アイキャッチ画像引用元:れんさん
こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。
※日本製LEDヘッドライトの特徴についてはこちらをご覧ください。
マークXは、トヨタの中型セダンとして販売されてきましたが、現在は新車では購入できないモデルです。
しかし、新車販売が終了した現在も人気が高く、多くの方たちから支持されています。個性あるカスタムも多く、フォグランプをカスタムする例も多く見られます。
そこで、マークXについてと、そのフォグランプの交換方法からカスタムまで詳しく解説します。
目次
内藤
こんなに良いクルマなのに新車で買えないなんて残念と友人と話していたんです。
島田
内藤
それで取り付けたいと話しているんですが、できるんでしょうか?
島田
ちなみに初代はフォグランプ標準なんだよね。
内藤
島田
内藤
島田
昭和後期から平成初期のトヨタのセダンは大抵そのようなデザインだったよ。話がそれたけど、初代マークXから解説したほうがよさそうだね。
初代マークX(GRX120系)は、2004年11月にマークⅡの後継モデルとして登場します。
2004年当時は、ミニバン人気が国内を席巻していましたが、マークⅡの車名、そして車両性能をすべて一新して登場すると、セダン低迷が始まっていた当時としては驚きの販売台数を記録しました。
2004年当時、月間販売目標5,000台の4倍にあたる22,000台の受注台数を僅か1カ月間で達したことからも人気の高さがうかがえます。
エクステリアでは、前後オーバーハングを切り詰めたデザインと、前後のトレッドを両サイドいっぱいまで広げたタイヤレイアウトは、安定感あるドッシリとしたスタイルでした。
ヘッドライトとリアコンビネーションランプに3連のデザインを採用しており、当時は先進的なデザインに見えたのも特徴でしょう。
インテリアでは、今では多くの車種に採用されるアンビエントライトが室内各所に装備され、状況に応じた点灯パターンが優雅な車内空間を演出していました。
内藤
島田
かなり先進的だったというか、日本の自動車メーカーもここまで来たんだと感心したもんだよ。
2代目マークX(GRX130系)は2009年10月に登場します。
初代のスポーティーな走行性能と上質な内外装を踏襲した本格FRセダンでしたが、初代同様にV6 2.5Lエンジンを搭載したモデルのみ4WDを用意しています。
初代からさらにトレッドを広めてワイド感あふれる低重心を強調したボディスタイルは、多くの人を魅了し、登場から1カ月で月間販売目標の3,000台を大きく上回る14,000台の受注があり、初代と同様に高い人気でした。
初代から大きく変わったデザインは、フロントバンパーにフォグランプを組み込み、大きく開いたロアグリルの存在です。
ヘッドライトは初代同様3連ですが、ウィンカー、ロービーム、そしてハイビームの配置に換わっています。
2012年8月にはマイナーチェンジを行い、前後バンパー、ヘッドライト、フロントグリル、そしてリアコンビネーションランプのデザイン変更が行われました。
特にヘッドライトは特徴的なデザインで、HIDヘッドライトとクリアランスランプにLEDを採用して上質さを演出しています。
同年10月には、トヨタのスポーツコンバージョンモデル、G‘zを新たに設定します。走りの楽しさを追求して、サスペンションを専用チューニングしたほか、空力パーツや専用19インチアルミホイールが特徴です。
その後も2代目マークX(GRX130系)には、G’zにカーボンルーフを採用した限定モデルやセダンモデルに6速MTを採用し、さらに足回りをチューニングして「大人のスポーツセダン」をコンセプトにしたモデル「GRMN」も100台限定で登場します。
さらに2019年1月には、初代GRMNが高い支持を得たことから、第2弾のGRMNを350台限定で成約順に販売開始します。
エンジンの出力特性まで手を入れたほか、ボディ剛性の向上や専用チューニングした足回りは、6速MTと相まって、走る喜びをオーナーに与えました。
内藤
島田
なんとノーマルの318馬力を大きくしのぐ360馬力を発生していたんだよ。
しかも都内で覆面パトカーに採用され大きな話題にもなったよね。
内藤
スポーツカーでもあっという間に捕まえるその機動力が紹介されていたのを覚えています。
内藤
島田
前のオーナーの好みで外されている可能性も否定できない。
内藤
それゆえにマークXのフォグランプにどんな種類があるのか気になります。
島田
初代マークXに装備されるフォグランプのバルブは、2004年から2006年9月までの前期モデルにHB4ハロゲンバルブが装備され、その後の2006年10月にマイナーチェンジした後期モデルにはH8ハロゲンバルブが用意されました。
初代には2種類のハロゲンバルブが採用されていることになります。
前期型と後期型の違いは、フロント部分に違いがあります。
後期型では3連のヘッドライトが少しスモークがかっていること、グリルの横フィンの数が後期のほうが少ないこと、フロントバンパーのロアグリルの開口部の大きさが異なることがフロントから見た違いです。
サイドでいうと、ドアミラーウィンカーが装着されたのが後期型。リアでいうと、テールランプのデザインがメッキリングになっているのが後期型です。
内藤
島田
調べるなら車検証の初年度登録を見るのが一番だね。
あと、ボディカラーは後期のみに設定のあるソリッドのブラック。前期はブラックマイカだから、光で色が変わるからね。
2代目マークX(GRX130系)は、2012年と2016年にマイナーチェンジが行われ、それを機にフォグランプも変更が加えられています。
