こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。
※日本製LEDヘッドライトの特徴についてはこちらをご覧ください。
ハロゲン仕様車の場合、ヘッドライトとフォグランプ共にペールオレンジの発光色で統一されていますが、ヘッドライトのみホワイト色のLEDに交換すると、上下で色が異なるから車検に通らなくなるのではと不安になる方もいます。
ヘッドライトをLEDに変えて、フォグランプだけハロゲンのままにしても大丈夫ですか?現在、ヘッドライトがハロゲンのままで、LEDに変更しようと思っています。ただ、フォグランプはハロゲンのままにしたいのです。法的に大丈夫でしょうか?
そこで、ヘッドライトやフォグランプの色について、保安基準はどのようになっているのか解説します。
目次
内藤
島田
ヘッドライトとフォグランプの色は異なっても法律的に問題ありません。ただし、それぞれのライト毎に「全て同一の色」でなければならないとあります。
前部霧灯は、白色又は淡黄色であり、その全てが同一であること。
これは、ヘッドライトは左右同じ色、同じくフォグランプも左右同じ色でなければならないということで、違う目的の灯火が同じ色である必要はないということです。
内藤
島田
内藤
島田
今、黄色いヘッドライトにすると違法となる場合もあるけど。ライトの色は、なにかと勘違いされやすいのかもしれない。
内藤
島田
白色と黄色では、どちらが良く見えるか考えると、白いほうが断然明るく見えます。それは家庭の蛍光灯の暖色と昼光色を比べても良くわかることでしょう。
しかし、黄色い光は、雨や雪などの悪天候時に視認性が上がることから、ヨーロッパを中心にヘッドライトで採用されてきました。
もともとヘッドライトの役割は、夜間や雨天の日、そしてトンネルなど暗く視界が悪い場所の周囲を照らし、安全を確保することです。変わってフォグランプは、濃霧時など視界が悪く運転が困難な時に補助灯としての役割がありますが、照射位置はヘッドライトより下に向けられより手前を広く照らしています。
そして、濃霧時の補助灯として使用されてきたフォグランプは、空気中の水滴を透過しやすい黄色い光を使用していました。
白色の光より水を透過しやすい黄色は、霧の発生が多い欧州でヘッドライトに使用されるようになり、日本でも同じように黄色いヘッドライトが導入された時期がありました。
しかし、黄色は白色のヘッドライトより暗く安全上問題があり、世界基準で白色のヘッドライトが標準になります。フォグランプは足元を照らす補助灯なので黄色くして暗くなっても問題ありませんが、ヘッドライトは遠くを広く照らさなければならないので、黄色いヘッドライトは日本でも平成18年1月1日以降に製造されたクルマから禁止となります。
内藤
島田
内藤
島田
光源にはハロゲンバルブ、HID、LEDなどがあり、発光色はそれぞれ異なります。ハロゲンバルブは、いわゆる電球色ですが、HIDになると一気に白さが強くなり、LEDでは純白といってよい白さが特徴です。
これらの光源を左右で別のモノを使用すると、色味は異なるので基本的に車検は通らないと思ったほうが良いでしょう。しかし、LEDバルブでハロゲン色に近い商品を使用している場合は、ハロゲンバルブを片方に取り付けていても車検に通ることも有るかもしれません。
要は、検査をするのが人間である以上、その場の検査官のさじ加減によるからです。
しかし、前述の通りフォグランプとヘッドライトは灯火が異なるので、フォグランプにハロゲンバルブを使用し、ヘッドライトがLEDであっても、またその逆であっても全く問題はありません。
内藤
島田
ヘッドライトとフォグランプは、灯火の用途が異なるので、違う発光色でも車検は問題ありません。
また、それぞれのライトに焦点を当てると光源がハロゲンバルブでもHIDやLEDでも、左右同一であれば、保安基準に適合するため、ハロゲン仕様のヘッドライトをHIDやLEDに交換しても車検に影響しません。