ハロゲンバルブの「H11」を明るくLEDにしたい!という声はかなり聞こえてきますが、そもそも「H11」とはどのようなバルブでH8やH16との互換性はあるのか?
こんにちは。
日本製LEDヘッドライト 日本ライティングの内藤です。
※日本製LEDヘッドライトの特徴についてはこちらをご覧ください。
最近H11バルブについて質問が多くなりました。LEDやHID化するためにちゃんとした製品を選ぶにはどうすればよいのか。島田さんに聞いてみました。
目次
内藤
島田
それらを踏まえて、H11バルブについて説明するよ。
ハロゲンバルブの「H11」は、内藤君の認識の通り、ハロゲンバルブの一種でシングルフィラメントバルブです。ちなみにバルブ定格は、「12V 55W」で主にヘッドランプのロービームやフォグランプに使用されています。
ロービームは「H11」で、ハイビームは「HB3」という使われ方が多く、HID仕様やLED仕様のクルマの低~中グレードのハロゲンランプ車両向けに使用されることが多いバルブ形状です。
H11のハロゲンバルブでも「暗い」とおっしゃるオーナー様が多いのは、HIDやLEDの明るさに慣れてしまっているか、ハロゲンしか乗られていないオーナー様はヘッドランプが黄ばみ、光軸がズレ、そもそも色味が淡黄色だから暗く感じるのかもしれませんが、そもそもH11はハロゲン球の中では消費電力が55Wということもあり比較的明るいバルブです。
搭載車両としては、一部メーカーにしか採用されていないH16バルブと異なり、国内メーカーであれば、どこのメーカーでも使用されています。比較的に多いのは、セダン、ミニバンが中心です。ちなみに、軽自動車であれば、「H4」が圧倒的に多いです。
ヘッドライトと同じバルブ定格が「12V 55W」ということあり、H16バルブ「12V 19W」と比較しても明るめのバルブです。よくこの手の話になると互換性を気にされることが多いですが、ハロゲンバルブ単体であれば、「H8」,「H11」,「H16」等はそれぞれの互換はありません。
なぜなら、ランプの耐熱規定の兼ね合いもあって、ランプが溶ける恐れもあるからです。
後ほど、説明しますが、互換用LEDバルブに関しては、消費電力の少ないLEDを使用するから互換は可能となります。
バルブ定格が異なり、ランプが溶ける可能性があるから、ハロゲンバルブ同士の互換性はありません。LEDについては消費電力が少ないため互換性はあります。
内藤
島田
H11は、使い勝手が良いためヘッドライトやフォグランプに採用されています。だからと言って、H11バルブの商品がロービームやフォグランプ全てに対応しているとは限りません。
この視点を持つことが大切になります。
日本ライティングの商品で例えると、H11タイプのLEDには「標準モデル」と「ハイスペックモデル」の2商品があります。
見ていただくと違いが分かると思います。
標準モデルは小さなLEDチップが4つ縦に並んでいるのに対して、ハイスペックモデルは4つのLEDチップが真ん中に集中して設置してあります。
なぜ、このような事をするのかと言うと、標準モデルよりも明るさを出すためです。
ハロゲンバルブは360度発光に対してLEDは180度発光になるので、純正バルブのカットラインを出すためには、発光点の位置や中心点からの距離が影響してきます。
カットラインを出しながら、明るさを更にUPするのは、チップの性能と放熱性の向上などが大きく関わってくるため、現実的には難しいです。
そのため、配光を捨て、明るさに専念したのがハイスペックモデルです。配光が出なくなったことで、使用できる箇所は、ハイビーム・フォグランプ・プロジェクタータイプのロービームのみとなります。
リフレクタータイプのロービームは、リフレクターに反射して配光を出す仕組みのため、取付け不可となっています。
