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こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。
※日本製LEDヘッドライトの特徴についてはこちらをご覧ください。
カローラフィールダーは長年人気のあるステーションワゴンタイプの車です。
その秘密は、コンパクトボディでどこでも走れる機動性の良さと、コンパクトカーにはない積載量が挙げられます。
そして、機動性と積載量を最大限に生かすには、視認性の高さも大きなポイントです。
そのた対策としてフロントガラスやサイドウィンドウを大きくし、ピラーなどの形状工夫で死角を減らすなどをしています。
また、悪天候の夜間の視認性を上げるには、フォグランプは重要なパーツです。
しかし、カローラフィールダーにはフォグランプが標準装備されていないことが多く、取り付けに悩む方も多いでしょう。
今回は、カローラフィールダーのフォグランプについて、バルブ交換方法からカスタム事例も併せて紹介します。
目次
内藤
そしたらコンパクトで取り回しもよく、購入を決定したんですが、フォグランプ付きが欲しと相談されたんです。
島田
それでフォグランプ付きが欲しいのか。新車でオプションを付けたらどうだい?
内藤
島田
2000年8月、国民車として親しまれるカローラがフルモデルチェンジを行い、同時にカローラツーリングワゴンの名称をカローラフィールダーに改めて登場しました。
カローラワゴンとして4代目に当たりますが、カローラフィールダーとしては初代になります。
このフィールダーとは、「フィールドへ出て遊ぶ人」の意味を持たせた造語 であり、スタイルが今までとは一線を画していました。
それゆえに、当時のカローラの購買層が中年以降の世代であったのに対し、カローラフィールダーは20代から40代の若者に支持されました。
特にスポーティーな「Zエアロツアラー」は若い方に絶大な人気を得ていました。
Zエアロツアラーはフォグランプが標準装備となり、それ以外はディーラーオプションという形で販売されていました。
デザインは異形の細長でフロントバンパー下部に取り付けられHB4ハロゲンバルブを採用していました。
2代目カローラフィールダーは、2006年10月にフルモデルチェンジを行い登場します。
初代のプラットフォームを小変更しながらも5ナンバーサイズを維持し、取り回しの良いサイズで登場しました。
2代目の目玉は、荷室からワンタッチで後席を倒しフラットにできる世界初の機構を採用したことでした。
今ではそれほど珍しくありませんが、2006年当時、世界初の装備は瞬く間に話題となり、発売から目標販売台数の2倍以上 の受注を抱える高い人気となっていました。
フォグランプは、最上級モデルの1.8Sエアロツアラー以外はディーラーオプションで、先代と異なる丸形フォグランプがバンパー下部に収まり、H11ハロゲンバルブを採用していました。
3代目となるカローラフィールダーは、2012年5月に大人4人が快適に移動できるミニマムサイズのコンパクト車として登場します。
プラットフォームをワンクラス下のビッツ系 のものを使用し、ホイールベースをそのままに全長を60mm切りつめ、小回りが利く国内向けのクルマになっています。
参考資料:トヨタ自動車75年史
先代よりコンパクトになりましたが室内と荷室空間を拡大しており、取り回しが良い小型ボディでありながら快適な室内の広さが人気となっています。
2019年に新型カローラツーリングワゴンが登場しているにもかかわらず、旧モデルとなるカローラフィールダーが販売されるのは、現行カローラワゴンが3ナンバーサイズの大柄になったことが大きな理由でしょう。
フォグランプは、エアロツアラーに標準装備され、H16ハロゲンバルブが採用されていました。
その後、マイナーチェンジにより純正LEDフォグランプが採用されており、現行モデルでは全グレードディーラーオプションとなっています。
内藤
島田
交換を前提とした設計だからそれほど難しくはないよ。
それじゃあ、交換方法を初代120系から解説するね。
フロントバンパーの下側にフォグランプが付いているので、バルブ交換はクルマの下側から行います。
交換作業には、クルマをジャッキアップする必要がありますが、必ずガレージジャッキを使用してジャッキアップし、クルマの転落を避けるためリジットラックで固定してから作業しましょう。
クルマをジャッキアップすると、フォグランプの下にアンダーカバーがあるので、指指ししているボルトと右斜下にあるクリップを外してめくります。
中を覗くと赤丸の場所にフォグランプのバルブソケットが見えるので、反時計回りに回して外します。そしてコネクターを外せばバルブを取り外せます。
取り付けは逆の手順で行い完了です。
バンパーの下部にフォグランプが取り付けられているので、クルマをジャッキアップして作業します。
