こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。
※日本製LEDの特徴についてはこちらをご覧ください。
入社して少したち、スタッフの皆さんもいい人ばかりで楽しくライトメーカーで働いています。
日々先輩スタッフの仕事ぶりを見ていて、僕も早く一人前になりたいと社用車のハイエースを使い実習をすることに。
最初は不安だったので、車に詳しい島田さんにレクチャーを受けることにしました。
お疲れ様です!島田さん、ご自分で車のカスタムされていますよね?会社のハイエースのフォグランプを明るくしたいと思っているのですが、何か良い方法はありませんか?
内藤君、お疲れ様です。新入社員からカスタムの相談を受けるなんて珍しいですね。クルマ好きが社内に増えてくれて嬉しいです。 私も内藤君くらいの時は夢中でマイカーをカスタムに勤しんだものです。いやはや懐かしいです。
そうだったんですね。島田さんみたいにカスタムにも詳しく、お客様にも信頼をされたいです。まずは、ハイエースを明るくして、安全にお客様のもとに製品を届けたいので、宜しくお願いします。
分かりました。私の持っている知識を島田君に授けましょう。ぜひ、ハイエース以外にも応用できますので、この機会に学んでいきましょう。
ところで、ハイエースのフォグランプを明るくしたいとのことですが、自分で調べたり、チャレンジはしましたか?
内藤
内藤
島田さんはご自分のクルマのランプをカスタムされるときはもちろんですが、お客様に問い合わせを受けた際はどのように調べられているのですか?
目次
内藤君、今回は失敗したと思っているかもしれませんが、自分で調べて、取り付けにチャレンジする姿勢は大変素晴らしいです。うちの会社に相応しいですね。
今回、自分で調べるというところまではよかったのですが、調べ方を知らなかっただけですね。自分でカスタムするときに確認するのはもちろんですが、お客様からの問い合わせに非常に役立つツールがあります。
それは、『車のバルブ適合表』というものが各バルブメーカーから出されています。もちろん日本ライティングも出してます。
これは各企業の企業努力により調査されているものです。何のメーカーの何の車種のどこのランプに何のバルブが取り付けられているかというものが一目で分かるようになっています。
クルマのランプのバルブを変えたい人で余程その車種に精通していない限りは、必ずチェックすることになるので、覚えておいてください。因みに多くのメーカーは通常半期毎、通期毎にブラッシュアップされています。
例えば、当社のハイエースを例に見ていきましよう。一般的な車種別適合表は、車種、年式、型式、グレード・・・というような順番に左から読んでいけるようになっています。
基本的には当該車種のランプ類が網羅されています。例えば当社社有車のハイエースの年式はH25.5ですから、フォグランプのバルブタイプは『PSX26W』ということになります。
島田
車種別適合表に関しては後ほど説明するとして、内藤君!ここで問題です。
島田
う~ん。。。なぜでしょう?さっぱり分からないです。。。部品が採用された背景は考えたことも無かったです。。。
さらに明るくしたかったとかですかね?教えてください。島田さん!!
そうですよね。普通の暮らしをしていたら考える機会もないのも当然です。分かりました。今回は教えますが、自分で調べるクセをつけてください。カスタムの楽しさが広がっていきますよ!
さて、『PSX26W』が採用されたのはH24.5以降の車両であると言いましたが、その年がポイントなのです。
H24年(2012年)はというと、トヨタのコンパクトハイブリッドのアクアが誕生した年でもあります。その頃、自動車業界全体で「燃費競争」が激化され始めました。トヨタ自動車は燃費向上のために少しでも車体重量を軽減させたく、何より商用車としての確固たる地位を確立させていたハイエースの燃費向上は至上使命でありました。
それはバルブも例外ではなく、車両の軽量化に貢献でき、バッテリーへの低負荷が求められました。それまでハロゲン高効率バルブ「HB4 55W」を使用していましたが、命題を解決すべく、コンパクトで低負荷の白熱球のPSX26W(26W)が採用されました。当然、HB4と比較し、定格出力の劣るPSX26Wは明るさは暗くなってしまいました。
PSX26Wを採用してから確かに軽量化され、バッテリー負荷は軽減されましたが、その代償は明るさでした。
そういう時代背景があったんですね。僕がハイエースに乗っててフォグランプが暗いなと感じたのもハロゲンバルブでなく、白熱球になっていたからですね。
やはり明るくするとなるとHIDかLEDに変えなきゃいけないですね!互換性のあるバルブであれば何でもHIDでもLEDでも交換可能なんです?
