車のガラスコーティングの価格はいくらい？各業者の特徴と値段を比較

こんにちは。
ガラスコーティング剤の独自ブランド(ゼウスクリア)を展開する日本ライティングの内藤です。

新車購入時にコーティングを勧めるディーラーが多くなり、初めてガラスコーティングをする方は価格を見て驚く方も多いでしょう。

しかし、周りを見渡すと多くのコーティング施工業者があり、その施工料金は様々です。

この記事はおそらく新車購入時にコーティングを勧められ一旦保留をされたオーナー様がご覧になっていると思いますので、コーティングの価格相場と、コスパの良いコーティング方法について詳しく解説します。

新車でガラスコーティング施工できる場所

新車時のガラスコーティング施工はディーラー以外にもある

新車を購入する時、ディーラーの営業マンからガラスコーティングを勧められることが多くなりました。

その理由の一つとして、新車の輝きを長期間持続できることや洗車が簡単になることが大きな要因です。

ガラスコーティングは、オーナーにとって様々なメリットがあるため、数多くの自動車業界から参入が見られます。

最初は、車磨き専門ショップや洗車業者から始まり、その後フランチャイズ展開するコーティング業者が多くなりました。

今ではガソリンスタンドや量販店もガラスコーティングするようになっています。

また、ガラスコーティングの効果が世間的に広まると、自分で施工できるガラスコーティング剤も数多く販売されるようになり、オーナーの選択肢は非常に多くなっています。

新車時にガラスコーティングを依頼できるお店の特徴

新車ディーラーでの価格や特徴

新車購入時にディーラーでガラスコーティングをするメリットは、値引き交渉に使用できることや納車後にすでにガラスコーティングが終了しているので、他に依頼する手間が省けることでしょう。

特に新車値引きが出来なくてもガラスコーティングをサービスすると言われると多くの方が選択するので、新車ディーラーでの施工割合が多くなっています。

また、同一車種を数多く施工しているので、施工手順をクルマごとで熟知していますから、購入したクルマに合った施工がされます。

アフターフォローも同じ系列ディーラーが全国にあるので、違う地域に引っ越ししてもメンテナンスを受けやすいと言えます。

デメリットとしては、価格が高いことや、ガラスコーティングの持続性が低い場合もある事でしょう。

特に持続性に関しては、ディーラーで用意するコーティング剤の種類によって異なります。

また、メニューについてもガラスコーティングなのか、それともガラス系なのかで性能が分かれるほか、ポリマーコーティングも用意しているディーラーもあります。

どのコーティングを選ぶのかはオーナー次第ですが、そこには価格という大きな壁が立ちはだかっているも事実でしょう。

サービスで施工されるのは、ガラス系やポリマーコーティングであることが多く、施工後の持続性はそれほど期待できません。

コーティング専門店での価格や特徴

コーティング専門店は、ボディコーティングを主たる業にしているので、ツヤ、撥水性能、耐久性に対して日頃から研究しているスペシャリストの集団です。

コーティング施工のために最高の空間を用意し、施工する機材も専用の工具を使用しています。

しかもコーティング剤にも店舗ごとでこだわりがあり、同じガラスコーティングでも性能が異なることを熟知しているため、オーナーやクルマに合ったコーティング剤を進めてもらえます。

専門店ならではのきめ細かいサービスがあるので、アフターフォローも安心です。しかし、施工するためにクルマを預けてから完了するまで時間がかかるデメリットもあります。

カー用品量販店での価格や特徴

カー用品店でもコーティングメニューを取り扱うお店が増えてきましたが、店舗により作業環境や作業者にバラつきがあることは否めません。

そのようなカー用品店の中にも、コーティング施工を請け負う仕事をしている店舗もあり、店舗によってはかなり良い技術を持っています。

カー用品店の中でも、技術だけでなく環境が優れた店舗であれば、作業品質や耐久性に優れているので、コストパフォーマンスが高いと判断して間違いありません。

コーティングメニューも多彩に取り揃えていることが多く、ユーザーの予算やニーズに合わせて選べますが、接客に関しては店舗ごとで大きな差があるとも言えます。

つまり、お客さんが選ぶ商品に対してアドバイスなどはほとんどなく、言われるがままに作業している店舗も多いので、リピーターで依頼するというより、一元さんでも利用しやすいイメージが強いと言えます。

