こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。
日本製LEDの特徴についてはこちらをご覧ください。
現在の車のヘッドライトはマルチリフレクター式ヘッドライト、プロジェクター式ヘッドライトの2つが主流です。内部が鏡のような構造になっているマルチリフレクター式は比較的安価な車種に採用されていることが多くなっています。
レンズが内蔵されているプロジェクター式はカットラインを綺麗に出す、つまり従来のヘッドライトよりも明るく照射することが可能です。また、車のヘッドライトはハイビームとロービームを切り替えることができます。
近年はロービームのHID化およびLED化が進んでいますが、ハイビームに関しては現在もハロゲンが主流です。HID、LEDは利点が多いにもかかわらず、なぜハイビームは今もなおハロゲンが採用されているのでしょうか。
目次
ヘッドライトのバルブって種類がたくさんありますけど、最近の車はロービームにH11、ハイビームにHB3を採用しているモデルが多いですよね?
そうだね。H11とHB3はけっこう前から主流の規格となっているよ。H11とHB3がどのようなバルブなのかはこちらの記事を確認してくれ。
これって何か理由があるんですか?
そもそもヘッドライトバルブには流行り廃りがあるんだ。例えば、ひと昔前の車はフォグやロービームにHB4という規格を採用していたけど、現在はあまり見ないよね。
規格を変える理由がよくわからないんですが。そもそもなぜ流行り廃りが生まれるんでしょう。
それはバルブ自体が進化しているからだよ。例えば、ひと昔前のバルブと比べて、現在主流のバルブは小型化が進んでいるし消費電力も少ない。
単純に古いものより、新しいものの方が採用するメリットが多いということですね。
最近の車ってHIDとかLEDを標準採用していますよね。
HIDやLEDはハロゲンと比べて、絶対的な明るさに違いがあるからね。
でも、ハイビームに関しては現在もハロゲンが多いじゃないですか。HIDやLEDの方が明るいなら、ハイビームにもHIDやLEDを採用すればいいと思うんですけど。
現在もハイビームにハロゲンが採用されている理由は諸説あるけど、メーカーとしてはロービームに比べて使用頻度の少ないハイビームにコストのかかるHID(LED)を採用したくない、というのが本音なんじゃないかな。
ええ、そんな理由なんですか!?
もちろん、ハイビームにハロゲンが採用されている理由はほかにもあるよ。例えば、HIDはスイッチオンから完全に明るくなるまで少し時間がかかる。このような特性があるから、レスポンスが大切なパッシングには不向きだよね。
たしかに。パッシングは一瞬切り替えるだけだから、ハイがHIDだと視認性は悪くなってしまいますね。
あとは消費電力が抑えてある分、ヘッドライトに付着した雪が溶けにくい。降雪地域に住んでいる人にとっては、消費電力が大きく発熱するハロゲンの方が適しているんだ。
内藤
島田
内藤
島田
ハイビームにハロゲンが採用されているのは多くの理由があったんですね。
近年はLEDヘッドライトを標準採用している車種が増えています。その理由はもちろん、LEDヘッドライトには利点が多いため。人それぞれ好みはありますが、ハロゲンやHIDよりもLEDの方が万人におすすめできます。
ハロゲン、HIDヘッドライトを採用している車種に乗っている人が、後付けでLEDヘッドライトに変更するケースも増えているようです。LEDヘッドライトにはどんなメリットがあるのでしょうか。デメリットとあわせて紹介します。
LEDヘッドライトって具体的に、どんなメリットがあるんですか?
最もわかりやすいメリットは、とにかく明るいこと。混じり気のない白で路面を明るく照射してくれるんだ。ハロゲンなどと比べて消費電力が少ないところも大きなポイントのひとつだね。
ヘッドライトが明るかったら、夜間でも安心して運転できますね。
そう、周囲の状況がはっきりとわかるから安全性も高まる。あとはさっきも言ったように、起動のレスポンスに優れているところ。対向車にとってわかりやすいパッシングができるのは、安全性に大きく貢献すると思う。
素人目線ですが、シンプルにカッコいいところもメリットですよね!
