アイキャッチ画像引用元:なんなんさん
こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。
※日本製LEDヘッドライトの特徴についてはこちらをご覧ください。
コンパクトなハイブリッドカーとして2011年に登場し、またたく間に高い人気となったのがアクアです。
人気の車種は必然的にカスタムする人も多く、メーカーから販売されたパーツを駆使して自分好みにカスタムする人が現れるようになります。
今回は、アクアのヘッドライトにスポットを当て、どのようなカスタムがされているのか詳しくお伝えします。
目次
内藤
この前も新車のアクアを購入されたお客様から今どきのクルマにしては、ライトが暗いから明るくしたいと相談を受けたんです。
島田
マイナーチェンジを2回ぐらいしているけど、設計が古いからね。最近のクルマよりヘッドライトが暗いという意見も納得できるかな。
内藤
島田
アクアは、2011年12月にコンパクトクラスのハイブリッド専用モデルとして発売され、2015年に新型プリウスが登場するまで世界一燃費が良いクルマの王者として君臨していました。
その背景に、日本中が「燃費至上主義」の波のなかであったため、アクアの人気はうなぎ上りでした。(今は、自分のスタイル・価値観に合致した車を選ぶ方向にシフトしています)
アクアには、1.5Lの74PSを発揮するガソリンエンジンと61PSを発揮するモーターが組み合わされ、システム総出力は100PSなので街乗りで不満となることは全くありません。
また、アクアのハイブリッドシステムは、非常にスムーズなことが特徴で、バッテリーのみの走行とエンジン始動の境が気になりません。
燃費性能は、カタログデータ上JC08モードで37.0km/lでしたが、現在のカタログデータはWLTCモードに置き換わり29.8km/lと表示されています。
しかし、実測値は、そこまで燃費が伸びることはなく、約22.0km/l程度といった話をよく聞きます。
内藤
島田
僕も親父が乗っていたから借りて何度か走ったことがあるからわかるけどね。
内藤
島田
内藤
島田
内藤
島田
あと、たまに見るだけだから意外に気が付いたことがあるんだ。それは新車で納車されたときはヘッドライトが明るかったけど、次第に暗いと感じるようになったね。
内藤
島田
内藤
島田
当初から、ヘッドライトのロービームにH11ハロゲンバルブ、ハイビームには、HB3ハロゲンバルブが標準装備され、マイナー前から、1回目のマイナー後まで続きます。
オプションではLEDパッケージが上位グレードに用意され、新車購入時にメーカーオプションでLEDを取り付けることも出来ました。
しかし中古車市場には、ハロゲンバルブのアクアが断然多く、LEDを装着したアクアは、ほぼ見かけませんでした。
というのも、LEDのオプション料金が当時11万5,500円もしたことと、装着は上位グレードに限られていることが挙げられます。
その他、アクアを購入対象とした年代も関係していると考えられます。
購入層のボリュームゾーンは40~50代と設定されていることから、LEDの白さがかえって見にくいのではないかといった噂もあり、高額なオプションに手を出す人は少なかったといえます。
2017年6月には、かなり大きなマイナーチェンジがおこなわれます。
ヘッドライトのデザインが細く切れ長に変わり、今までの4灯式から2灯式に変更され、それと共にハロゲンバルブも「HIR2」と呼ばれる比較的新しい規格に変わりました。
HIR2の特徴は、プロジェクター内の遮光でハイビームとロービームを切り替えることができます。
H4ハロゲンバルブのように、電球側で切り替えないところが大きな特徴です。
つまり、ハイビームに使える明るさがあるハロゲンバルブという事です。HIR2の記事はこちらからご確認ください。
そして、オプションで選べるLEDとして、Bi-Beamがオプションで設定されました。
これにより、LEDヘッドライトが1灯でロービームとハイビームが切り替えできるので、HIR2と同じデザインのヘッドライトが採用できます。
最近のトヨタでは、この組み合わせのヘッドライトが主流となっており、今後も増えていくことが予想されます。
内藤
島田
車両本体価格が200万円前後だから、そこにコストがかけられないと考える人が多いんじゃないかな。
内藤
島田
その辺も踏まえて解説するよ。
アクアは、ハロゲンヘッドランプが標準装備されています。LEDヘッドライトを装備する場合、10万円以上のオプション料を支払う必要があります。
LEDパッケージなので、フォグランプやクリアランスランプも一緒にLED化できるメリットがあるものの、それにしても高価と感じる人が多いのではないでしょうか。
そのため、社外LEDバルブへの交換を前提にハロゲン仕様車を選ぶ人が多く見られます。
2度目のマイナーチェンジ後から、今までロービームに採用されてきたH11からHIR2ハロゲンバルブに変更になっていることから、最初はLED化に消極的になりました。
というのもHIR2という聞きなれないバルブを、どういったLEDバルブに交換すればよいのか情報がなかったことと、販売されていてもかなりの高額で二の足を踏む人が多かったことが挙げられます。
実はこのHIR2は、HB4と互換性があり、専用品でなくても取り付けようと思えば取付け出来てしまいます。
しかし、灯具自体がHIR2用に専用設計されているので、配光特性が狂う恐れがあることから、私どもを含めカーショップなどではHB4を代用することはお断りしております。
そして、HIR2用のLEDバルブが発売されると、後期アクアもLED化できるようになります。そうした中、日本ライティングでは車種ごとに専用設計したHIR2用LEDバルブを発売しているので、アクアも安心してLEDに交換できます。
アクアのヘッドライトのカスタムは、明るくするだけでなく、最近流行りのヘッドライト内にイカリングなどを装着したカスタムヘッドライトが人気です。
すでに、発売から10年近く経つのでカスタムを手掛けるショップも多く、また販売されるカスタムパーツも豊富になっています。
そのため、定番のハロゲンバルブから明るくするカスタムだけでなく、魅せるカスタムをするユーザーが増えています。
見せるカスタムであれば、純正LEDヘッドライトでもカスタムして個性を出すことも可能なので、クルマ好きにとっては魅力的なカスタムです。
そしてこれからアクアだけでなく、多くの車種で見せるヘッドライトカスタムが主流となることでしょう。
主力車種の一つであるアクアには、時代と共に新しい技術が投入されてきました。
ハロゲンバルブにもHIR2という新しい規格がいち早く採用されており、このバルブ規格は最近のトヨタ車では頻繁に採用されています。
HIR2は他のバルブと異なりヘッドライトカバーに干渉して取付けできなかったり、光軸調整用のネジにアクセスできなかったりと、車種ごとで取付ける環境が異なります。
日本ライティングでは同じHIR2規格でも「アクア/ヴィッツハイブリッド用」「ヤリス用」「C-HR/ヤリスクロス用」と分けて製造しています。
また、純正でLEDヘッドライトを選べますが、オプション価格が高額であることから、ハロゲンヘッドライトが多いのが現状であり、明るくするためにLEDバルブに交換するカスタムが主流です。
2011年から現行のまま発売されているアクアですが、それゆえにライトカスタムも熟成しており、明るくするカスタムだけでなくヘッドライトユニットごと交換するカスタムも多くみられるのも特徴です。