新車に自分でガラスコーティングする場合の必要な道具【コーティングQ&A】
こんにちは。
ガラスコーティング剤の独自ブランド(ゼウスクリア)を展開する日本ライティングの内藤です。
新車にガラスコーティングする場合、磨きはほぼ必要ないと言われていますが、そんな場合どのような洗車道具があればよいのか以下のような質問が来ています。
新車にガラスコーティングをするときに必要になる道具はありますか。
軽トラマニア小泉
それでは、コーティングする前に必要な道具を解説するよ。
新車のガラスコーティング前に必要な道具
ガラスコーティングを施工する前には、新車であっても下地処理が必要になる場合があります。ただし、使用車に比べると汚れも少なく小傷もほとんどないので、用意する道具はそれほど多くありません。
用意するのは洗車道具を基準に用意します。洗車に必要な道具としては、カーシャンプー、洗車用スポンジ、そして拭き取り用のクロスを用意します。
カーシャンプーは、必ずノーワックスタイプを用意しますが、脱脂性能が高いシャンプーであれば、なおよいでしょう。
シャンプー洗車する場合に使用するスポンジは、傷の入りにくいタイプを用意します。
ウレタンやセルロースのスポンジもありますが、傷をつけにくいタイプとしてムートンやPVAスポンジが良いでしょう。
PVAスポンジとは、ブロック形状のスポンジですが、拡大すると中空状態であることから、吸水性、保水性に優れています。泡立ちがいいので、泡の密度が高くなることから、車の表面に傷をつけにくい特徴があります。
スポンジは洗車する部位に合わせて選ぶようにします。
当たり前ですが、車は大きく広いです。細かい部分もあるため、それぞれの場所を的確に洗えるように細かい部分は小さいスポンジ、広いボディ面は大きいスポンジというように、2種類程度用意するとよいでしょう。
このほか、最近の車は背が高いので、ルーフの洗いやすさも考えて、柄付きのスポンジを用意すると便利です。
シャンプーの泡を水で洗い流したら、今度は水のふき取りです。毛足の長い大きめのマイクロファイバークロスは傷が付きにくく便利です。
このタイプを選ぶ理由は、吸水性が高いからです。逆に毛足が短いと吸水性が悪いため、作業性は良くありません。
このほか、新車でも走行している場合は、下回りにピッチ・タールや鉄粉も付着している可能性があるので、それぞれに合わせて道具を準備します。
まず、ピッチ・タール落としですが、専用のケミカルが販売されているので、それを使用して落すとよいでしょう。
次に鉄粉ですが、こちらは鉄粉取り粘土や鉄粉落としクリーナーを利用します。
ただし、鉄粉落としクリーナーは、落ちるまでに時間がかかる場合や完全に落ちない恐れもあるので、鉄粉取り粘土のほうが効率的です。
これらを使用して車をキレイに洗車できたら、今度は脱脂剤を用意します。
脱脂剤には、専用品がコーティング剤に同封されていなければシリコンオフなどを利用するとよいでしょう。また、無水エタノールでも脱脂作業が可能です。
脱脂作業に使用するクロスも傷が付きにくいキレイなマイクロファイバークロスを用意して丁寧に塗布して拭き取ります。
ここまで作業すれば、あとはガラスコーティングを施工するだけです。
内藤
軽トラマニア小泉
というのは、キット内に脱脂シャンプーも鉄粉取り粘土も、そして脱脂剤も入っているから、洗車用のスポンジと拭き取りクロスさえ用意できれば問題ない。
新車の洗車での注意点
内藤
軽トラマニア小泉
新車には、ほとんど傷が付いていません。そこで洗車時に余計な傷を付けない洗車がキレイなガラスコーティングを施工するポイントです。
まず、あまり暑くない日を選んで洗車をします。そして、洗車時に直射日光が当たるとウォータースポットの原因になるので、日の当たらない風の少ない場所で洗車します。
特に風が強いと、風に乗った砂ほこりがボディに付着して、細かい傷を発生させますから注意します。
少量の水では、汚れやホコリが落ちないので必ず水洗いは入念におこないます。
そのため、水道から直接散水シャワーが使えない環境では洗車はしない方が良いでしょう。
また、シャンプー洗車の泡は、しっかりと洗い流す必要があるので、ドアミラーやドアノブといった可動部分は特に入念に水をかけて泡を流します。
内藤
軽トラマニア小泉
雑に洗ったり、本来の使用方法と違う使い方をすると、キレイに洗車できない場合もあるから注意しないとね。
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軽トラマニア小泉
カスタム・鈑金・コーティングなど自動車関連の業務に30年以上携わり、数多くのカスタムも手掛けてきた実績があります。コペンのデモカーで雑誌K-CARに何度も取り上げられる。大会に出品する車両製作を手伝い全国2位を受賞。
軽トラももちろん所有し、スバルサンバーに赤帽の赤いヘッドエンジンに憧れ換装したほか、ダイハツハイゼットでは、車高を上げて林道を走破しやすい改造や、荷台にスポットライトを増設。また、乗り心地が少しでもよくなるようにと、シートにはアトレーワゴンのシートを移植するなど、数多くのカスタムを行ってきました。
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