そうだね。とにかく真っ白だから、車の先進性や高級感がアップする。ドレスアップアイテムのひとつとしても効果的だよ。
HIDと比べて、簡単に取り付けられるというメリットもある。DIYユーザーにとってはありがたいんじゃないかな。
バルブ自体の寿命とかはどうなんでしょうか。
LEDはバルブの寿命が長いことでも知られているよ。HIDよりも長寿命だからすぐに切れる心配もしなくていいし、経済的にも助かるよね。
とにかく明るさ重視ならLEDヘッドライトを選ぶべきですか?
いや、実はそうとも言えないんだ。純粋な明るさで比較するなら、LEDではなくHIDに軍配が上がる。LEDの進化は凄まじいからいずれはHIDの明るさを超えるかもしれないけど、今のところはHIDの方が一枚上手だね。
そうなんですね。HIDと比較したうえでのデメリットはほかにありますか?
やっぱり雪が溶けにくいところかな。HIDは消費電力が大きく、赤外線を発するから雪が溶ける。しかし、LEDは赤外線を発しないから雪が溶けないんだ。
明るさ重視の人や降雪地域に住んでいる人は、LEDではなくHIDの方が適しているということですね。
内藤
島田
内藤
島田
内藤
島田
内藤
島田
内藤
島田
内藤
島田
内藤
島田
内藤
島田
この他にも、LEDバルブには黄色もあるだろ。黄色いヘッドライトは、2006年1月1日以降に制作されたクルマは黄色のヘッドランプは禁止だからね。
だから黄色のLEDバルブをハイビームに使うと車検は落ちる。
内藤
島田
これは、H4バルブでハイとローをマイナスコントロールで行っているクルマに起こるトラブルなんだけど、このトラブル回避のために日本ライティングでは、対策のH4 ハイビームインジケーター不点灯防止ユニットを販売しているよ。
内藤
島田
内藤
島田
そこで、日本ライティングでは、車種専用品としてハイエース4型に取り付けられるHB3のLEDバルブを販売しているよ。
内藤
内藤
島田
内藤
島田
そして、ローにHIDとLEDを使用しているタイプは、ハイはHB3だからこれもLEDバルブに変えることができる。
内藤
島田
内藤
島田
内藤
島田
内藤
島田
内藤
LEDはHIDと比べて取り付けが簡単なので、DIYでの作業に取り組みやすいです。これからLEDをDIYで取り付けたい人のために、取り付けの流れや注意点について解説します。
【取付け情報】
【取付け商品】
それでは早速、30系プリウスのハイビームをLEDに交換してみよう。装着する製品の外観はこんな感じ。 自社製品ながら上品でカッコいいパッケージに仕上がっていますね。
内容品はバルブ本体が2つとインシュロックが6つ、あとは保証書付きの取扱説明書。基本的には取扱説明書をしっかりと読めば、簡単に交換することができる。
ふむふむ。まずは純正バルブの取り外しからですね。
純正バルブはこんな感じで装着されているよ。
30系プリウスの場合、正面から見て右側のバルブは簡単に取り外すことができる。とはいえ、けっこう奥まったところにあるから目視は難しい。 手探りでバルブの感触を確かめつつ、時計回りに回してみましょう。
バルブは取り外すことができても、カプラーが全然外れない場合がある!
カプラーにはツメがあって、簡単には外れないようになっている。両手を突っ込めそうな人は、片手でバルブを持ってもう片方の手でツメを押し込もう。
これで外れたね!30系プリウスは右側のバルブは簡単なんだよ。ただ、左側のバルブは腕を突っ込むスペースがないから工具が必要になるんだ。
たしかにエアクリの吸気ダクトとラジエーターのホースが邪魔のようですね。
リザーバーホースは10mmのボルトで固定されているから、これを工具で取り外そう。電動インパクトがあれば手っ取り早いよ。
ボルトを外したあと、吸気ダクトを持ち上げれば作業スペースを確保できる。
ちょっと無理やりに見えますけど・・・。
このくらい持ち上げないと、手を突っ込みにくいんだよ。作業スペースが確保できたら、流れは右側のバルブと同じだ。バルブは時計回り、カプラーはツメを押し込むということを忘れないように。
無事、純正バルブを取り外せたらあとは逆の要領で製品を取り付けるだけです。
先にカプラーから取り付けて、配線などをボンネット内に落とし込んでから作業した方がやりやすい。こればかりは人それぞれかな。
「カチッ」と音がしたら正しく取り付けができた証です。
バルブは正しい向きで挿入しないと取り付けることができない。目視が難しいから手探りになってしまうけど、根気よく頑張ろう。
ちなみに僕は右側のバルブが上手に取り付けできず、30分以上かかってしまいました・・・。
まあ、DIY初心者にはありがちだね。基本的には15分もあれば交換できるから、気軽にチャレンジしてみてはどうだろう。
30系プリウスに限らず、バルブを交換するときに注意しておきたい点がひとつ。作業を始める前に、バッテリーのマイナス端子を忘れずに外すようにしよう。
マイナス端子を外さないと、ショートしてしまう恐れが。安心して作業を進められるように、バッテリーは要チェックです。
ちなみに30系プリウスのバッテリーはラゲッジスペースの右側にあるよ。30系プリウスに乗っている人は参考にしてね。
ほかに注意すべきところってありますか?