ガソリンスタンドでの価格や特徴

ガソリンスタンドの業務は、給油や軽いメンテナンスが主な仕事です。

しかし、昔からガソリンスタンドの多くは洗車機を設置し、手洗い洗車や手がけワックスの施工をする店舗も多くあります。

つまり、ガソリンスタンドは、クルマをキレイにメンテナンスする業務を古くから行っている老舗業者です。

そこに昨今コーティングが流行りはじめ、ガソリンスタンドでもコーティングメニューを設ける店舗が増えています。

ガソリンスタンドのコーティングの特徴は、燃料を入れたついでにコーティングするという流れが多いので、他の業種より短時間で作業が終わることが殆どです。

そのため、本格的な研磨作業などは行われず、簡単に施工できるガラス系やポリマーコーティングを施工する店舗が多いとも言えます。

最近ではKeePer技研が展開するキーパープロショップとなっているガソリンスタンドが多くなっています。

キーパープロショップには、KeePer技研独自の検定で合格した方が1人以上いる店舗で、キーパーコーティングに適した環境であることが条件なので、かなり良い品質が期待できます。

施工業者毎で価格は違う？

コーティング施工業者ごとの価格比較

コーティング施工業者に種類があるように、コーテイングにも種類がありますが、ここでは、「ガラスコーティングの施工」を謳っている業者の料金を抜粋して、価格を業種ごとで比べてみました。

業者	コーティング料金
ディーラー	66,000円～275,000円
コーティング業者	30,000円～135,000円
カー用品店	47,300円～136,900円
ガソリンスタンド	49,900円～90,700円

一番安い金額は、どの業者も軽自動車クラスで、一番高額になるのがグランドハイエースなどの大型車です。

もちろん、施工するコーティングの種類はそれぞれ名前も違うので異なりますが、ある程度揃えるために、3年間ノーメンテンスを基準としました。

車のボディコーティングとは？コーティングの種類や作業の流れも解説

それぞれの業者毎に、価格をまとめてみましたが、ディーラーの料金が特に高いことがわかります。

その他の業種は、ほぼ横並びの作業工賃といえますが、高額な施工料金であり、新車購入後に施工するには、かなりの出費になることは間違いありません。

価格でクオリティーに差が出る？

ツヤの違い

ガラスコーティングをする目的の一つに新車のツヤを維持させたい思いがあるでしょう。その前にまず、ツヤが無くなる原因について解説します。

ボディに塗装した直後は、キズや汚れが無い状態でいわゆるキレイでツヤのある状態といえます。その状態が崩れるのは、汚れやキズが付着した時です。

どちらもボディからツヤを奪い、見た目の綺麗さがなくなります。そこで重要なのが、ボディコーティングというわけです。

話を戻すと、新車はツヤがあるキレイなボディなので、その状態を保護できる被膜で覆うことができれば、いつまでもキレイなツヤを保てます。

つまり、ガラスコーティングして塗膜を保護してしまえばツヤが保てるので、新車の場合はどの業者でガラスコーティングしても一般の方にその違いを見分けることはほぼできないでしょう。

一般の方にという言い回しは、新車の場合でもかすかなキズがあり、それをキレイに取るメニューを設けている業者もあるからです。

ごく少ない細かなキズを取り去れば、さらにツヤのあるボディを手に入れられますが、新車の場合では、その違いはプロでなければほとんど見分けがつかないでしょう。

水弾きの違い

水を弾く性能として、撥水、親水、そして滑水性能などがありますが、ついた水滴がボディを流れ落ちる様子が異なるため、表現が違います。

コーティング剤の撥水、親水、滑水、疎水の弾き方と汚れの付き方に違いはある？

コーティングには種類があり、それは各業者で提供するコーティング剤によって異なります。(ほとんどの業者では、数種類のコーティングメニューを用意しており、好きなタイプを選べます)

