ガラスコーティング剤の独自ブランド(ゼウスクリア)を展開する日本ライティングの内藤です。
ガラスコーティングを自分で施工される方が増えています。その中でメンテナンスの必要性について前回の記事でお伝えしましたが、正しいメンテナンスの方法は意外と知られていません。
特にカラスコーティングは、ノーワックスで耐久性も高いので、洗車すらほとんどしない人も多くいます。そこで、ガラスコーティングを長持ちさせる正しいメンテナンス方法を詳しく解説します。
目次
内藤
社長
輝くツヤと撥水性能を何時までも保つにはメンテナンスが必要となるから、その辺を解説するよ。
ガラスコーティングを施工した後、何もしないで放置すればいくら硬い被膜のガラスコーティングも汚れにより劣化します。そこで、劣化を防ぐにはガラスコーティングの定期的なメンテナンスが必要です。
ガラスコーティングを専門に行う業者では、メンテナンスを定期的に行うプログラムも用意しており、末永くガラスコーティングのツヤと撥水性能を保つことができます。
関連記事:ガラスコーティングとは?メリット・デメリットや施工の注意点を解説
ガラスコーティング施工後のメンテナンスは、自分でも行う事は可能です。それは市販品を自分で施工した場合でも、プロに施工してもらっても同様の方法で可能です。
ガラスコーティングを施工すると汚れが付かず、洗車が不要と思っている人もいますが、実際は汚れを落とさなければガラスコーティングは傷んでしまいます。
特に酸性雨は、ガラスコーティングを蝕みますから、雨が降って汚れが洗い流されると感心するより、酸性雨で汚れたボディを洗うことが重要になります。
メンテナンス剤を使用したメンテナンスは、プロに任せたほうが良いこともありますが、自分でメンテナンス剤の使用もできます。
プロによるガラスコーティングの施工を行った場合も、メンテナンスキットが用意されているので、自分で日ごろのメンテナンスとして使用するとよいでしょう。
ガラスコーティングのメンテナンスは、基本的に洗車だけで問題ありませんが、何でも良いわけではありません。
洗車には、手洗い洗車と機械洗車に分けられますが、機械洗車はガラスコーティングにも良くありません。
硬いコーティング被膜も、洗車ブラシに付着した砂などの硬い物質によって細かな傷をつける恐れがあるためです。(推奨は手洗い洗車。ゼウスクリアは施工1ヶ月後に機械洗車での洗車が可能です)
また、手洗い洗車についても細かな傷がつかないように丁寧な洗車が必要です。
とは言え、ガラスコーティングを施工していると水をかけるだけでも汚れが落ちるので、コーティングがない時に比べて洗車スポンジなどで強くこする作業はほとんど必要ないでしょう。
そのため、表面に付着した砂などを綺麗に水で洗い落としてから洗車作業に入れば、ガラスコーティングにキズをつける心配はほとんどありません。
内藤
社長
内藤
社長
ガラスコーティングのメンテナンスの基本は洗車ですが、その頻度はクルマの使用方法で大きく変わってきます。
毎日通勤で使用する人は、天候に左右されずにクルマに乗ることでしょうから、2週間もすればかなり汚れていることでしょう。
また、冬場で融雪剤を散布する道路を良く走る時期には、かなりの頻度で汚れてしまいます。
その反対に、ほとんど使用しない方や車庫に保管して雨の日には絶対に乗らないという方も多くいます。そのようなクルマは1ヵ月たっても汚れることはないでしょう。
ガラスコーティングのメンテナンスとして洗車を行う場合、普通の洗車と同じようにクルマが汚れたと感じたら洗車を行うのが理想です。
ガラスコーティングのメンテナンス用に用意されている商品としては、おもにクリーナーとトリートメントの2種類に分けることができます。
もちろん、ガラスコーティングを販売しているメーカーにより異なります。
ガラスコーティングのメンテナンス剤を使用するのは、ツヤや撥水性能が落ちてきたら使用するのが望ましいといえます。
また、キズに注意しながら洗車を行っても、小さなすり傷が付いてしまいます。すると表面が白く見えてきたり、撥水性能が落ちてきます。
そこで、ガラスコーティングの表面を整えるために、メンテナンス剤を使用すると当初の光沢が蘇ります。
ガラスコーティングキットを購入すると、メンテンナス剤が付いてくる商品も多くあるので、上手に使いコーティングを長持ちさせるようにしましょう。
内藤
社長
それじゃあ、ガラスコーティングにやさしい洗車方法を伝授しよう。
ガラスコーティング未施工車の場合は、どんなカーシャンプーを選んでも特に大きな問題は起きません。
しかし、ガラスコーティングを施工している場合は、カーシャンプーの選び方にも注意が必要です。
