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こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。
※日本製LEDヘッドライトの特徴についてはこちらをご覧ください。
ハイゼットカーゴは、軽商用バンとして人気が高いクルマです。そのため、今ではトヨタにピクシスバン、スバルにサンバーバンとしてOEM供給しています。
そこで、ハイゼットカーゴはどんなクルマなのか、そしてヘッドライトはどう進化し、カスタムされているのか詳しくお伝えします。
目次
内藤
軽トラマニア小泉
その中でハイゼットカーゴは、軽四貨物の中で一番古い歴史を持つんだ。
内藤
軽トラマニア小泉
ただ、ハイゼットバンは翌年の1961年登場だから、ハイゼットトラックが登場した1年後だね。
内藤
軽トラマニア小泉
それじゃあ、ハイゼットカーゴについて歴史から詳しく解説するよ。
ハイゼットカーゴは、登場から8代目までハイゼットバンとして販売されてきました。
そして、初代ハイゼットバンは、意外にもファミリーカーとしてのニーズにも対応していたと言います。
初代は、ボンネットバンとして登場しましたが、1965年に2代目が登場すると床下にエンジンを搭載したキャブバンとなり、荷室拡大されて商用車としての使い勝手が大きく向上しました。
しかし、まだ後部ドアにはスライドドアは採用されず、大きく90度に外開きするドアでした。
そして、軽ハコバンとして初めてスライドドアを採用した4代目が1972年に登場します。これにより現代の働く軽ハコバンとしてのスタイルが確立されました。
そして、7代目が登場したのが1986年バブル経済に沸いた好景気の時でした。それに乗るように、ハイゼットバンもハイルーフやパワフルなエンジンが用意されたのが特徴です。
1994年には8代目が登場しますが、この代からハイゼットバンの乗用タイプのハイゼットアトレーが完全な乗用ライクなモデルとして独立します。
そして1990年から軽規格(ボディサイズと排気量)が変更になったことから、この代より現代の軽自動車と同じ660ccエンジンが搭載されます。
1999年に9代目が登場する時に、軽自動車の衝突安全性規格変更に合わせて車体が大きくなり、さらに今までのハイゼットバンからハイゼットカーゴに名前を改めて販売が開始されます。
2004年に現行モデルとなる10代目ハイゼットカーゴを発売しますが、軽トラックのハイゼットトラックと初めてプラットフォームが別になります。
その後、2016年には軽乗用モデルのウェイクをベースにしたハイゼットキャディーも発売しました。
内藤
軽トラマニア小泉
あと、ハイゼットキャディーだけど、基本は乗用モデルのウェイクだから、本来のハイゼットバンとはかなりかけ離れていたかな。
そしてCMもなかったからその存在すら知らないユーザーも多かったのも事実だよね。
内藤
軽トラマニア小泉
あと、最大積載量を見るとハイゼットカーゴが350kgなのに対し、ハイゼットキャディーは150kgしか積めなかったんだね。
これは仕事をするクルマとしてはかなり致命的だよ。
内藤
軽トラマニア小泉
だけどハイゼットカーゴは長い歴史の中で、軽バンとしての機能と性能を充実させてきたからね。だからOEM供給もしている。
ダイハツのハイゼットカーゴは、9代目の時に2011年からトヨタ、2012年からスバルにそれぞれOEM供給を開始しました。
トヨタに供給されるハイゼットカーゴは、トヨタピクシスとして販売が開始されましたが、エンブレム以外はすべてハイゼットカーゴと同一でした。
そして、現在でもハイゼットカーゴの一部改良に合わせてマイナーチェンジが行われています。
スバルでは、2012年から(サンバーバン7代目モデル)ダイハツの9代目ハイゼットバンをOEM供給されています。ハイゼットカーゴとの違いは、エンブレムのほか寒冷地仕様が標準装備となるモデルが多いことです。
内藤
軽トラマニア小泉
日産のNV100クリッパーがモデルチェンジでスズキからOEM供給を受けると、この現象はなくなったけどね。面白いでしょ。
内藤
軽トラマニア小泉
内藤
軽トラマニア小泉
ダイハツは、古くから電気自動車開発に熱心で、1970年にハイゼットバンの電気自動車を発売しています。
当時、大阪万博が開催され275台のEV車が納入されました。そのEV車は、ハイゼットバンを6人乗りに改造し、会場内をおおよそ15km/hで走行したと言います。
その後、ハイゼットバンは官公庁、法人需要を中心に販売され、9代目まで販売されてきました。
ただし、搭載されているバッテリーは鉛バッテリーを使用しており、航続距離も9代目で110km、最高速度100km/hと、一般的な実用性から考えるとかなり程遠いEV車といえます。
そこで、2012年に現行モデルにリチウムイオン電池を搭載し、滋賀県と大分県で実証実験が行われてきましたが、いまだにその結果はダイハツ工業より公表されていません。