そして問題は、その持続期間です。コーティングは3年以上水弾き効果が持続すると謳われていますが、公表通りに長続きしません。

どの施工業者でコーティングしても施工後のメンテナンスについての説明が行われます。

ガラスコーティングの手入れは必要？

たとえば、ディーラーで施工してもメンテナンス剤を納車日に手渡され、営業マンから使い方のレクチャーを受けます。

しかし、新車納車時は、新しいクルマを手に入れてクルマの使い方を熟知したりクルマの性能を楽しむことのほうが優先して、メンテナンスキットのことを忘れている方が多く見られます。

つまり、ディーラーで納車前にコーティング施工すると、メンテナンスが疎かになっているクルマが結構見られます。つまり、水弾き性能が次第に失われてしまうでしょう。

その他の場所でコーティング施工すると、コーティングのみ依頼しているため、クルマを引き渡してもらう時には、スタッフの説明に耳を貸すことができ、メンテナンスも適正に行われることが多く見られます。

持続性の違い

新車でコーティングしても、被膜の持続期間が特別に伸びることはありません。

メーカーが公表している持続期間を迎える頃には、再施工が迫ってくるでしょう。しかし、その持続期間は各業者のコーティングで大きく異なります。

ガラスコーティング施工業者などは、3年や5年程度の持続期間がありますが、ガラス系コーティングの施工が多いディーラーでは、1年で効果が薄れることも少なくありません。(もちろん、ディーラーでも高額なコーティングを設定し、本物のガラスコーティングの施工を行う店舗もありますから、すべてのコーティングが長続きしないとは言えません)

持続期間は、長くなるほど高額な施工料金になるので、価格と性能を比べる必要があります。

つまり、持続期間と価格が見合っているのか確認が必要でしょう。

例えば、新車ディーラーと専門店などでの料金を比べると、ディーラーのほうが施工料金は高い傾向です。そこで、持続期間がどうなのかを比べることもポイントということです。

