アイキャッチ画像引用元:150系さん
こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。
※日本製LEDヘッドライトの特徴についてはこちらをご覧ください。
ランドクルーザープラドは、国内ではプラドの名称で親しまれている本格SUVで、フォグランプと聞くとワイルドなグリルガードにハロゲンバルブのフォグランプが装着されているイメージがありますが、今はフロントバンパー内蔵となり、フォグランプもLEDになっています。
今回は、プラドのフォグランプの進化と、様々なカスタム手法について詳しく解説します。
目次
内藤
島田
プラドは元々とランドクルーザー70系のバンから派生したワゴン登録車って知ってた?
内藤
島田
内藤
島田
しかも本家ランクルよりコンパクトで取り回しもいい。いつの時代のプラドも人気があるね。
内藤
今のクルマはみんなフロントバンパー内蔵なので、とても新鮮です。
プラドは、どのようなフォグランプを今まで装着してきたんでしょう。
島田
ランドクルーザーにプラドの名を冠したモデルが71プラドと78プラドです。1990年登場の初代プラドは、ランドクルーザーのバンから派生した乗用ワゴンモデルで、2ドアモデルが71、そして4ドアモデルが78です。
一般的に、「ナナハチプラド」と呼ばれるモデルは、8人乗りセミロングボディの4ドアモデルを指しますが、実際に販売された台数の大半が4ドアモデルだったため、70系プラドは78(ナナハチ)が主流です。
そして、78プラドのフォグランプですが、純正ではオプションとして用意されており、グリルガードの上に取り付けられていました。
用意されていたフォグランプは、今では懐かしいBOSCH製やCIBIE製でした。飛び石などの飛来物からレンズを守るストーンガイド(飛び石ガード)が取り付けられていたのが特徴です。
バルブは、H3形状のハロゲンが装着されており、純正でレンズを黄色くして照射光を黄色にしていました。
1996年になると、90系プラドにフルモデルチェンジします。70系より曲線を多く取り入れたボディは現行につながるデザインとなっています。ファンの中では90系がプラドの原点と思っている方も多くいます。
90系は、一般的に95プラドと呼ばれることが多いですが、2ドアショートボディが90プラド、4ドアロングボディが95プラドであり、ボディタイプで呼び名が異なります。
前期モデルのフォグランプは、70系と同じようにグリルガードにオプションで取り付ける方法しかありませんでしたが、1999年のマイナーチェンジでフロントバンパー内にフォグランプが納められるようになりました。
90系プラド後期で、フロントバンパー内にフォグランプが内蔵されるようになったのは、フロントバンパーに使用されるPP(ポリプロピレン)の形成技術が上がったことと、ボディ同色のペイントが可能になったことが大きな理由でしょう。
これは、他のクルマにも言えることですが、2000年を境にフロントバンパーの造形が複雑になりはじめ、しかもボディ同色とするクルマも増えています。
装着されたバルブを見ると、前期モデルでは、BOSCH製やCIBIE製の丸いフォグランプのためH3ハロゲンバルブが採用されていましたが、後期モデルでは、HB4ハロゲンバルブが採用されます。
2002年に登場した120系プラドは、オフロードだけでなくオンロードも視野に開発されました。
それは世界最高水準のラダーフレームとして悪路走行に必要な剛性だけでなく静粛性も追及されました。
主な特徴として、乗り心地を向上させるH-∞TEMSやリアに電子制御エアサスペンションを装備しオンロードでの高い操縦性と走行安全性に加え優れた乗り心地を手に入れました。
また、新高剛性のラダーフレームとトルセンLSD、高度な登降版制御を行うアクティブTRC を組み合わせたことで、悪路走破性が大きく向上しました。
デザインも90系をさらに洗練させた流線形となり、電子デバイスも数多く採用して話題になりました。
当時、高級SUVの盗難が横行していたことから、プラドにイモビライザーが標準装備されたことでも話題になりました。
フォグランプは、高級SUVらしく、全車に標準装備され、90系後期同様にフロントバンパー内蔵型となっています。