日本ライティング以外のLEDでも同じように考えて商品を選ぶ必要があります。リフレクタータイプのロービームであれば、配光ができる仕様のLEDバルブを選ぶ必要があるので、配光が出ない3面発光のLEDや弊社のハイスペックモデルは避ける必要があります。
ただ、プロジェクタータイプであれば、プロジェクター内部で配光を調整するため、配光重視のLEDよりかは、明るい仕様のLEDバルブを選択するのが良いと思います。
フォグランプやハイビームでも同じ考えで選ぶと良いと思います。
「フォグランプにイエローを取付けたい」
フォグランプにイエローを入れる人は最近多くなっています。また、人気をさらに加速させたのが2色切り替えタイプのLEDバルブが登場したことも影響しているのではないでしょうか。
一口にイエローと言っても今真剣にイエローバルブを選んでいる人にとってはゴリラと人間くらい違うというかもしれません。
確かに、おっしゃる通りイエローと言っても昭和に流行った「濃いイエロー」か「レモンイエロー」またまた、バルブごとで言えばハロゲンのイエロー、HIDのイエロー、ヘッドライトにフィルムを貼る場合もあります。
このようにイエローと言っても色々なイエローが存在するのですが、各メーカーから販売されているイエローは、果たしてどんなイエローなのでしょうか。
昭和を思い出す濃いイエローですか。
それともレモンイエローですか。
色々なメーカーのイエローを集めて調べてみました。
内藤
島田
内藤
僕の田舎は雪が多く降る地域の為、フォグランプは便利で視界も確保できる必須の装備だと思っています。テストを行ってみて個人的に好感度の高いイエローは【 サフランイエロー 】や【 カドミウムイエロー 】でした。
色と明るさが相まって最もナチュラルな照らし方をしているからです。とは言え、明るさが足りないと感じれば好みの色でも取り付けるのは躊躇います。トータル性能で明るさや色合いは【 サフランイエロー 】【 カドミウムイエロー 】を発光するLEDは自分の生活環境に合っていました。
今まではハロゲンを使用した方が色温度の関係で視界の確保には有利と思っていました。今回はホワイトとイエローの切り替え可能なフォグランプを使用し、ハロゲンには無いオシャレさや、HIDにはない切り替えの優位性を感じました。
そんな有意義なテストの中でも一番驚いた発見は『明るさ』=『視認性』ではない事です。
一般的にホワイト色でもイエロー色でも、明るければ見える、見えやすい、と捉えがちですが、明るすぎるLEDやHIDは対向車に対して迷惑なだけでなく、逆にモノに反射して見えにくい状況を生み出すリスクを確認しました。
イメージしてもらうとわかりやすいですが、室内インテリアの間接照明のような照らし方のほうが反射しやすいものは見えやすくなります。
降雪時や霧の濃い状況では明るさも重要ですが、直接的に照らす色合いよりも柔らかい色で、発光も適度な方が運転が楽になります。この経験を踏まえた上で、フォグランプに必要な性能は以下の通りです。
安定した視界を得るにはきちんと発光してチラつきや乱反射しない計算されたチップ配列と熱処理が必要です。中には、非常に安価ながらもとても明るいLEDフォグもありましたが、ファッションとしては格好良くても実用となると視界確保が難しいと感じるものもありました。
非常に明るいホワイト色の場合、車内から障害物を確認しても反射光が多く、運転していても眩しいと感じる状況がありました。
イエローに変えても、やはり各メーカーで差があり、場合によっては見えにくいモノもあります。適切な色温度を使用することで運転の疲れ方も違うので、あまりに青っぽい発光をするフォグやヘッドライトは安全面でも個人的にはオススメ出来ないと思います。
フォグランプはあくまでもフォグランプです。明る過ぎてヘッドライトの明るさを超えるモノは対向車にもストレスを与えますが、降雪時や濃霧が発生している時は明るさが乱反射して逆に前方視界を遮ってしまいます。