ガラスコーティングは、塗装の上に載っているだけと考えたほうが良いでしょう。しかも非常に薄い被膜で載っています。
その被膜は固い被膜(7h~)ですが、カーシャンプーの種類により攻撃してしまう恐れがあります。
たとえば、水垢落としカーシャンプーのほとんどは、コンパウンドが配合されており、ボディ表面を研磨して水アカを落とす商品です。
また、コンパウンドが配合されていない水垢とりシャンプーには、化学反応により水アカを分解する商品もあります。
そのような商品はガラスコーティングに影響を与える可能性があるのでなるべく使用を避けたほうが良いでしょう。
そこでおすすめのカーシャンプーは、コーティング施工車対応カーシャンプーや中性シャンプーです。
シャンプーの洗浄力は、中性 → アルカリ性 → 酸性の順で強くなりますから、カーシャンプーは酸性が良く落ちます。
しかしそれでは、ガラスコーティングを痛めてしまいますから、パッケージの成分を良く見て弱酸性より弱いカーシャンプーを使用するようにしましょう。
昔は、洗車する時に自宅にある雑巾で洗車していた方も少なくないと思います。
それが今では、洗車用スポンジやボディを傷つけることが少ないマイクロファイバークロスが安く売られており、洗車で傷をつける可能性が格段に少なくなっています。
そこで洗車スポンジで洗車すればよいのかマイクロファイバーを使用したほうが良いのか悩むことでしょう。これは使いやすいほうで洗車すればよいといえます。
洗車でキズが入るのは、洗車道具による細かい砂などを引きずることで起きます。
そこで、道具を選ぶことより洗車方法が重要ですから、洗車用スポンジでも洗車用マイクファイバーでも好きなほうを選び、正しく洗車することです。
内藤
社長
内藤
というのも、友人がディーラーでガラスコーティングを行ったのですが、撥水が長続きしなくて、しかも雨ジミが気になるようになったというのです。
社長
その最も大きな要因として「コーティングの種類」が違うからだね。
内藤
社長
MJ君は、新車を購入してコーティングを施工したが、直ぐに撥水効果が無くなり雨ジミも目立つようになってしまってね、同じ時期に、他のスタッフの車にゼウスクリアを施工して、同じように会社の駐車場(青空駐車)に停めているのに、今でも雨ジミもなく、撥水効果も持続しているんだ。
【ディーラーのコーティング状況】
【ゼウスクリアの状況】
ゼウスクリアは、すでにディーラーにも納品しているから、これを使っているディーラーなら問題ないはずだ。その辺を踏まえて少し解説しよう。
ディーラーではガラスコーティングを新車販売と同時に勧めてきます。
コーティング自体は、いつまでもクルマをキレイに保つことができるので、おすすめのはずですが、使用するコーティング材はすべての自動車メーカーやディーラーで同じではありません。
同じではないという事は、撥水性能や汚れの付着のしにくさも大きな違いがあります。
車のボディコーティングとは?コーティングの種類や作業の流れも解説
新車販売のスケジュールが過密とよく言われています。コーティング施工も「納車すれば終わり」というわけではなく、なるべく納車まで時短できないか、コーティング施工のときでも工夫を行っています。
新車をなるべく早く新オーナーの元に納車させたいというディーラーの配慮した仕組みですが、ここに一つの問題も発生しています。
もっとも時短を行いディーラーの利益につなげられるのがコーティングなので、素早くコーティングが完了する安価な材料はディーラーにとって魅力です。
安価な材料全てが悪いと言うわけではありませんが、品質が劣る傾向があり、施工後、光沢や撥水の持ちが短い、雨ジミなどのイオンデポジットなどが付着しやすいと言った問題が発生します。
ディーラーすべてが、安価で施工スピードを速いコーティングを使用しているわけではなく、実際にゼウスクリアを使用しているディーラーも多数存在します。
ゼウスクリアの特徴(イオンデポジット・ウォータースポットができにくい)については、こちらの記事で具体的に書いておりますので、特徴が知りたい方はご覧ください。
車の様々な汚れはガラスコーティングで防げるのか?イオンデポジット(水アカ、スケール汚れ)などの無機汚れと有機汚れについて解説
内藤
でもどうすればディーラーでどんなコーティングを使用しているか見分けられるでしょう。
社長
まあ、なかなかストレートに聞けない人もいるだろうからその辺を解説しよう。
新車を購入する時に、営業マンからガラスコーティングを勧められることが多いですが、どんなコーティングを使用しているか聞いてみるのも一つの手です。
