのため、せっかく施工しても、硬化前に水分が付着してシミをつくること可能性があります。
そこで、春にガラスコーティングを施工するなら、天気予報を確認して気温が上昇して夜間の気温もそれほど変化しない日を選びます。
また、昼と夜の寒暖差が激しく夜露の発生が懸念されるなら、屋根付き車庫に保管ができる環境があるといいです。
日本の夏は、一般的に7月から8月のことを指しますが、ここでは6月から説明いたします。
6月といえば、北海道を除く地域は梅雨に入ります。じめじめと長い梅雨は、梅雨明けの遅い北日本では8月上旬まで続きます。
この時期は雨が多いことから洗車もままならないので、ガラスコーティングの施工は難しいといえます。
ただし、梅雨入りしない北海道であれば比較的いい時期といえます。
次に夏本番の日本ですが、最近の夏は酷暑と呼ばれるほど厳しすぎる暑さで、この暑さはクルマのボンネットで目玉焼きが焼けるのではと錯覚するほどです。
この暑さは、当然ガラスコーティングの施工に悪影響を及ぼしますから、日中の施工は極力避けたほうが良いでしょう。
というのも、暑さによりガラスコーティングした途端に乾いてしまい、ムラの原因になるからです。そこで、日中の暑い時間帯の施工はさけて、洗車時に水を大量にかけてボディを良く冷やしてから始めましょう。
また、夏場は日も長いので夕方までに洗車を終わらせ、それから暗くなるまでに施工を完了できれば真夏の暑い時期でもガラスコーティングは不可能ではないでしょう。
ただし、地域によっては湿度が高い場所もあります。この湿度ですが、ボディ表面は湿度が高くなると目に見えない水滴が多く付着します。
結露は、空気とボディの温度差が大きいと発生しますが、洗車でボディを冷やすと当然気温よりボディのほうが低くなります。
ボディ表面は温度が低くガラスコーティングには良い環境に思えますが、湿度が高いので温度差により結露しやすくなります。
そこで、夏場のガラスコーティングは、炎天下で施工しない事と、湿度が高い地域は野外での施工は諦めたほうが賢明です。
また、夏は夕立も発生するので、カラッとした夏の地域でも夕立対策はしっかり行ったほうが良いでしょう。
日本の秋は9月から11月とされており、春と並び過ごしやすい季節であることから、ガラスコーティングの作業もはかどります。
秋には台風といった災害も多く発生するので、天気予報の確認は欠かせません。
秋は、地域により冬の足音が速い場所があります。そのため、11月になると氷点下になる場所も多く、日中もコートが必要な場所もあるので、秋でも地域によって施工が難しい場合があります。
また、秋は春以上に寒暖差が激しく夜露が多く発生する地域が多くあります。そのため、夜露対策を万全にして施行しなければなりません。
とはいっても、季節的に秋は洗車には最適な季節であり、四季の中でもっともやりやすいといえます。
内藤
社長
冬場のガラスコーティングは、基本的に施工しないほうが良いでしょう。寒さで硬化が促進されにくく、思うように施工が進みません。
また、地域によっても洗車がままならないほど冷え込む地域もあるので、ガラスコーティング以前の問題でもあるでしょう。
よって、冬場のガラスコーティングは日中の気温が低すぎるのでお勧めできません。
内藤
社長
そのような場所では洗車している端から凍る。
若いころは冬場に洗車して、セーム皮が凍り付いたと言っていたな。
内藤
内藤
そこで気になったのが、季節ごとの施工の違いですね。季節ごとで上手く施工するにはどんな方法があるのでしょう。
社長
だって、プロのコーティング屋さんが冬は寒くて営業しませんでは、飯も食えないからね。
内藤
社長
施工環境が良ければ、どんな季節でも問題なくガラスコーティングできます。
しかし、一般にプロレベルのような施設を持つことはできませんが、ちょっとした工夫で不利な季節でもガラスコーティングの施工ができます。