これはイエロー色に切り替えても同じで、明るすぎる事で運転する側も負担が増えてしまいます。チップ配列がしっかりとしているメーカーは明るさを保ちつつ、光軸も大きく変化しない為、きちんとフォグランプとして機能している印象を受けました。
今回テストに使用した車は主に生活のために使用しています。いわゆる足車と呼ばれる使い方をしています。このような使い方をする状況であれば、安心して使用できるLEDフォグをおすすめします。車も詳しく運転も堪能であればファッション的なLEDフォグも考え方次第では良いと思います。
しかし、そうでない人が乗る車の場合はきちんとした安定性、視認性、違和感なく操作できる色の切り替え、は必須です。降雪時に使用してフォグの視認性が悪く車をぶつけたり、事故に遭ったり、その車に子供が乗っていたりとリスクを考えるとコストパフォーマンスや値段では選べないのが安全性能です。
このように考えると、どんな使用状況の車であっても、また誰が使用しても、安全に使える品質を提供しているメーカーでなければ積極的に他者におすすめは出来ないとより感じました。改めて他者に配慮した視認性の高いLEDフォグを取り付けたいとこの実験で感じました。
それでは、日本ライティングを含めみんカラで人気なメーカー、Amazonで売れているメーカー、2色切り替え以外にもHIDの3000ケルビン、またはフィルムタイプ、ハロゲンの極黄色なども合わせて色味の違いなどを比較してみましたので、御覧ください。
手元のスイッチで手軽にホワイトとイエローに色合いを変化することが出来ます。
雨や霧の時や降雪時はホワイトのフォグでは前方視界が悪いのですが、切り替え可能にすることでネガティブなポイントは解消しています。
またホワイトは実際使用すると夏くらいの夜は非常に明るく視界は良好です。真正面から見ると無造作に光を散りばめる事無くしっかりと前方を照らしている印象でした。
斜め前方から明るさを確認するとかなり眩しい状況です。
側道を歩く人や自転車にもいち早く対応できそうです。光軸はやや下を照らしていますが十分に明るく照らしています。
斜め後方からの確認です。
光の集束している地点地点が赤い丸の箇所です。壁に対してやや下に光が集中しています。フォグランプでかなり明るいのでこのくらい下を照らしていないと対向車にも迷惑をかける可能性もあるので、このくらいが丁度いい感じです。
室内からの写真です。
光に照らし出されて『ゴミはゴミ箱へ捨ててください』を読み取ることが出来ます。白い文字なのでホワイトの文字は見えにくい印象ですが、フォグのみの点灯でこれだけの明るさを確保できます。
今度はイエローに切り替えて確認してみましょう。イエローとは言え真正面からだとかなり明かりい印象を受けます。イエローは濃いめのサフランイエローに思いました。
斜め前方から同じように撮影しました。
一言で黄色やイエローと言っても見比べてみると微妙に違いを感じる事が出来ます。
一見明るさや眩しさはホワイトに劣る印象ですが、光はほとんど同じ個所に集束しています。
雨や霧、降雪時はホワイトのLEDでは反射して視界が悪くなりますが、イエローに切り替えることでかなり視界は良くなります。
室内からの写真です。
白い文字の見え方もホワイトで照らし出すよりハッキリ読み取ることが出来ます。
最近のLEDは値段もお手頃なものが増えている中でも比較的、高価な価格帯になります。
非常に明るいホワイトでヘッドライト代わりになるくらい前方を照らしてくれます。取り付け自体も本体がコンパクトなので簡単に交換できました。
また、こちらも雨天時や霧、降雪時に対応出来るイエローに色を変化出来るので便利です。
斜め前方からの撮影です。
フォグの配光は路肩より前方を照らす印象です。チップ配列で若干の差で生まれますが、明るさも十分なので側道も余裕で確認できるレベルです。
斜め後方からの撮影です。