作業中に忘れてほしくないのが、バルブの端子やチップ部分を手で触らないこと。もし触ってしまうとLED自体の寿命が短くなったり、手から発せられた静電気によってバルブが故障したりするので、意識して作業を進めた方がいいね。
運転席側が日本ライティングのLED。助手席側がハロゲンバルブ。
純正ハロゲンと比べると、やっぱり明るさが段違いだね。真っ白な光は近年のスタイリッシュな車との相性がばっちり。
パッシングに関しても、HIDと比べるとキレが違う。安全性の向上に大きく貢献してくれると思うよ。
A:ハイビームはHB3であることが多いけど、ロービームに関しては車種によって大きく異なる。詳細は適合表をチェックしてみてください。
A:おそらく光軸がズレていることが原因。ハロゲンのヘッドライトについては、HIDやLEDに交換した際には、光軸がズレるので最寄りの整備工場や車用品店での光軸調整を行ってください。
A:今であれば、LEDですね。HIDのメリットは何よりも明るいこと。ですが、HID並みに明るいLEDも出てきており、今後追い抜くのも時間の問題だと思います。
いかがでしたでしょうか。
ハロゲンが未だ多く採用されているハイビームですが、LEDとの相性がとても良くまだハロゲンのままのオーナー様はLED化をおすすめします。
取付けについてもバンパーなど外さず交換が可能ですので、取付け初心者の方でも簡単に取り付けできると思います。
皆様30プリウスは街中でたくさん見かけるとは思いますがヘッドライトをカスタムしている車両はどのようなカスタムをしているのでしょうか?
前期後期のヘッドライトのバルブ形状が違う為カスタムする際は注意が必要です。30プリウスには前期と後期で4種類のヘッドライトが存在します。
カスタムの際自身のプリウスがどのヘッドライトに該当するか確認してからカスタムしましょう。
※今回ご紹介のカスタム事例は全てバンパー外しが必要になります。
アメリカで販売されている車両のヘッドライトを交換するカスタムでサイドマーカーがオレンジの反射版が付くため見た目がガラッと変わります。別車種ですがUS仕様に交換していましたが他の車両と差別化出来る為、結構オススメだと思います。
ヘッドライトを殻割りを行いBMW風にイカリングを装着するカスタム。インパクトは十分狙えるカスタムだとは思いますがヘッドライトの殻割りが必要な為それなりな知識が必要なカスタムです。あとヘッドライトを殻割りの場合色々アレンジしたカスタムができますよ。
先ほどのイカリングヘッドライトとはまたちょっとテイストが違うカスタムだったので取り上げました。イカリングの下にグリーンのネオンが個性を放ってます。フォグランプのディライトも視認性が上がる為、オススメなカスタムではないでしょうか。
動画が無い為はっきりした事は言えませんがRGBのイカリングを使いインパクト重視した仕様のヘッドライトです。あとヘッドライト下部にウィンカーを仕込まれているあたり結構手の込んだ仕様かと思われます。
30プリウスのヘッドライトカスタムに関してはヘッドライトのデザインの関係上全般的にヘッドライトを殻割りしてイカリングにするのがベーシックなカスタムなのかもしれませんね。あとはUS仕様のヘッドライトがあるためUS仕様に拘るユーザーもたくさんいるようです。皆様も自分好みの30プリウスにカスタムしてみましょうね。