よい質問ですね!明るくするには、クルマ好きであれば、HID?LED?となるのですが、、4型以降のハイエースには、定格出力が小さいバルブを採用されていることから取り付けランプも耐久性は低いものとなっており、HIDではランプレンズが溶ける、そもそもHIDのバラストが後方スペースの狭いハイエースには取り付けられないという実情がありました。
このことからコンパクトで配光設計が容易なLEDをPSX互換用として、LEDバルブメーカーが開発に乗り出しました。時代的にLEDが流行っているということもメーカーの開発実情としてはありますがね~。
ちなみに、このPSX26Wは形状が異なることから他のハロゲンバルブ等々との互換性はありません。豆知識ですが、ハロゲン球と白熱球の違いは、一目見ればわかります。
それは、ハロゲン球は先っぽが尖がった形をしています。例えていうなら、ちびまる子ちゃんの永沢君の頭をイメージしてください。実物を見れば私の言ってることが理解できるはずです。
内藤
すごくイメージが湧きました。ハロゲン球と白熱球の見分け方がそんな簡単だとは思いもよりませんでした。これは明日からお客様に使えるプチトークネタですね。
さて、話を戻すと車種別適合表ってめちゃくちゃ便利ですね。本当に知っていれば、僕のようなミスを起こす人はいなくなりますね。ところで、これってどこで手に入れることができますか?出先でも気軽にチェックできたらいいのですが・・・
便利ですよね。同一車種でも型式はもちろんのこと、年式やグレードによっても使用バルブは異なりますので、必ずチェックすることをお奨めします。
うちのようなメーカーはHPに載せていますが、オートバックスやイエローハットのようなカー用品ショップでも冊子版があります。まずは当社の書庫を確認してみてください。
また、お客様のところで車種別適合表がないときはどうするのか?そんな時はスマホで『車バルブ適合表』と検索をかけるとヒットするはずです。
ハイエースのフォグランプの変遷についてはこちらの記事でまとめています。合わせてお読みください。
ありがとうございます。カスタムしたいクルマの当該部分を探してそれに該当する商品を交換すればいいんですね?僕は年式がH25.5ハイエースのフォグランプを明るいものに交換したかったので、PSX26WのLED製品を探せばいいんですよね?
内藤君、まさにその通りです。『PSX26W』を明るくしたいのであれば、LED化ですね。好みでよくあるホワイトだけでなく、ホワイト・イエローと2色切替ができる物をチョイスしても面白いかもしれません。
この前、うちからも出ましたもんね!週末、社長にお願いして交換したいと思います!後学のために自分の手でカスタムしたですし、 インターネットの勉強も含めネットでの購入もしてみたいと思いますが、留意しておくことはありますか?
そうですね。オートバックスのようなカー用品店では取り付けてもらうこともできますが、内藤君の言うようにせっかくなら自分で試してみることを私もおすすめします。
クルマへの理解が深まることでしょう。おすすめの買い方としては、まずネットであたりをつけ、オートバックスで実物を見て購入することをおすすめします。
これはイメージを付けて実物ネットであたりをつけるときは、商品ページのレビューを確認してみてください。既に購入された方の感想が見れ、自分が取り付けるときのイメージが持てます。
そして、良い製品を見つけたら、可能な限りリアル店舗で商品を見てください。手に取ってみることで自分の思っていたもので合っているか?これでよいのか?と今一度確認ができます。
そうすることで今回の内藤君のような失敗を繰り返さなくなりますよね。
はい!ありがとうございます!!早速、今晩仕事終わりにネットでチェックしてみます。明るくなるのが今から楽しみです。すみません、もう少しいろいろお話を伺ってもよろしいでしょうか?