明るさは十分ですが写真で見ると配光は中心寄りでやや高めの印象です。この状態でも夜間走行できるくらいの光量はありますが、ホワイトの色味での雨天時や霧の時、降雪時は乱反射して視界が悪いのが予想出来ました。
もう少し下向きくらいが丁度いいかもしれません。
室内からの撮影です。
こちらもホワイトなので文字は読み取れますがやはり白い文字は見えにくいかもしれません。明るさは十分です。
イエローに切り替えるとまた印象が違います。全体的に眩い鮮やかなイエローで、かなりの光量に感じました。ホワイトよりも光量が多く、路面全体を照らしているのがわかります。
色合いはカドミウムイエローに近いようです。
斜め前方からの撮影です。
鮮やかで光量の多いカドミウムイエローのフォグは斜めから見ると若干ですが色合いが変わって見えます。真正面からの写真と比較すると少しだけ暗い印象に感じるのは光の照らし出す方向が正面に対して特に強いからだと思いました。
斜め後方からの撮影です。
壁を照らす光を見ると前方に対しての光量が豊富なのがわかります。壁全体がイエローに染まる程の明るさがあるので視界は良さそうです。対向車に対しても存在感があります。
室内からの撮影です。
イエローに切り替えると文字の見え方がハッキリとします。色合いが鮮やかな為、文字に光が反射してやや眩しい印象ですが、風景全体を照らしています。
値段も手頃で簡単に取り付けが可能な上、色の切り替えも可能な人気商品です。光量が非常に多く、全体に光を照らし出す印象です。配光は上向き加減のように感じました。
斜め前方からの撮影です。明るさは十分確保されていて、かなり前方を照らし出してくれます。側道の確認も問題ないようです。
斜め前方からの撮影です。
最初の印象通り、上向き加減の配光になります。高さがある分だけ前方視界は良好です。
室内からの撮影です。
どのメーカーもホワイトでは白い文字は反射してハッキリと見るのはつらい印象はありますが、夏場の夜間走行では大きな助けになるくらい明るいです。
これだけの明るい配光だとフォグの明るさがヘッドライトの明るさを超えています。
イエローに切り替えるとかなりマイルドな印象に変わり、落ち着いた光り具合です。このくらいの明るさだと眩しすぎずに好印象でした。
色合いはやや薄く鮮やかなカナリーイエロー系です。
斜め前方からの撮影です。
真正面からだとカナリーイエローよりも濃い目には感じますが、斜めからだと色合いは近いのではないでしょうか。
斜め後方からの撮影です。
他製品の黄色味よりも白味が強い印象です。カスタムやドレスアップには鮮やかさも相まって似合うかと思います。
室内からの撮影です。
真正面から見た色味とかなり印象が変わっているかと思います。LEDよりもハロゲンに近いようなナチュラルな感じです。
価格は中堅という感じで信頼性とお求めやすさを両立した立ち位置に感じました。
比較していくと6000Kという色温度の範囲でも、個性的な爆光を放つLEDもある中で一際落ち着いた雰囲気の明るさだと思いました。とは言え、こちらも十分な明るさです。
斜め前方からの撮影です。
落ち着いた明るさと表現しましたが、アングルを変えてみるとフォグの中心部から強い光を発しているのがわかります。車両前方に対しては特に強そうです。
斜め後方からの撮影です。
光りが放射線状に壁に反射しています。こう見ると最もヘッドライトのような高さまで照らし出しているようです。
室内からの撮影です。
文字がハッキリと映し出されています。この高さまで光が届いているので存在感は強く、インパクトはかなり強く感じました。
イエローに切り替えるとまた印象が変わって見えます。鮮やかな色合いはレモンイエロー系に感じました。
斜め前方からの撮影です。
配光はホワイトの時と大きく変わらず視界は悪くない印象を受けましたが、やや全体的に下側を照らしています。
斜め後方からの撮影です。