2代目が登場した2009年から最初のマイナーチェンジが行われる2012年までH11ハロゲンバルブが装備されています。
その後、2016年の2回目のマイナーチェンジまではH16ハロゲンバルブが装備され、その後LEDフォグランプに変更されました。
フォグランプは、すべての車種に標準装備ではなく、低グレードはオプション設定で、その中でも一番廉価グレードはフォグランプ自体の設定がありませんでした。
しかし、最初のマイナーチェンジでフォグランプの設定がないグレードは廃止され、廉価グレードもフォグランプはオプションになります。
内藤
島田
内藤
島田
交換方法のコツさえつかめば難しくないよ。
内藤
島田
それじゃあ、マークXのフォグランプの交換方法について解説するよ。
初代(GRX120系)も2代目(GRX130系)もフォグランプバルブの交換は、タイヤハウスから行います。
初代(GRX120系)は、タイヤを交換するフォグランプと反対にハンドルを回すと、フォグランプの位置あたりに六角ボルトとクリップでカバーが止まっているので、それを外します。
あとはバルブを反時計回りに回すとバルブが外れるので、コネクターを外してバルブを交換します。取り付けは、取り外しの逆の手順で行いましょう。
2代目(GRX130系)は、バンパー下側にフォグランプが装備されているので、フォグランプが取り付けられている当たりの下側のフェンダーライナーをめくります。
フェンダーライナーはボルト3本で止まっているので、それを外せば簡単にめくれます。
めくった中を覗くと、フォグランプの後ろが見えるので、バルブを反時計回りに回し、コネクターを外します。
取扱説明書には、コネクターから外すよう指示がありますが、装着位置が下側で作業しにくいので、バルブをコネクターと一緒に外した方が作業しやすいでしょう。
マークXは、セダンなので車高が低いことから、ガレージジャッキでジャッキアップして作業することをお勧めします。また、安全のためにリジットラックをかけて、クルマの脱落防止をして作業しましょう。
内藤
島田
内藤
やっぱり明るくするカスタムが主流なんでしょうか。
島田
でも今はLEDがあるからね。しかも明るくするだけじゃない。
内藤
でも、もともとフォグランプがないマークXや、ちょっと個性を出したい場合など、どんな方法が良いのでしょうか。
島田
当時も今もフォグランプのカスタム方法は、明るくするのが主流です。現在ではLEDバルブに交換するのが一般的になりました。
初代から2代目中期モデルまでのハロゲンバルブは、現在日本ライティングのLEDバルブに標準バルブ、ハイスペックモデル、そしてハイスペックモデルより明るいスーパーハイルーメンモデルまで全てラインナップがあります。
特にH16ハロゲンバルブを採用している2代目(GRX130系)は、消費電力が19Wしかありません。
初代に採用されているH8ハロゲンバルブも消費電力が35Wなのでかなり暗いフォグランプですから、LEDバルブに交換することで、明るさの違いを大いに実感できることでしょう。
もちろん、その他のバルブでも明るさの違いは実感できるので、明るくするならLEDバルブへの交換がお勧めです。
内藤
2代目マークXには、フォグランプが標準装備されないモデルがあります。
また、中古車に並んでいるマークXにも、前のオーナーがフォグランプレスにカスタムしている場合があります。
フォグランプレスなら純正スイッチも残っているので、フォグランプユニットと取り付け部分をフォグランプ用のベゼルを用意すれば簡単でしょう。
しかし、もともと取り付けていないタイプは少し工夫がいります。
新車でオプション設定があるマークXなら、配線がバンパー裏まで来ているので、取り付けはそれほど難しくありません。
しかし、配線が来ていない場合は、フォグランプと配線、そしてスイッチが一緒になったキットが必要です。
もちろん、純正のようにフォグランプスイッチのディマースイッチを、フォグランプ付きのタイプに交換する方法もありますが、DIYではかなりハードルが高いので、専門店もしくは整備工場に相談をお勧めします。
内藤
島田
2代目後期は、フォグランプユニット一体型のLEDが採用されたので、バルブ交換でフォグランプの明るさや色を変えたりできません。
しかし、フォグランプユニットをマークX前期、中期やプリウスなどのユニットと交換すればバルブ交換が可能になるでしょう。
また、汎用のフォグランプユニットも販売されているので、それを使用しても純正LEDから交換できます。
内藤
島田
純正LEDフォグランプのカスタムとしては一般的になってきた手法だよ。
フォグランプで個性を出すには、明るくするだけでなく、色を変える方法も好まれています。
フォグランプは特に黄色派の方もいるので、LEDバルブの黄色を装着するのもよいでしょう。
このほか、日本ライティングからは、2色切り替えのLEDバルブが登場しています。
黄色とホワイトの切り替えのほか、黄色とハロゲン色、ホワイトとハロゲン色(販売未定)の3タイプがラインナップにあるので、自分好みに選んで装着するとよいでしょう。
内藤
島田
しかも見えにくい悪天候の夜間は、黄色にすればかなり見やすくなるからおすすめだよ。
内藤
また2色切り替えも装着できることもうれしいです。
今回もありがとうございました。
2代目後期モデルのマークXに装備されるフォグランプはLEDを使用していますが、それ以外のマークXならバルブ交換だけで明るく、そして色の変更もLEDバルブで可能です。
マークXは、上質でスポーティーなデザインなので、それに合わせて個性あるフォグランプにしてみましょう。