ガラスコーティングの施工には、春と秋が最適な季節ですが、どちらも夜露に悩まされます。
そこで、ガラスコーティングを施工したら、屋根付きの場所に保管します。
もちろん、屋根付きの場所など所有していないという方も多いでしょう。
その場合、ボディカバーを掛ければよいという人もいますが、このボディカバーはコーティング直後に使用しないほうが良いとボディカバーメーカーでも注意しています。
では、夜露から守るにはどうすればよいのかというと、身の回りで屋根付きの車庫を所有している人がいれば借りるとよいでしょう。
そして、どうしても見つからない場合は、屋根付きの有料駐車場に翌日まで保管する方法もあります。
ただ、硬化が進まない寒い時期はガレージなどの環境が必要となるため基本的には寒い時期の施工はおすすめできません。
内藤
社長
ガレージなどがあれば最高だけど、そんな恵まれた人は多く無いからね。
この手の溶剤は、季節ごとで上手に施工するには、とにかく温度と湿度を知ることだよ。
内藤
社長
内藤
社長
内藤
社長
だからどんな状況下でもコーティングできるんだよ。その秘密について紹介するね。
近年、硬化型のガラスコーティングをDIYで施工するオーナー様が増えましたが、そもそも硬化型の溶剤はプロが使用する目的で開発されました。
そのため、気温・湿度に左右されない環境が既に用意されたプロが使用することでツヤ、撥水性、耐久性が最大限に発揮される仕上がりになるのです。
しかし、一般の方でも手軽にできるDIY商品が販売されると施工環境が整っていない状況の方が施工することで、気温、湿度に影響を受け施工ミスが目立つようになりました。
そのような背景を受けて、気温・湿度に影響を受けない溶剤の開発が進み、日本ライティングが販売するゼウスクリアは、あらゆる天候でも施工できるよう開発された商品です。
今まで施工が難しかった湿気が多い梅雨の時期でも雨が当たらなければ施工ができ、あまり気温に関係なく施工できます。(真夏は屋根の下などで施工)
なぜ、ゼウスクリアは今までの溶剤では施工が難しかった時期に施工ができるのでしょうか。
それは、硬化させるときの“メカニズム”に秘密があります。ゼウスクリアはコーティング剤の中に硬化を促進させる反応触媒が入っています。
反応触媒は、ボディに塗布し溶剤が蒸発することでストッパーが外れ、反応触媒が目覚めます。するとコーティング剤を反応させ硬化を開始させます。
また、ガラスコーティング剤の中では溶剤と一緒に入っており、この溶剤が反応触媒のストッパーの役割をしているので、容器の中では反応は起きません。
今までは、空気中の水分量が硬化速度を左右していましたが、反応触媒の化学反応で硬化が始まるので、どのような天候でも硬化していきます。
内藤
社長
ようやく良い商品ができたと思うよ。
それと、現代の人は忙しいからね。施工したいときにできないのは、今の生活スタイルに合っていないと思う。
だから、どんな季節でも施工できなければ、商品として価値はないだろう。
ガラスコーティング剤を購入しても真夏は控えたほうが良いとか、梅雨時期は湿気が多いから硬化しないといった商品ではユーザーも高いお金出しても納得できないからね。
内藤
ガラスコーティングは、手軽に一般の人が購入できるようになり普及が一気に進んでいます。
しかしガラスコーティングは、直射日光下や濡れた状態での施工は避けるよう注意書きはありますが、硬化が温度や湿度に影響されやすいことはあまり知られていません。
特殊な仕掛けが施され無い溶剤は、温度や湿度に大きく影響を受けやすいため、うまく施工するには天気予報と温度計、湿度計を確認しながらする必要がありました。
ただ、プロ以外の方には、現実的ではないため今は気温・湿度に影響されない反応触媒が入った溶剤が販売されています。
季節関係なくガラスコーティングを施工したという方は、ゼウスクリアのようなオールマイティな商品を選択することで1年中施工が可能となります。