営業マンに聞けば、どのような効果があるのかを丁寧に教えてくれますが、中には使用しているガラスコーティングの種類を把握していないこともあります。
しかしガラスコーティングのメーカーを聞けば、親切なディーラーであれば調べて教えてくれるはずです。
新車購入時のガラスコーティングの種類について、ストレートに営業マンに尋ねることに気が引ける人も中に入るでしょう。
その場合は、購入する自動車メーカーのガラスコーティングについての評価や評判を検索してみるのも一つの方法です。
しかし、投稿された評価のあとにディーラーが質の良いガラスコーティングに変えていることもあるので、SNSの書き込みを全て鵜呑みにするのは危険です。
ディーラーも評判は気にしているので、必ずSNSなどの評判をチェックしていますから、良い商品に変えていることもあるという事です。
そこで、出来るだけ新しい評価を確認しましょう。そしてディーラーでどのようなコーティングなのか質問してみることです。
内藤
社長
この他にも保証問題もあるかな。その辺を解説しよう。
新車ディーラーの中には、ガラスコーティングの質が良くない商品でコーティング作業を行っていることもあり、そういったコーティングでは3ヵ月どころか1ヵ月も経たないうちに撥水効果が落ちてくるでしょう。
もちろん、クルマの保管状況が大きく影響しますが、性能が良くないガラスコーティングを使用していると、撥水性能が長持ちしないことがほとんどです。
新車時にコーティングを施工すると、メンテナンスキットを一緒に貰うことがほとんどです。
本来は撥水効果を復活させるコーティングがメンテナンス剤として使用されますが、液体ワックスのメンテナンス剤を渡すことがあります。
作業自体が簡単で、撥水性能が回復したように見えますが、ワックスは有機物のため汚れが付きやすく、効果もすぐに切れてしまいます。
また、コーティング施工後に定期的にメンテナンスをディーラーで行わなければ保証も切れてしまうといったディーラーもありますので、注意してください。
ガラスコーティングをしてよくイオンデポジットやウォータースポットが付いたと言われることがありますが、一般のガラスコーティング剤は無機質のコーティング剤を使用します。
ガラスコーティングなので、当たり前のことではありますが、この無機質であることが雨ジミやイオンデポジットとなる汚れを吸い寄せてしまいまい、オーナーさんたちを困らせています。
車の様々な汚れはガラスコーティングで防げるのか?イオンデポジット(水アカ、スケール汚れ)などの無機汚れと有機汚れについて解説
内藤
社長
内藤
社長
内藤
社長
メンテナンスキットには、さまざまな種類がありますが、中にはイオンデポジットなどを除去できるメンテナンス剤も多くあります。
しかし、最初からガラスコーティングキットに含まれているメンテナンス剤であれば良いですが、後から市販品のメンテナンス剤を使用する場合は注意が必要です。
それは、メンテナンス剤と商品名に謳っていても、ガラスコーティングを溶解させてクリーニングする製品も少なからずあります。
そこで、安易に市販品のガラスコーティングメンテナンス剤を使用せず、専用品をメーカーに問い合わせて購入するのが安全です。
また、イオンデポジットなどは、メンテンナンス剤で消せることが多いですが、あまり放置しすぎると、メンテンナンス剤では落とせないこともあります。
その場合は、その部分の研磨を行い、もう一度ガラスコーティングを施工する必要があります。
メンテナンス剤として販売されている商品で、ガラスコーティングの修復ができないこともあります。その場合、汚れが落ちないからとコンパウンドを使用する人も見かけますが、これはコーティングを剥離してしまいます。
どんなに細かい粒子のコンパウンドでもガラスコーティングは剥離されることになるので、メンテナンスとしてコンパウンドが含まれる製品を使用しないようにして下さい。
メンテンナンス剤の使い方は、メーカーにより使用方法が異なりますが、基本的にガラスコーティングの性能を復活させる目的の商品がほとんどです。
そのため、スプレー式で簡単に施工できるようになっています。
ほとんどのメンテナンス剤は、ボディに直接吹きかけるのではなく、マイクロファイバークロスにメンテンナンス剤を含ませてボディを拭き上げる使い方です。
注意することは、ボディに直接メンテナンス剤を吹きかけたり、炎天下で使用したりするとシミになる恐れがありますから必ずマイクロファイバークロスに吹きかけ、ボディが暑くない時にメンテナンスを行います。
内藤
社長
車に施工しているガラスコーティングのメーカーと違うメンテナンス剤(撥水加工)を使用して大丈夫でしょうか?
