こんにちは。
ガラスコーティング剤の独自ブランド(ゼウスクリア)を展開する日本ライティングの内藤です。
フロントガラス用撥水剤には、様々な商品が売られていますが、専用品以外を使用できるのかという質問をしている方がいらっしゃいました。
気になる内容でしたので回答したいと思います。
「フロントガラスなどに雨を弾かせる様なスプレーをかけました(降っている時ではなく、後で降ってくるだろーと思い放置しました結局雨が降らず、そのまま固まってしまいました)
洗車もしましたが取れません。他にどの様な取り方があるか教えてください。お願いします。」
島田
確かに、硬化すると通常洗車では取れない。取り方について解説するよ。
衣類やバッグ、そしてレインコートなどに撥水スプレーを吹きかける方も多いでしょう。
かつて、スキーブームの時には、数多くの撥水スプレーが販売されていましたが、その後減少していました。
最近ではアウトドア人気の高まりから、撥水スプレーを見かけることが増え、それを「フロントガラスに使用して撥水できないか」と考える方がいてもおかしくないでしょう。
確かに成分としては、フロントガラスのコーティングに使われるシリコーン系とフッ素系が成分なので、撥水剤としては同じと言ってよいでしょう。
まず、撥水スプレーを下地処理なしの状態で吹きかければ、汚れも閉じ込めてしまいます。
しかも硬化すると通常の洗剤では取り除くことはできないので、基本的に研磨で取り除くことになります。
研磨では、ガラス専用の研磨剤を使用します。市販でも手に入るので使用してキレイに磨きます。
撥水スプレーが取れたのか確認する方法は、水をかけて撥水ではなく親水のように水が流れ落ちれば完全に剥離されていますので除去完了です。
内藤
島田
だから、剥離するにはガラス研磨剤が一番有効だよね。
内藤
島田
撥水スプレーは、フロントガラスのコーティング剤に使用されるフッ素系とシリコーン系の成分なので、使用できそうですが、使用しない方が無難です。
撥水スプレーは、特性上しっかり乾燥させる必要がありますが、1分程度で乾いてしまう速乾タイプでは均一に塗布することが困難になります。
つまり、均一に塗布できないと、ワイパー作動時にワイパーが均一に当たらずに白く曇ったり、ビビリ音が発生してしまいます。
このほか、スプレーで噴射するためマスキングテープで周りを保護なしにするとボディに付着してしまいます。ボディへの付着は、汚れを呼び寄せる原因にもなるので、慎重に作業しなければなりません。
つまり、塗布にはマスキングテープが必要なうえ、均一に塗布するには、うまくスプレーする技術が必要なことから、撥水スプレーの使用は控えた方が賢明です。
内藤
1分で乾燥だなんて、衣類やカバンならともかく、フロントガラスのような広い部分には適しませんね。
島田
専用品のほうが安心ということだ。
https://www.zwebonlinestore.com/blog/coating/10088/