そして、時代は前後しますが2005年には軽商用車初となるハイゼットカーゴハイブリッドモデルも登場させるなど、環境に配慮したハイゼットカーゴを次々と登場させてきました。
内藤
軽トラマニア小泉
実質ミニキャブミーブのほうが知られているし、しかもハイゼットカーゴの9代目は車両本体価格が290万円もしたからね。
これでは車両価格が高すぎて、燃料代がいくら節約できても元を取るのに何年かかる事か。
だから一般には浸透していないということかな。
内藤
軽トラマニア小泉
でも、ガソリン車ベースだったからEVハイゼットバンじゃなかったんだけどね。
内藤
内藤
軽トラマニア小泉
内藤
軽トラマニア小泉
内藤
軽トラマニア小泉
それから、トヨタのピクシスバンもハイゼットカーゴと同じヘッドライトだから参考にするとよいよ。
8代目ハイゼットバンは、1994年から1998年まで販売されたハイゼットバンとしての最終モデルです。
ヘッドライトは、H4ハロゲンバルブと角型2灯式のシールドビームの2種類が販売されていました。
もちろん廉価グレードがシールドビームで上級グレードになるとH4ハロゲンでしたが、見た目ではほとんどわかりませんでした。
しかも、後期モデルになるとアトレー顔になっており、ヘッドライトもアトレー用の異形ヘッドライトが採用されました。
そして、低グレードのアトレーと見分けがつかないのも8代目ハイゼットバン後期型の特徴でした。
9代目は、1999年に今までのハイゼットバンからハイゼットカーゴに名前を改めて発売されました。
ハイゼットカーゴから全グレードH4ハロゲンバルブが装着され、グレードの違いでヘッドライトの明るさに差が出ることが無くなりました。
9代目ハイゼットカーゴは、イタリアの巨匠「ジウジアーロ」がデザインしたフロントマスクでしたが、初期型はフロントバンパーが黒色だったので人気はいまひとつでした。
しかし翌年2000年にカラードバンパーが用意されると、ハイゼットカーゴの人気が高まります。
しかも、乗用タイプのアトレーとの差がヘッドライトを含めてなくなり、明確な違いはボディカラーで見分けるしかありませんでした。
その後、2001年でのマイナーチェンジでメッキグリルがアトレー、カラーグリルがハイゼットバンとなり見分けがつくようになりますが、ヘッドライトユニット形状は、ハイゼットカーゴとアトレーと同一でH4ハロゲンを装備していました。
内藤
軽トラマニア小泉
皆、電球色のヘッドライトだから気にならなかったというのが当時の人にとっては本音かもしれない。
10代目は、2004年にフルモデルチェンジされ、現在まで販売が続けられている長寿モデルです。
ヘッドライトの基本はH4ハロゲンバルブを使用していましたが、2017年にLEDパックが新設され、LEDヘッドライトがオプションで選べるようになります。
その後、2019年になると「クルーズターボ」「クルーズ」「デラックス」「スペシャルクリーン」「スペシャル」「デッキバンG」「デッキバンL」「カーゴ2シーター」のそれぞれSAⅢ(スマアシ3)搭載車にLEDヘッドライトが標準装備になりました。
内藤
軽トラマニア小泉
内藤
軽トラマニア小泉
ヘッドライトのカスタムの定番は明るくすることですが、ハイゼットカーゴもハロゲン仕様はHIDキットやLEDバルブへのカスタムが多く見られます。
ハイゼットカーゴの取り付けスペースですが、ヘッドライト後ろもスペースがあるので、軽トラのように取り付けが困難ということはありません。
しかし、防塵ゴムキャップの取り付けが難しい製品もあるので、軽トラ・軽バン専用品を検討するのもいいでしょう。
内藤
軽トラマニア小泉
その点、LEDバルブなら日本ライティングのハイスペックモデルの軽バン専用品で25,740円(税込)で購入できるしね。
内藤
ハイゼットカーゴにもカスタムされたヘッドライトユニットが販売されているので、個性を出した見せるカスタムが可能です。
しかし、ハイゼットカーゴの兄弟車ともいえる同じダイハツのアトレーのヘッドライトが移植できます。
S300系前期モデルの4灯ヘッドライトに人気があり、そのまま取り付けるほか、内部の丸目ライトの周りにイカリングでカスタムするプライベーターもいます。
内藤
軽トラマニア小泉
でも、皆がやっているということは、それだけ満足度も大きいという事さ。
あと、今はショップから販売される換装キットにはアトレーのヘッドライト内にカスタムした商品もあるから個性を求めやすくなっている。
内藤
軽トラマニア小泉
内藤
ハイゼットカーゴは、ハイゼットトラックから進化してきた軽商用貨物です。その進化の過程では、軽商用貨物としての使い勝手の良さを主に追及してきました。
そして、軽バンとしていち早く夜間の視界確保としてLEDヘッドライトを投入してきたのもハイゼットカーゴとそのOEM車達でした。
ハイゼットカーゴは、軽商用バンですが、普段使いとしても十分使用できる装備を備えており、実際に多くの方が普段乗りとして購入しています。
これもダイハツが使い勝手、安全性そして快適性も考えて設計しているからでしょう。