中古車のトヨタ車を購入しました。純正カーコーティングさしていますがメンテナンス品がありません。たまたま、ホンダのメンテナンスキットが手元に有りますが、使用しても大丈夫でしょうか。
メンテナンス剤は、基本的にメーカーの商品ごとの性能に合わせて成分が配合された商品なので、他社のガラスコーティングへの使用は避けたほうが良いでしょう。
一言にメンテナンス剤と言っても種類があり、水弾き性能を復活させる商品のほか、ガラスコーティングに付着した汚れを落とす商品もあります。
クリーナーとしての性能が付与されている場合は、イオンデポジットを溶解させる商品もあり、他社製品のガラスコーティグ被膜と相性が悪く溶かしてしまう恐れがあります。
そのような商品は、専用のガラスコーティングであれば問題ないですが、他のガラスコーティングに使用するとガラス被膜にダメージを与える場合があります。
また、汚れ落としのクリーナーの場合、メンテナンスを数回すると、ガラスコーティングのトップコートを補充しなければ性能が発揮できない場合もあります。
様々なメンテナンス剤があるためメンテナンス剤を使用する場合は、同じメーカーが用意したメンテナンス剤を使用するようにしましょう。
詳細は下記記事からご確認ください。
新車納車時にオプションでコーティングを施工した場合、基本的にメンテナンスは自分で行います。
重要なのは日頃の洗車ですが、ガラスコーティングの効果を長持ちさせるには、納車時との様々な違いを感じ取ることです。
ガラスコーティングの効果は、時間と共に薄れてきます。とは言えガラス被膜が剥がれる、劣化するのではなく、ガラス被膜の上にあるもう一つの有機質のコーティングです。
ガラスコーティングは、無機質なので雨ジミなどのイオンデポジットを寄せ付けやすくなります。
避ける方法として有機質でダブルコーティングしています。
おもにレジン被膜のハイブリッドコーティングが多くなっていますが、有機質のレジン被膜は劣化し、水弾きが悪くなり艶も以前よりくすんできます。
ただし艶は徐々に劣化が進むので、人の目で捉えることは難しいでしょう。そこで、水弾きの状態から劣化具合を見極めます。
このほか、納車直後より洗車に時間がかかる場合や汚れの落ちが悪いと感じるようになっても、有機質の被膜は劣化しています。
このような状況になったら、ディーラーでもらったメンテナンス剤を使用して、コーティング表面を整えてあげるとよいでしょう。
詳細は下記記事からご確認ください。
Q:ガラスコーティングって洗車したら落ちますか?
かつて、車のコーティングと言えばワックスが主流でした。しかし、ワックスは塗装表面に乗っているだけなので、雨が降ると流れ出し、洗車方法によっては1回で落ちてしまうこともあります。
そこで考え出されたのが、ポリマーコーティングと呼ばれるワックスより長持ちするコーティングです。
このポリマーコーティングから科学の力を使った密着が行われています。主に密着させる方法は、塗膜にある微細な凸凹にアンカーを打ち込むようにして固定しています。
これが多くのポリマーコーティングや簡易コーティングの密着方法です。
そして、さらに密着度を上げたのが現在主流となっているガラスコーティングです。
こちらは、施工後完全硬化すると、塗膜と化学結合して強固に結びき、通常の洗車程度では簡単に剥がれることはありません。
しかし、ガラスコーティングは塗布してから完全硬化まで時間がかかります。
その間は塗膜に完全に密着していないので、洗車時に強く擦るとキズが付いたり、剥がれるコーティング剤もあるので注意が必要でしょう。
詳細は下記記事からご確認ください。
Q:ガラスコーティングしてある車でも洗車後の拭き上げをしないと汚れになりますか?