壁全体を照らしているのがわかります。色合いも丁度良く、雨天時や霧の時、降雪時にも照らし出してくれると思います。とてもコストパフォーマンスは高いようです。
室内からの撮影です。
かなり印象が違うかと思います。個人的にはもう少しだけ黄色味が弱い方が好みかもしれませんが、しっかりと前方を照らしているのがわかります。
サービスも充実させているので目にする方も今後は増えていくかと思います。値段も比較的安い部類ですが、写真の通りかなりの明るさです。
留意点としては、車種によって配線カプラの取り付け位置が逆になると追加パーツか加工で対応しなければなりません。
斜め前方からの撮影です。
かなりの明るさで照らしている為、カメラのピントが合わなくなる瞬間がありました。光量はかなりありますが、配光は上を向いている様子で、下側はあまり照らしていないのがわかります。
斜め前方からの撮影です。
かなり明るいのがわかるかと思います。照らす範囲は上方で強烈なインパクトがあります。
室内からの撮影です。
真正面を照らし出しています。ヘッドライトが不要なくらいの明るさの反面、ホワイトの光が文字に反射してしまい、読み取るのが困難なくらい眩しいのがわかります。
イエローに切り替えてもかなりの明るさです。
かなり強い光を発しているのが伝わると思います。強烈な明るさと鮮烈な色味もあり、色を切り替えてもインパクトは強いです。色味はカドミウムイエロー系に感じました。
斜め前方からの撮影です。
イエローに切り替えてもやはり上向き加減で照らし出しています。
斜め後方からの撮影です。
壁全体がイエローに染まる程の配光具合です。予想通りの上向き加減ですが、個人的にはもう少し下を照らした方が好みですが、値段の割にはかなりの光量を有しているのがわかります。
室内からの撮影です。
壁一面がカドミウムイエローに照らし出されていて光量も非常に多いのですが、直近の文字に反射している為か、やや読み取りにくい印象を受けました。より遠くのものを見るには良いかもしれません。
HIDの3000Kのイエローフォグです。
LEDと比較すると取り付けにはやや時間を要しますが、3000Kとなるとやはり黄色味は強く、オーソドックスなイエローフォグで良い意味で期待通りでした。サフランイエローのような印象です。
斜め前方からの撮影です。
かなり明るく強い光を出していますが、個人的にはHIDは構造上、強く光り出すまでにややタイムラグがあります。こちらも同じで点灯当初は明るさの立ち上がり時間が気になりました。光りの広がり具合はバランス良く、側道や前方もきちんと照らしてくれています。
斜め後方からの撮影です。
価格がお手頃な割にはしっかりした明るさと色味、光軸もしっかりしていて、強く光るまでのタイムラグが許容できれば十分優秀なHIDです。
室内からの撮影です。
3000Kの色味はサフランイエロー系に感じましたが、薄すぎず、濃すぎず、個人的には丁度いい色味です。文字もしっかりと読み取ることが出来ました。
ハロゲンバルブが主流だった時に一世を風靡したメーカーのアイテムも装着してみました。実用性最強のイエローフォグです。
ハロゲンなので色の切り替えは行えない為、夜間の視認性や荒天時の視認性を両立させると明るさや色味の両立は不可欠です。そういう意味でも爆光でもなく、点灯時の色味もホワイトとイエローの中間くらいなのが好感が持てます。
斜め前方からの撮影です。
ハロゲンらしい柔らかい発光です。明るさだけを見るとLEDには一歩及びませんが、大切なのは視認性です。色味はブロンドイエローに感じました。
斜め後方からの撮影です。
落ち着いた印象の明るさの為、通常のフォグランプらしい配光で安心感があります。
室内からの撮影です。
視認性を確認すると壁の文字も読み取りやすく、LEDに負けてはいません。明るさや発光量が多くても文字に反射してしまい見えにくいケースもあるので、上手く両立させている印象です。
レンズ貼り付けタイプのフィルムも検証しました。
