こんにちは。
ガラスコーティング剤の独自ブランド(ゼウスクリア)を展開する日本ライティングの内藤です。
殆どのガラスコーティング剤には、施工する前の脱脂処理について取扱説明書に記載があります。商品に脱脂剤が無い場合もあり、本当に必要なのか以下のような質問があります。
新車へのガラスコーティングを施工するときも脱脂は必要なのでしょうか?
軽トラマニア小泉
内藤
軽トラマニア小泉
脱脂作業は、油分を取り除くことです。新車でもボディには様々な汚れが付着し、その中には油分も含まれます。それを拭き取る作業を脱脂作業と言います。
身近な商品で解説すると、スマホ用の画面フィルムを購入すると、脱脂シートが同封されている場合があります。
シートで画面を拭いて保護フィルムを貼りますが、脱脂シートを使用しないままフィルムを貼り付けるとフィルムとスマホ画面の間に汚れが残りキレイに貼れません。
これと同じように、ガラスコーティングを施工する前には、ボディを脱脂しなければガラスコーティングが定着できないということです。
しかし、車をキレイにシャンプー洗車しているのに脱脂作業が必要なのか不思議に思う方も多いでしょう。
一般のカーシャンプーでは、ボディ表面の油分を全て取り除くことは難しいからです。
このほか、人の手にも油分は含まれており、ボディを素手で触ると油分が付着していますから、それを落とさなければガラスコーティングは定着できません。
なぜ、ボディ表面に油分が付着しているとガラスコーティングが定着しないのかというと、油分によりコーティング剤が弾かれてしまうからです。
それにより、均一にコーティングが塗布できずにムラがある不完全なコーティングになってしまいます。
そこで、油分を落とす必要があり、それには脱脂剤が必要になります。また、脱脂作業は、塗装表面の油分と一緒に汚れを除去する効果もあり、キレイな塗装表面を作り出すのにとても重要な役目を持っています。
内藤
軽トラマニア小泉
洗車で落ちない油分や汚れも脱脂剤を使用するととてもきれいになる。
内藤
軽トラマニア小泉
だから専用の脱脂剤が必ず必要だよ。
ただ、日本ライティングのシラザン50は付属のシャンプーに脱脂効果があり、またシラザン50の中にも脱脂成分が入っているので別途脱脂剤の塗布は必要ないよ。
内藤
軽トラマニア小泉
脱脂作業に使用できる脱脂剤として様々な名称で各社販売しています。成分は、各社異なりますが、油脂を溶解する溶剤でできています。
そして、油脂を溶解する商品として有名なのがシリコンオフで、市販でも手軽に手に入るため、脱脂が必要な作業に使用できます。
このほか、同じく脱脂効果がある商品にパーツクリーナーがあります。こちらは、塗膜に使用できそうな商品もありますが、基本的に金属の洗浄用なので、使用は避けたほうが良いでしょう。
他にも薬局でも手に入る無水エタノールも脱脂作業に使用できます。アルコールは油分を溶解するので、専用の脱脂剤が無い場合は重宝します。
ただし、アルコール濃度が高くないと効果は得られないので、消毒用アルコールではなく、無水エタノールを利用するとよいでしょう。
アルコールには様々な種類がありますが、無水エタノールと同じ効果が得られる商品にIPAアルコールがあります。ただし、毒性があるので、使用方法には十分注意が必要です。
脱脂方法ですが、スプレー式の場合は、直接吹きかけてから拭き取るのが効果的な脱脂方法です。それはスプレーによる噴射圧力により、効果的に余分な油分を吹き飛ばせるからです。
そのほかの場合は、キレイなウェスにたっぷりと脱脂剤を付けて拭き取り作業をします。
拭き取りも、キレイなウェスを使用します。この時に、ボディの拭きとりでキズを付けては元も子もないので、キズが付きにくいマイクロファイバークロスで優しく拭きます。
また、脱脂作業した後にむやみに素手で触ると、手の油分をボディに付着させてガラスコーティングの密着を悪くさせるので、脱脂作業の後は素手でボディを触らないように注意しましょう。
内藤
軽トラマニア小泉
だから、量を多く安く手に入れたいなら塗料卸業者で購入するといいかもね。
でも、日本ライティングのゼウスクリアなら、キット内専用脱脂剤が入っているから特に用意しなくてもいいよ。
あと、シラザン50は付属のシャンプーに脱脂効果があり、またシラザン50の中にも脱脂成分が入っているので別途、脱脂剤の塗布は必要ないよ。
もちろん、別途脱脂をしても構わない。