こんにちは。
ガラスコーティング剤の独自ブランド(ゼウスクリア)を展開する日本ライティングの内藤です。
ガラスコーティングにはメンテナンスキットが付いてくる商品もあります。今回は、メンテナンスの施工について掲示板で質問している方がいらっしゃいましたので回答します。
納車時に2液タイプのガラスコーティングを施工してもらいました。メンテナンスキットみたいなのがついていたのですが納車して7ヶ月くらい経ちました。
購入メーカーサイトには1年は持つとありましたが、そろそろワックスの塗り直しをしたほうがいいですかね?また、塗り直しは素人がやっても大丈夫ですかね?
軽トラマニア小泉
整備工場などのプロ向けに販売している商品だから、これに限っては、自分では施工しない方がいいと思う。
ただ、メンテナンスキットについても業者用だから、手に入らない可能性があるかな。
内藤
軽トラマニア小泉
ガラスコーティングは、完全無機質のコーティングです。施工すると、化学的に塗膜と密着するので、今までのワックスやポリマーコーティングより剥がれにくいことが特徴です。
一度密着すると3年以上の耐久性があり、長期間にわたって防汚性、耐スリキズ性、水弾き性、そして光沢が持続します。
また、余談ですがガラスコーティングには、様々な種類があります。
量販店などに多く販売されるガラス系とは被膜の状態が大きく異なります。
主に、長期間使用すると、耐久性や防汚性に違いが現れ、一般的にガラス系のほうが早くダメージを受けます。
今回取り上げた質問者さんの内容ですが、おそらく2液タイプを施工されています。ガラスコーティングには、1液タイプと2液タイプがあります。
1液タイプでも、トップコートを施工する2層タイプや3層タイプも存在します。
2液タイプの場合は、反応液を使用するため施工の仕方ではムラの発生や反応時間が季節で変わるので反応液を使い分ける必要があり施工が難しいといえます。
このようなことから、2液性のガラスコーティングは、施工時間も決まっている業者向けもある反面、自分でも簡単施工できる2液性ガラスコーティングもあります。
DIYできる商品であれば、メンテナンスキットも手に入れられ、自分でもメンテナンスも可能です。
話がそれましたが、ガラスコーティングは、無機質なので無機汚れのイオンデポジットの付着がしやすいため、それを避けるために有機質のポリマーやレジンなどでトップコートをするのが主流です。
車の様々な汚れはガラスコーティングで防げるのか?イオンデポジット(水アカ、スケール汚れ)などの無機汚れと有機汚れについて解説
それが2層コートなどですが、手間をかけずに無機と有機の両方性質をもったゼウスクリアのようなハイブリッドコートもあります。
ガラスコーティングの有機質のトップコートは無機質のベースコートのガラスコートより耐久性が劣るので、それを補うためメンテナンスキットを定期的に使用します。
つまり、ガラスコーティングを施工して長期間経つと水弾き性能が衰えたり、汚れが通常の洗車で落ちにくくなる場合、ガラスコーティングの再施工ではなくメンテナンス剤で補うのが通常です。
このような状況は、一般の方でもわかりやすいので、メンテナンス時期の指標として覚えておくとよいでしょう。
内藤
軽トラマニア小泉
内藤
軽トラマニア小泉
ただし、メンテナンスをしっかりしないと、イオンデポジットが付着して、ガラスコーティングを剥さないとダメな場合もあるから注意しないとね。
ガラスコーテイングメーカーでは、メンテナンス時期について触れていることもありますが、車の使用環境でメンテナンス時期は大きく変わります。
特に青空駐車が多い場合、風雨にさらされるため、ガラスコーティングのメンテナンスは早めのほうが良いでしょう。
基本的に1カ月に1回程度メンテナンスをする気持ちでいれば、ガラスコーティングの美しさを長持ちさせられます。
また、ボディ表面を見て、汚れの付着が取れなくなった場合や、水弾きが悪いと感じたら、早めにメンテナンスをしましょう。
メンテナンスキットは、メーカーにより施工方法が異なるので、手軽にできる商品もあれば、かなり手間がかかる場合もあります。
しかし、ワックスがけや、ガラスコーティングの施工に比べて施工は簡単なので、ガラスコーティングのメンテナンスはそれほど大変ではないでしょう。
内藤
軽トラマニア小泉
だから、最低限、メーカーが指定した期間でメンテナンスをすることね。