洗車で水道水を使用している方が殆どです。この水道水には、様々な成分が入っているので、洗車後に拭き上げをしないと、その成分が残って汚れになります。
私たちが使用している水道水は、雨が降って溜まった川の水や地下水を利用しています。
つまり、空から降った水は、そのまま何も触れずに水道水になるわけではなく、鉱物など様々なモノに触れることで、ミネラル分が溶け込んでいます。
このミネラル分にはナトリウム・カルシウム・マグネシウム・カリウム・ケイ素があり、これらが多く含まれるほど硬度が高く美味しいと言われます。
しかし、ミネラル分は水の中の不純物なので、ボディに付着して乾燥すると不純物が汚れとなって残ります。これが水ジミと呼ばれるイオンデポジットです。
そこで、水道水で洗車をした後は、乾燥する前に水滴を拭き取らなければ、水ジミが残ってしまいます。
また、ガラスコーティング施工車は、ガラス被膜がミネラル成分と同じ無機質なので、汚れとして付着しやすくなっています。
詳細は下記記事からご確認ください。
Q:新車にガラスコーティングをしました。施工後のメンテナンスに車用ウェットシートでボディなどを拭くと問題はありますか?
車用ウェットシートの洗車方法は、最近水なし洗車用具として人気を集めています。多くの種類が登場しているので、汚れや場所問わず使用できるメリットがあります。
そのようなメリットがある中で、車用ウェットシートをガラスコーティング施工車に使えるのかというと、使える場合や使える商品もありますが、使えない場合や使えない商品もあると言うことになるでしょう。
つまり使用する状況により全く変わってくると言うことです。
まず、コーティング施工後の通常洗車は、付着した汚れを水で洗い流してからウェスなので拭き上げることです。ウェットシートは、水を使わず、そのままボディを拭き上げてキレイに出来ると言う商品です。
手軽に洗車できる商品ではありますが、まずは商品パッケージの裏を確認してどういう時に使用できるか確認をしてください。
商品によっては汚れがひどい場合はキレイに落としてから使用しないとキズが付く恐れがあると記載されています。つまり、雨の日など走行して車がひどく汚れた場合は、ウェットシートだけで済ませるとキズが付く可能性が高くなると言うことです。
また、ウェットシートには、キズ消しタイプも販売されています。コンパウンドなどの研磨剤が含有されており、キズを消しながらワックスでキズを埋めるタイプです。
これをガラスコーティング施工車に使用すると、キズを取るつもりがコーティング被膜を剥いでしまう恐れもありますので商品をしっかりご確認ください。
では、軽微な汚れならウェットシートで汚れ落としをしてもよいのか?
と言えばあまりお勧めしません。ガラスコーティングを施工する前には、下地処理を行い細かいキズや汚れをなくしてピカピカにしてからコーティングしています。
せっかくキレイにキズを取り除いたボディに、ホコリや細かい砂などを洗い流さずに拭き掃除すると、汚れを引きずりますから、洗うときに比べるとキズが付く恐れがあります。
詳細は下記記事からご確認ください。
Q:真冬、車のボディとガラスが凍ります。 一応ガラスコーティングしてあります。水をかけてボディとガラスの氷を溶かしています。ボディ痛みますか?