バルブには90系後期と同じHB4ハロゲンバルブが採用されました。
2009年、プラドは4代目となる150系にフルモデルチェンジします。
3代目の120系からさらに乗り心地を進化させ、オフロード走行も極低速での走行を可能にするクロールコントロールやオフロードの走破性を高めるマルチテレインセレクトも備わりました。
悪路を走行するとき、からだが揺れてアクセルやブレーキを繊細に操作するのが難しくなります。
そこで、クロールコントロールを利用すれば、エンジン出力とブレーキ操作を適正に制御するので、悪路走行が楽になります。
そして、マルチテレインセレクトは、路面状況に合わせて5つのモードの中から任意に選択することで、どのような状況でも4輪に駆動力を伝えるシステムです。
これらの機能は、ウィンタースポーツを好むユーザーや、オフロード走行を積極的に行うユーザーにとって心強い装備です。
また150プラドは、2009年登場から現在までマイナーチェンジを行っています。進化のスピードが早い車業界で、進化に合った装備をその都度取り入れてきました。
前期型は、2009年から2013年8月まで生産されたプラドです。このプラドのフォグランプにはH11ハロゲンバルブが装備され、丸形レンズのフォグランプが特徴です。
2013年9月にマイナーチェンジをしたプラドは、フロントバンパーの形状が変わりましたが、フォグランプ形状は前期モデルと同じです。
ただし、H16ハロゲンバルブに変更されています。
2017年9月にマイナーチェンジをし、後期型に変わります。これによりフロントデザインは大きく変わり、フォグランプ回りのデザインも一新されました。
同時にフォグランプも、全車LEDフォグランプに変更なりました。デザインも前期と中期の丸型から、純正フォグランプカバーの形状を変えたことで異形に見えるようになっています。
内藤
島田
内藤
島田
内藤
78プラドに装着されるフォグランプは、グリルガードにボルトで止められているので、比較的簡単に取り外しが可能です。
最初に、グリル付近をクルマの下側からのぞき込みます。そして、フォグランプから出ている配線を見つけましょう。
その配線を辿ると、コネクターがあるのでそれを切り離します。
次に、グリルガードに止められているフォグランプを取り外しますが、フォグランプ側からボルトが出てグリルガードに挿し込まれてナットで止められています。
これもフォグランプがとめられている位置のグリルガード下側を見ると、ナットが見えるので取り外す10mmのソケットレンチまたは、メガネレンチを用意すれば簡単に外せます。
フォグランプが取り外せたら、バルブ交換です。
バルブはフォグランプレンズをカバーから取り外してから行います。
フォグランプメーカーにもよりますが、通常上部に1本ネジでとまっているか、左右1本ずつネジで止まっています。
それを外すとフォグランプレンズが外れるので、平端子を外してからH3ハロゲンバルブを押さえている留め金を外し、バルブを抜き取ります。
90系では、前期モデルは70系と同じグリルガードにフォグランプが取り付けられているので、交換方法は70系と基本的に同じです。
後期型(バンパーにフォグランプ埋め込み)の交換方法はいたってシンプルです。
フォグランプ取り付け位置のあたりをクルマの下から覗き込みます。すると、フォグランプの裏側が見えるはずです。
フォグランプバルブはHB4タイプなので、コネクターを切り離し、反時計回りに回せば、バルブを取り外せます。
120系プラドのフォグランプバルブ交換は、タイヤハウス内から交換します。最初に交換する方向と逆にハンドルをいっぱいに回します。
フェンダーライナーを止めているクリップを外し、バンパーとフェンダーライナーを止めているビスを取り外します。
フェンダーライナーをめくると、フォグランプが見えるので、コネクターを切り離してからバルブを反時計回りに回して抜き取ります。
取り付けは取り外しの逆の手順で行い完了です。
現行モデルでも、前期の後期にはハロゲンバルブが使用されているので、バルブ交換は可能です。
フェンダーライナーのボルトを外します。前期は2本、後期は3本外します。
ボルトを全て取り外したら、フェンダーライナーをめくります。バルブが見えるのでコネクターを外します。
