日本製LEDヘッドライトを製造している日本ライティングの工場内はどうなっているのか?その疑問について解説していきます。
こんにちは。
日本製LEDヘッドライト日本ライティングの内藤です。
※日本製LEDヘッドライトの特徴についてはこちらをご覧ください。
ここ数ヶ月の間でLEDに使用しているアルミの違い、製法の違いについて触れてきました。
では、記事で紹介した”あの長いアルミ”がどのようにして製品になるのか?
わたし内藤がスマホを片手に工場潜入してきました。と言っても工場見学では「秘密はありません。全て撮影OKです」と社長が参加者さんに言ってるので、潜入して撮影することは、大それたことではありませんが(苦笑)
この前、車youtuberの青キングさんもいらっしゃって動画も公開されていますが、もっと工場で行っている作業を身近に感じていただければと思い、今回はアルミ加工の部分を撮影してきました。
一連の作業で左の状態から右の状態になります。
この画像を見て青春時代を思い出しちゃいましたか?(笑
黒板は約3.6m程度あるそうですが、日本ライティングが使用しているアルミは4mの棒状のままをたくさん仕入れます。
画像は、ブログでお馴染みの放熱性に優れたA6063ですね。このアルミからLEDヘッドライトの肝とも言えるヒートシンクが出来あがります。
切断動画はこちら。スマホなのでブレブレでの撮影となり申し訳ございません。
出来上がりました。僕も初めてみたときは、「ポロン、ポロン」落ちてくるアルミをみて「これが工場かぁ~」と感動してしまいました。
今日撮影してきたのは、こちらの商品のヒートシンクの形状です。
精密旋盤(材料を回転させて加工する機械)でアルミをヒートシンクの形状に加工していきます。機械にいれて約3分ほどすると、左の状態から右の状態になります。
※加工映像が一定のため、動画を短縮しています。カットした部分が所々おかしくなっていますが、ご了承ください。
次はバルブ側部分の加工をしていきます。
※加工映像が一定のため、動画を短縮しています。カットした部分が所々おかしくなっていますが、ご了承ください。
どんどん、光沢のアルミに変わっていきますよね。
精密旋盤での加工を終えたらマシニングでヒートシンクを細かく削り仕上げていきます。マシニングについてイメージできない方もいらっしゃると思います。
僕がこの機械について教えてもらったときに、パッと思いつたいのが「釜爺」。
8本?の手を使い、様々な作業をこなす、千と千尋にでる釜爺こそ、マシニングセンタ(工具を自動で交換し様々な加工を一台でこなす優れものの機械)と思いました。
こちらも所要時間は約3分。
こうして作られたヒートシンクは検品された後、組み立ての工程へと送られます。動画で見ると何気ない工程ですが、それぞれの機械は数百~数千回の試作を経て辿り着いたプログラムで動かしている機械です…
社長や先輩から開発過程の苦労話は聞いていたものの、実際に工場内の機械が稼働しているところをじっくり見たことはなかったので個人的にも勉強になりました。
このようにアルミを削り出して精密加工を加え、組み立てから発送まで人の手で仕上げられているLEDヘッドライトは日本ライティングだけではないでしょうか。
今は、コロナウイルスの影響で工場見学は行っていませんが、また、工場見学の募集を再開したときには、ぜひ足を運んでみてください!