寒い地域では、真冬になると1日を通して氷点下になることも多いでしょう。もちろん、そのような場所でも日差しが出れば、凍り付いた部分は溶け出します。
日差しが出るまで待てればよいですが、冬は日の出が遅いため、多くの方は出勤時間に間に合いません。そこで、考えられるのが質問者さんの方法(水をかける)でしょう。
実は、この水をかける方法は、真冬に行うと危険です。
水をかけた後は溶けて前も見えるようになりますが、外が氷点下の場合、走行を始めると凍りはじめます。
特にフロントガラスは、溶かしたらワイパーで水分を除去するだけでなく、水分を拭き取らないと、すぐに凍ってしまいます。
また、ボディもドアハンドルなど可動部分に水をかけると凍り付いてしまい、水をかけた時は良いですが、しばらくすると凍り付いて動かなくなることもあるでしょう。
その他、鍵穴があるタイプの車は、鍵穴に水が入ると内部が凍り付いて、車のロックもアンロックも出来なくなります。
そこで、真冬の凍り付きを守る方法としては、フロントガラスに毛布などを掛ける方法が古くから取られています。
また、ボディが凍り付くのを避けるのであれば、ボディカバーをかける方も見られます。
しかし、寒い冬に朝晩毎日それを続けることはかなり大変と言えるでしょう。
そんな中、登場して今も人気があるのがリモコンエンジンスターターです。これを使えば、乗り出す前に車内も暖かくなり、しかも全てのガラスが溶けているほか、ボディもある程度解氷させられます。
真冬に青空駐車の車は、凍結が避けられません。
そのため、解氷に様々な方法が取られてきましたが、水をかけることで、ガラスやボディを傷めることはありませんが、寒いとさらに凍り付いてしまい、状況を悪化させる恐れもあるので、水をかけることはなるべくしない方が良いでしょう。
また、水道水にはミネラル分が含まれており、ガラスコーティングやフロントガラスに水をかけて自然乾燥させると水ジミを発生させる恐れがあります。
水をかけるなら、必ず拭き取り作業をするようにしなければ、ガラスコーティングや車のガラスに水ジミ汚れが多く付着してしまうでしょう。
詳細は下記記事からご確認ください。
Q:パッソのマゼンタベリーマイカメタリックを中古で買いますが、濃い赤ピンクという感じです。
ガラスコーティングしてもらったのですが、駐車場に屋根がないので、普段ほこりや黄砂で汚れた時は、どのようなお手入れしていたら良いでしょうか?定期的な洗車はどのくらいの頻度でしょうか?
基本的にホワイト系などの淡色カラーでは、黒っぽい汚れが目立ち、ボディカラーが濃くなると白く目立ちます。
質問のマゼンタベリーマイカメタリックは濃色カラーのため、白っぽい汚れが多く目立ちます。
また、花粉や黄砂が付着すると少量の場合はれほど目立ちませんが、大量に付着すると花粉や黄砂の密度が多くなるのでボディ全体が黄色く見えるでしょう。
では、駐車中に埃や花粉、黄砂で汚れた場合の対処方法ですが、流水で洗い流すのが一番です。高圧洗浄機を所有していれば、それで吹き飛ばしてしまえば簡単です。
手元に高圧洗浄機がなくても散水ノズルで水形を変えたり、水量を変えれば車に付着した汚れを落とせます。
頻度については、基本的に汚れていたら落とすようにしましょう。ただし、春などは黄砂や花粉が酷いので毎日降り注ぐこともあります。その場合は、雨が降る前に洗車するようにます。
なぜ、雨が降る前に洗車するとよいのかと言うと、通常黄砂や花粉は水分を含まないと、ボディに乗っているだけです。しかし、雨が降って濡れると、花粉の成分であるペクチンが溶け出します。
このペクチンは、ジャムにも使われる多糖類のゼリー状に固まる成分なので、雨が上がった後乾燥すると、くっついてしまいます。
そして黄砂は、石英や長石などの造岩鉱物や、雲母、カオリナイト、緑泥石などの粘土鉱物が多く含まれているので、雨に濡れると粘土状になります。そして乾燥すると塗装表面で硬く固まってしまうのでかなり厄介です。
このように、黄砂や花粉は、一般的なホコリや砂と異なり、水に濡れると固まる性質を持っているので、雨が降る前に洗車するのが理想的です。
しかし、どうしても雨の前に洗車できなかった場合は、雨が降った後、乾燥が進む前に出来るだけ早い段階で洗車しましょう。
もちろん、赤系のボディにガラスコーティングを施工していても、黄砂や花粉が雨に濡れて固まると落とすのが大変になるので、花粉や黄砂が付着したら雨が降る前に洗車したほうが良いでしょう。
詳細は下記記事からご確認ください。
ガラスコーティングは、施工して終わりではありません。日ごろのメンテナンスとして洗車が重要となります。正しく洗車を行い、ツヤや撥水性能が落ちたと感じたら、メンテナンス剤を使用することで本来の耐久性を発揮します。
効果が〇年持続とあるガラスコーティングのほぼすべては、メンテナンスをしてこそメーカーが発表している持続期間を得られることを覚えておきましょう。