バルブを反時計回りに回して取りはずします。
取り付けは逆の手順で行います。
150後期は、純正LEDフォグランプが装備されているので、明るくしたい場合や色を変えたい場合、フォグランプユニットを交換しなければなりません。
ハロゲンバルブを装着できるユニットは、汎用ガラスユニットを購入して取り付ければ良いでしょう。
フォグランプユニットを交換する場合、フロントバンパーを外さずにタイヤハウス内からユニット交換が可能です。
ただし、運転席側のフォグランプユニットには、樹脂製のカバーが取り付けられているので、それを外します。
フェンダーライナーが止まっているビスを外します。バンパーに止まっているフェンダーライナーのネジをタイヤ側で2本、そしてフェンダーライナーの下側に止まっているネジ2本を外します。
フェンダーライナーをめくるとフォグランプユニットがあるので、助手席側は止まっている3本のネジを外してコネクターを切り離し取り出します。
運転席側は、カバーが取り付けられています。カバーの下側を覗くとフォグランプユニットが見えるので、構造がわかれば小さい道具で取り外しは可能ですがかなり難易度が高くなるのでカバーを外します。
カバーは画像のように上、左右側面の3カ所に爪があるので、マイナスドライバーを挿し込みロックを解除しながら取り外します。
黄色い矢印方向に挿し込みましょう。右側部分は、バンパー側からの爪を外します。強引に引き抜こうとしても取れないので、慌てずゆっくりと丁寧に作業します。
新しい汎用フォグランプにLEDバルブを装着してバンパーに取り付けます。
あとは取り外しと逆の手順で作業すれば終了です。
内藤
島田
内藤
島田
後付けフォグランプキットは、フォグランプが装着されていないクルマのために開発された商品です。
一般的に、キット内には左右フォグランプが1個ずつ、配線、リレー、ヒューズ、スイッチで構成されており、同梱の説明書を見ながら取り付け作業します。
フォグランプは、単独で点灯させると保安基準に不適合となるので、
121条3項9前部霧灯は、車幅灯、尾灯、前部上側端灯、後部上側端灯、番号灯及び側方灯が消灯している場合に点灯できない構造であること。
スモールランプやヘッドライトが点灯したときに点灯できるよう配線します。
つまり、スモールランプやヘッドライトが点灯していない時に、フォグランプのみで点灯させると法令違反になります。
フォグランプの取り付け位置、配線の取り回し方、そしてスイッチの配置場所を自分で決める必要があるので、購入前に取り付け後のイメージをしましょう。
内藤
島田
内藤
島田
最近定番になってきた2色切り替えはプラドもおしゃれに演出しますね。純正より明るくなった白はヘッドライトと色味が合い、とてもきれいです。
また黄色はSUVのプラドをワイルドに見せていてかっこいいですね。
本格SUVのプラドには、黄色いフォグランプが良く似合います。黄色なら雨の日も路面をしっかり光が捉えるので見やすくていいですね。
丸いフォグランプの前期と中期ならイカリングカスタムが似合いますね。特に中期のプラドはフォグランプが他より大きいので、イカリングを装着したときのインパクトが強くてかっこいです。
ベゼル交換のカスタムは、カラーを変えるものが多いですが、デイライトとウィンカーが内蔵されたベゼルは個性があっていいですね。
内藤
どれも捨てがたいです。中でもベゼルのデイライトとウィンカー連動は面白いですね。
島田
プラドのフォグランプは、150後期から純正LEDフォグランプになりましたが、ユニット交換をすれば好きなLEDバルブを装着できるので、まだまだプラドのフォグランプはカスタムを存分に楽しめます。
以前は、明るさを選ぶか色を選ぶか選択する必要がありましたが、今は2色切り替えで明るいフォグランプも販売されています。
日本ライティングからも2色切り替えLEDバルブがラインアップにあります。
また、明るいLEDフォグランプをお好みなら、標準モデルのほかにハイスペックモデルも用意されています。
さらに明るいフォグランプをお望みなら、2本分で10,000ルーメンを誇るハイルーメンタイプもあるので、日本ライティング製のLEDバルブラインアップからならお望みのLEDバルブがきっと見つかることでしょう。