費用は●●分の1！？新車にDIYでガラスコーティングは可能

費用は商品代金だけ

新車の輝きを維持するには、コーティングが一番ですが、納車時にディーラーでお願いすると非常に高額です。

もちろん値引き交渉として使用される場合もあるので、新車購入に際して必要となる場合もあるでしょう。

しかし、施工は高額であることには間違いないので、諦めて他の業者でコーティング予約される方もいます。

しかし、軒並み5万円以上の施工料金ですから、新車購入した後にこの出費はかなり痛いでしょう。

そこでおススメはDIYによる施工です。DIYであれば、ガラスコーティング剤と洗車道具さえ用意すれば、コーティングできます。

日本ライティングでは、さらに施工がしやすいように、コンプリートキットを用意しています。

中身には、コーティング剤と塗布用のスポンジだけでなく、施工する前処理用の道具も数々同梱されています。

中身を詳しく見ると、鉄粉取り粘土、脱脂シャンプー、脱脂剤まで入っており、拭き取り用のマイクロファイバークロスも用意されます。

カーシャンプーもあるので新車なら水道さえ使えればコーティングできるほど便利なキットです。

最近の商品は施工が簡単

DIYのガラスコーティングで一番心配なのが施工後のクオリティーです。

ガラスコーティングでは、自分で施工すると、シミやムラが出来て悩んでいると言った話を耳にしますが、そのような商品はすでに過去のものになっています。

現在販売されるガラスコーティングは、DIY施工用に開発されているので、施工後の不良はほとんど起きません。

また、施工方法も詳しいやり方が書かれた使用説明書も入っているので、その通りに施工すればキレイに施工できるはずです。

それでも、中にはムラが発生して、新車の輝きを台無しにしてしまう商品もありますから、商品選びは慎重に口コミなどを参考に選ぶ必要があります。

日本ライティングから販売されるゼウスクリアも、使用説明書が同梱されており、その通りに使用すれば失敗がない商品です。

しかも、コーティング剤の伸びが良く塗りやすいことや、乾く前に拭き取る手法を取っているのでムラが起きにくいのが特徴です。

ツヤ・撥水・持続性も業者と差がない

DIY用として販売されるコーティング剤が、施工がしやすいといっても、ツヤや撥水性能、そして持続性が良くなければ意味がありません。

そこで、商品を選ぶ場合に注意することは、ガラス系を選ばないことです。

カー用品店などで販売されるコーティング剤は、多種多様ですが、ガラスコーティングコーナーにガラス系コーティングが格安で販売されています。

それは、ガラスコーティングと全くの別物です。

わかりやすく解説すると、ガラス系と呼ばれるコーティング剤は、ガラス成分が少しでも含まれるとガラス系と商品名につけられて販売されます。

しかし、その成分は、フッ素やポリマーが含まれていることから、有機質のコーティング剤です。

本物のガラスコーティングとガラス系コーティングとの違いとは？2つのボディコーティングについて解説

無機質のガラスコーティング「ポリシラザン」と「シロキサン」の特徴

ガラス系は化学反応による硬化方法ではなく、乾燥により硬化しているので、ガラスコーティングとは全く異なる密着性能と言ってよいでしょう。

ただ、手軽に施工できることから、多くの商品が販売されており、しかも値段が安い特徴があります。

次にガラスコーティングは、無機物のコーティングであり、塗装表面にガラスの被膜を化学反応で形成するので、持続性能や被膜の防汚性がガラス系とは全く異なります。

しかし、ガラスコーティングは、雨ジミと呼ばれるイオンデポジットの付着がしやすいデメリットがあります。

そこで、このデメリットをなくすため、様々な手法が業界では取られてきましたが、日本ライティングでは、ハイブリッドコーティングと呼ばれる無機と有機の両方の性質を持つコーティングを販売しています。

ガラスコーティングは無機物なので、同じ無機物の雨ジミを寄せ付けてしまいます。

その反面、有機汚れとなる、花粉や虫の死骸などの汚れから保護できる特徴があります。

そこで、ゼウスクリアは、有機物汚れに強い状態を維持しながら、あらたに無機物汚れに強い有機質の性質を付け加えています。

つまり、ゼウスクリアを施工すると、雨が降った後しばらく洗車できなくても雨ジミからクルマを長期間守れます。

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コーティングの価格についてまとめ

新車にコーティングする方が増えましたが、そのほとんどはディーラーでの施工です。しかし、営業マンの注意事項をよく聞いていなければ、せっかくのコーティングが台無しです。

また、ディーラーの施工は高額なので、納車後に他の業者で施工しようとしても、その料金に驚く方も少なくないででしょう。(中盤で料金について解説しています)

そんな時には、自分で施工するガラスコーティングがお勧めです。日本ライティングのゼウスクリアなら、キット内に施工に必要な物がほとんど揃っているので、買ってすぐに施工できます。

しかも施工は簡単で、だれでもできるほか、金額も業者に依頼する10分の1程度で済むので、新車にコーティングを考えている方に最適でしょう。

商品の特徴とレビューが気になる方はこちらをご確認ください。

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この記事はこんな人が書いています

軽トラマニア小泉

カスタム・鈑金・コーティングなど自動車関連の業務に30年以上携わり、数多くのカスタムも手掛けてきた実績があります。コペンのデモカーで雑誌K-CARに何度も取り上げられる。大会に出品する車両製作を手伝い全国2位を受賞。

軽トラももちろん所有し、スバルサンバーに赤帽の赤いヘッドエンジンに憧れ換装したほか、ダイハツハイゼットでは、車高を上げて林道を走破しやすい改造や、荷台にスポットライトを増設。また、乗り心地が少しでもよくなるようにと、シートにはアトレーワゴンのシートを移植するなど、数多くのカスタムを行ってきました。