島田
内藤
島田
なんか自動車メーカーの技術者はフォグランプのことをただの飾りとしか思っていないように感じるよね。
内藤
島田
内藤
島田
内藤
島田
内藤
島田
内藤
島田
内藤
島田
内藤
島田
内藤
島田
内藤
島田
島田
内藤
島田
明るさと耐久性で考えても国内生産のうちの製品は他と比べても優秀だと思うよ。
内藤
島田
特に安いPSX26Wはヒートシンクが付いていないから、すぐに故障するだろう。当然冷却を考えていないわけだから、LEDチップもハイパワーチップなんて使えないから暗いだろうね。
内藤
内藤
島田
内藤
島田
内藤
島田
内藤
島田
内藤
内藤
島田
内藤
島田
内藤
島田
内藤
島田
内藤
島田
内藤
島田
でも悪天候時の視認性は高めたいと思う人は大勢いる。そういった人たちが納得できるよう開発したのがこの2色切り替えLEDバルブなのさ。オシャレで視認性も上がる一石二鳥のバルブだよね。
内藤
いえいえ。内藤君のようなクルマ好きが当社社員にいてくれて大変嬉しいですよ。フォグランプの取り付けで良くわからない点が出てくるかと思います。
そんなときはネットで『200系ハイエース フォグランプバルブ交換』というように検索してみてください。
過去に取り付け経験のある方の取り付け方法や注意点が書かれているはずです。これも参考にしてみてください。それではこれからのカスタムを楽しんでくださいね。
ではまた。お疲れ様でした。
今回、日本ライティングの社用車でも感じた純正バルブの暗さに悩まれているオーナー様は結構多くいらっしゃいます。自分でLEDに交換する場合、どのような手順で行ったら良いのかわからない方は、取り付け手順をご参考にしてください。
今回は、さきほども話題になりました2色切り替えタイプ(PSX26W)を取り付けにあたり、2017年からハイエースに乗られている「えるぐぐ」さんにご協力いただきました。
今日は取り付けよろしくお願いします。
えるぐぐさん
今つけてるLED、すごい眩しいんだけど地面を照らすのは苦手みたいで(笑)
えるぐぐさん
ただ、ご存知のとおり、PSX26Wのフォグは、商品点数が少ないから、みんなこんなもんだろうと妥協してつけてました。
そうなんですね。わたしも社用車としてハイエースを乗っているのでお気持ち分かります。では、早速取り付けてみてください。
えるぐぐさん
なかなか国内で販売されているLEDではお目にかかれないと思いますが、ヒートシンクはダイキャストではなくアルミ削り出しで製造しています。 選定する素材の時点で放熱性に差が出ているので、ざっくりお伝えすると寿命と明るさを両立しているLEDとなります。
えるぐぐさん
えるぐぐさんは、マシニングセンタ好きなですね^^;
※今度、どういうところが好きなのか聞いてみよう。
えるぐぐさん
手順としては、
4.点灯及び機能確認
5.バンパー類復元
6.光軸調整
えるぐぐさん
今回バンパーを外されていますが、一般的にはタイヤハウスのインナーカバーをめくる方法をよく見かけますが、ハイエースでもできるんですか?
えるぐぐさん
下から取り付けする場合は、車体と地面の隙間を広くするためにリフターであげるのが良いですが、一般的には無理だと思いますので、やってもスロープの使用くらいが安全上良いと思います。(ジャッキは危険ですので、お控えください。)
スロープを使えば大きな、リップスポイラー等を装着していなければ比較的、装着は容易だと思います。
内藤
点灯されてどうでしたか?