ベースがハロゲンの為、色味はかなり黄色になりますが明るさはやはり寂しい印象です。サンフラワーイエローのような色味に感じました。
斜め前からの撮影です。
明るさは物足りなく感じますが光軸や焦点は純正タイプのハロゲンの為しっかりしている印象です。フィルムタイプながらしっかりと色味が出てるのは意外でした。
斜め後方からの撮影です。
光りは下方手前に集中しています。この辺りは純正ハロゲンらしい照らし具合です。
室内からの撮影です。
フィルムを張り付けた純正フォグもしっかりフォグの仕事をしています。明るさは足りませんが、文字は読み取れます。
せっかく張り付けたフィルムなのでLEDの場合の色味や明るさもチェックしました。ベースに使うのは日本ライティング製のLEDで、まずはホワイトで点灯します。
色味はレモンイエロー系に見えますが、フィルムもしっかり色を出しています。
斜め前方からの撮影です。
色味はハロゲンとずいぶん印象が違いますが明るさは倍以上に感じます。特に側面に広がる光の量が違います。
斜め後方からの撮影です。明るさが違うのは一目瞭然です。色味の関係もあり、少し目に染みるイエローですが、フィルムだけでここまで変わるのも面白いです。
室内からの撮影です。
明るさや色味の変化でハロゲンよりさらにハッキリと文字が確認できます。
フィルムとLEDのイエローの組み合わせですが、あまりフィルムの効果がないような気がします。色は元のLEDの同様のサフランイエローに感じました。
斜め前方からの撮影です。
フィルムがあることでどのくらい変化するか気になってましたが、あまり発色は大きく変化していな使用に見えます。
斜め後方からの撮影です。
壁に照射すると色味が元のイエローよりもフィルムを追加した分だけやや濃いめには感じます。
室内からの撮影です。
壁の文字も違和感はさほどなく読み取ることが出来ました。
あまり大きな違いはありませんが、常にイエロー系で点灯していたい人には、ホワイトとイエロー切り替え可能なLEDとフィルムの組み合わせは良いかもしれません。
今回は商品の優劣をつけるための比較ではなく、ご自身が求めている2色切り替えLEDバルブの判断基準にしていただければと思います。
好みの色味、明るさ、配光をぜひ、見比べていただければと思います。
内藤
お客様にもLEDバルブをオススメしていきます。島田さんが選ぶ当社の「H11」用のオススメのLEDバルブってどれですか?
車検等は当社製品であれば問題無いことは分かっておりますのでスペック、技術等の観点からチョイスしてもらえると助かります。お客様に訴求しやすいです。
島田
ハイスペックモデルのLEDヘッドライトは、標準タイプよりも明るさを求めている方向けの商品です。標準タイプと異なり使用しているチップの形状がことなります。
その為、マルチリフレクターのヘッドランプの車両ではカットラインがでないので「フォグランプ」「ハイビーム」への使用のみとなります。
どのくらい明るのかというと、ハロゲンの約3倍くらい明るいです。車検テスターにおけるカンデラ値でも実証済となりますので安心して使用いただけます。製品について詳しくはこちらでまとめておりますので、気になる方はご確認ください。
内藤
地方の田舎道も運転が楽です。この明るさをもっとお客様にも味わってもらいたいですから!!値段の方も比較的良心的ですね。決して安くない製品だからこそ、ちゃんとしたものを選んでもらいたいです!
島田
内藤君の言うように、クルマにおいて、ヘッドランプやフォグランプって重要保安部品だから本当に安全安心なものを選んでおかないと事故を起こすリスクになるから、タイヤメーカーさんでなないけど、「ちゃんと買い」をしてもらう必要があるんだ。
そこを十分理解してくれている内藤君であれば心配ないと思う。
内藤
H11のハロゲンバルブが装着されている車種についてそれぞれを記事を作成しております。合わせてご確認ください。