ドライバーユニットの固定

LEDヘッドライトのドライバーユニットをうまく固定するには

こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。

 ※日本製LEDヘッドライトの特徴についてはこちらをご覧ください。

LEDバルブは、HIDと比べ部品点数が少なく取付けが簡単と一般的には言われます。その大半はドライバーユニットの有無やサイズのことを示していると思います。

ここではドライバーユニットが本体と別体になっていることや大きさについては解説しませんので、詳しくはこちらをご覧ください。

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今回は、ドライバーユニットを上手に収めるテクニックについて解説します。まず、ドライバーユニットは、皆さんが思うほど大きなパーツではありませんが、取り付ける場合、どこに収めたらよいか意外と悩むパーツでもあります。

では、どのようにして綺麗に収めることができるのか。

パーツをキレイに取り付けする基本

ドライバーユニットの固定

内藤

ハロゲン型LEDバルブの場合、取付けに悩むことはありませんが、ドライバーユニットが別体だと配線やユニットをどこに取り付ければいいか悩んでしまいます。

島田

確かに最近のクルマはスペースがないからね。でも車種が違えば取り付け方法は異なるよ。

内藤

全ての車で取り付け条件は異なると思いますが、取り付けの流れを教えて頂ければ、ある程度取り付けの参考になると思うのです。

島田

なるほどね。それなら取り付けで注意すべき基本を伝授するよ。

全体像を把握して、パーツの取り回しを決める

新しくカスタムパーツを購入した場合、そのまますぐに取り付け始めるのではなく、全てのパーツを確認してクルマのどこに取り付けるか確認します。

LEDバルブであれば、ドライバーユニット、車体のカプラーまでの配線をどのようにするのかイメージしましょう。その時に固定箇所をある程度イメージしておけばスムーズに作業が進むでしょう。

配線をどこに収めるか決める

ボンネットを開けたときに配線が無造作に放置されていると、見た目が悪いだけではなく、エンジン内には様々な危険なパーツがあるので、LEDを含めたカスタムパーツが故障する恐れがあります。

そこで、配線をどこに収めれば綺麗にまとめられるかイメージしましょう。

どのようなクルマでもスペースは必ずありますので、そのような箇所を探してみましょう。しかし、高温になる場所や回転するパーツの近くなどは配線を収めないようにしてください。

ドライバーユニットの設置場所を決める

日本ライティングのドライバーユニットは、ある程度の大きさがあるため、配線の長さと取り付けスペースを考えてどこに設置するか決めます。

ユニットは発熱しますから、エンジンルーム内のできるだけ涼しい場所に設置できるのがベストです。

しかし、そんな都合よく設置できる車種は多くないので、配線が届く範囲で熱の影響を受けにくい場所を探して配置を決めます。

内藤

取り付けにイメージが重要だったんですね。

島田

その場の思い付きで取り付けても、あまりきれいな取り付けはできないよ。やっぱり、設置をどのようにするかイメージすると取り付けはスムーズだし、綺麗に取り付けられる。

パーツの取り付け

内藤

イメージができたら、実際に取り付けに入ると思いますが、取り付け順序や綺麗に取り付けるポイントを教えてください。

島田

基本的に商品に入っている取り付け説明書に記載されている方法でやるんだけど、やっぱり説明書は共通の取り付けしか書いてないからね。でも、説明書の基本は守ることがポイント。

内藤

なるほど、あとはクルマを見て状況に合わせて取り付ければいいですね。

島田

そういうことだね。それじゃあ、基本的な綺麗に取り付ける方法を解説するね。

最初に決めた場所で「取付けが大変な部分」から始める

最初に取り付けイメージをするよう解説しましたが、イメージした内容の中で一番大変そうな場所から始めます。

理由として、作業開始直後はわりと取付けに対するテンションが高いため、難しい部分でも工夫して取り付ける集中力があります。もし、簡単な場所から取り付けると、最期に残った難しい場所に苦戦し、精神的にも「ここだけ取り付ければ完了する」といった焦りから雑になるほか、ミスも誘発しやすくなります。

ドライバーユニットはボディの既存の穴を利用する

ドライバーユニットの固定

灯具へのバルブ取り付けが完了したら、ドライバーユニットをイメージの場所に固定する準備をします。

ドライバーユニットを取り付ける場合、結束バンドやブラケットを使用して車体に確実に固定します。よく、両面テープで貼り付ける人もいますが、ドライバーユニットは発熱するので、両面テープで貼り付けても、熱により剥がれる危険があるのでお勧めしません。

ドライバーユニットは、ボディに空けられている既存の穴を利用して、結束バンドで固定するとよいでしょう。また、どうしてもボディに穴が見当たらない場合では、近くの純正ハーネス(しっかりしたチューブの場合)に結束バンドで取り付ける方法も良いでしょう。

ただし、走行中の振動で動きそうな場所は避けるようにし、どうしても見当たらない場合は、ボディに小さな穴をあけて結束バンドを通して取り付けます。(自己責任で作業を行ってください)

配線は結束バンドやコルゲートチューブで綺麗にまとめる

ドライバーユニットの取り付けが終われば、あとは配線の処理だけです。他の配線が近くにあれば、コルゲートチューブを使い、他の配線と束ねてしまう方法もあります。また、結束バンドを使用して、純正配線にとめる方法もあります。

基本的に配線は、なるべく動かないようにボディと留めることが基本です。それは走行中の振動で配線が動くことで、他のパーツと干渉して思わぬトラブルが発生する危険があるからです。

内藤

パーツは、動かないように確実にボディに留めることがポイントですね。

島田

ドライバーユニットは、それほど大きなパーツではないし、配線をある程度まとめて、ちょっとした隙間に入れてしまえば、終わりと思う人もいる。

でも、走行中の振動をなめてはダメだからね。隙間に入れただけでは、振動で外れて故障の原因になるから。

内藤

基本を守れば、どんなクルマでもなんとか取り付けできそうですね。今回も有難うございました。

まとめ

ドライバーユニットは、必ずボディに確実に取り付けすることがポイントです。小さいからと侮って放置してしまうと、クルマの振動で思わぬトラブルを引き起こします。

取付けには、どこに取り付けるのか、そしてどのようなパーツを使用するのか頭の中でイメージして作業に取り掛かれば、スムーズに取り付け完了できるでしょう。

   
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