えるぐぐさん
「おーっつ!」と叫びましたね。
想像していたよりも明るいかも!
というかちゃんと照射してる!!
カットラインも出てるし。
とモノが違うとこんなに違うとはこれは正直ビビりました。
左が前のバルブ。
右が日本ライティングさんの2色切り替え
えるぐぐさん
かなり興奮されていて、私どもも嬉しい限りです。
えるぐぐさん
ハイエースの前はNV350にてHIDフォグを装着していたので、PSX26Wにバルブのカスタムのなさに絶望を感じて、かなりがっかりしたのを覚えています。
えるぐぐさん
濃いめのイエローは僕個人も好きなので、この2色切り替えはおすすめです。
えるぐぐさん
やはり良いものにはそれなりの適正価格と言うものがあると思いますが、気軽に(価格面)交換となると機能性を犠牲にしてファッション性をとらざるを得ないユーザーが少なくないと思います。なので、今回の商品のように機能面・ファッションを両立する商品は今後も増えていってくれればと、いちハイエースオーナーとして思います。
今回の教訓。ここぞという時にはやはり国産。
そこまで満足していただき嬉しいです。今回はお取り付けしていただきありがとうございました。
動画で2色切り替えLEDバルブを確認したい方は、合わせてご確認ください。
ここまで読み進めていただいたハイエースオーナー様は、フォグランプのカスタムを考えている方だと思いますので、バルブ交換以外の、よりフォグランプのLED化が映えるカスタム事例を紹介します。
ぱっと見ですがイエローバルブのフォグに変えたのかと思いきや下敷きを利用してフォグランプカバーを作ってしまうとは!予算的にも100円ショップで揃えられるのではないでしょうか。
しかもファイバータイプのヘッドライトがガラッとイメージを変えてくれます。
こちらはフォグをイエローに交換しただけではなくTRDのディライトも装着。歩行者や前方車両へのアピールにも良いですね。
投稿者の情報によると5型のディーゼルはバンパーを外さなくてもフォグランプ交換が可能なんですね。これは5型ディーゼル乗りの方必見ですよ。
こちらのハイエースは現在人気のホワイトとイエローがフォグのオンオフで切り替え可能なフィグバルブです。こちらもお手軽に状況に応じてバルブ色を変えれるアイテムとして車種問わず最近人気ありますよね。
ホワイトが好きだけど視界悪い時に走る事が多いユーザー様にはピッタリなアイテムだと思います。
こちらはバルブの色は不明ですがフォグにネットを貼る事でスモーク化が可能。
個人的には虫除け対策になるようなアイテムだと思います。
あとこちらも100円ショップで購入したら9台分可能との事でコストパフォーマンスが良い事も評価してます。
バルブは変更してないパターンで純正フォグランプカバーをメッキのフォグランプカバーに交換。
バンパー外さないと交換できないですが交換後のメッキのフォグランプカバーの変化はだいぶ変わるのではないでしょうか。
お次は王道のホワイトベースのバルブ交換。
フォグだけではなくヘッドライト系は全てLED化されてますね。
さらにはウィンカーポジションまで付けていてます。
お次はフォグのカバーだけをシルバーのパーツに交換パターン。
塗り分けするより純正パーツを買う方が安いのも魅力の一つですね。
お次はフォグレスでフルバンパータイプの仕様ですね。
フォグ自体無くなりますがその代わりバンパー交換により顔面全体の形状が変わる為印象はだいぶ変わりますね。個人的にはかなり好きな仕様です。
ハイエース4型5型のフォグカスタムの主流はバルブ交換が主流のようですが最近ではHIDは減った印象です。今後どのようなアイテムが出てくるのか楽しみですね。
カスタムやメンテンナンスに必要な工具について解説しています。これから車いじりを始めたい方におすすめです。