作業は安全のためにガレージジャッキを使用し、落下防止にリジットラックで固定しましょう。
図の位置にあるボルトとクリップを外してアンダーカバーをめくります。
めくったアンダーカバー内を覗くとフォグランプの後ろが見えるので、ソケットを反時計回りに回して外します。
コネクターのツメを押しながらバルブと分離します。
取り付けは逆の手順で行い終了です。
160系カローラフィールダーのフォグランプバルブ交換は、ハイブリッド車もガソリン車も交換手順は一緒です。
なお、2017年10月からはLEDバルブなので取り替えの必要がありません。
フロントバンパー下部にフォグランプがあります。
タイヤを交換する反対側に目一杯回すことで作業できます。
この方法でもし作業スペースの確保ができない場合は、ガレージジャッキでジャッキアップし、安全のためにリジットラックで固定して作業します。
交換する方と反対にタイヤを目一杯切ったら、フェンダーライナーを外します。
クリップは、画像の部分に2カ所ありますが、年式によってクリップの形状が異なりますので、画像と現車のクリップを比較して作業すれば問題ないでしょう。
クリップを外してフェンダーライナーをめくるとすぐにコネクターが見えるので、ツメを押しながらコネクターを外します。
取り付けはバルブのツメを合わせて挿し込み、右に回して固定します。そしてコネクターを「カチ」と音がするまで奥までしっかり挿し込みます。
フェンダーライナーをバンパーの内側に取り付けます。そしてクリップをもとのように挿し込み終了です。
クリップが+ネジの場合は、真ん中のネジをできるだけ緩めてからクリップのハマる穴に挿し込み、すぐさま+ネジの部分を押し込みます。
クリップが平のタイプは、穴にクリップを挿し込んでから、センターの平たい部分を押し込み固定します。
内藤
でも、フォグランプがないタイプが多いと思いますが、後付けする場合どのような方法がありますか。
島田
内藤
島田
でも、通電していないはずだから、リレーやヒューズ、そして室内スイッチも必要になるかな。
必要な部品はディーラーに相談すれば揃うよ。
内藤
島田
純正フォグランプを後付けする場合、必要となる部品をディーラーで調達するのが早いでしょう。
必要な部品は、車外部品としてフォグランプ本体、フォグランプカバー、室内部品としてディマースイッチとフォグランプ用のヒューズ、そしてリレーが必要になるでしょう。
これらの部品が揃ったら、いよいよ作業開始です。
まず、フロントバンパーを取り外します。
そして、フォグランプのメクラカバーを取り外してフォグランプユニットを取り付けてからフォグランプカバーを取り付けます。
この時にフォグランプを明るくしたり、色を変える場合はLEDバルブに交換しておきましょう。
次にフロントバンパーを戻しますが、車体側にフォグランプ用の配線があるので確認しましょう。
見つけたら、バンパーを取り付け、フォグランプ本体に配線します。
車内の作業では、エアバッグを取り外すのでバッテリーのマイナス端子を外します。
次にエアバッグを外してハンドルを抜き取ります。するとディマースイッチが外れるので、フォグランプ付きのディマースイッチと入れ替えます。
リレーの位置は120系では、右側のミラースイッチ下の小物入れの後ろにリレーを挿し込む場所があります。
また、140系では少し手間がかかりますが、エアコン操作パネルの裏側にリレーの場所があります。
リレーの位置は年式により異なるので、ディーラーで聞いておきましょう。
あとは、ヒューズボックスに「FFOG」と記載がある場所に、規定のヒューズを入れれば通電するはずです。
内藤
島田
キレイに取り付けられる反面、手間がかかるがデメリットかな。
2017年以降の160系カローラフィールダーでは、純正でLEDフォグランプが装備されています。
そこで、車外LEDバルブを装着するには汎用のフォグランプユニットに交換する必要があります。
汎用フォグランプユニット交換は、フォグランプバルブ交換と同じ要領で、タイヤハウス内からフォグランプユニットを取り外せます。
そして、新しい汎用フォグランプユニットを取り付ければ、好きなLEDバルブを取り付けられます。
汎用キットは、フォグランプ取り付けに必要な部品がすべて揃っているので、取扱説明書に沿って取り付ければ終了です。
先ずは、フォグランプをどこに取り付けるか、そして室内スイッチをどこにするか決めてから作業に入ります。
最初にフォグランプ本体を取り付け、配線を通して車内に引き込みます。そして室内スイッチを配線すれば完了です。
配線は一般的に、イルミ電源と常時電源の2つに配線します。
考え方としては、常時電源をバッテリーから直に取り、リレーに向かわせ、そこからフォグランプ本体に通電できるようにします。
イルミ電源は、スモールランプを点灯したときに電源が入るようにするために配線します。
内藤
島田
そのことを考えれば、汎用フォグランプキットのほうが簡単だから入門編と思ってもいいかもね。
内藤
そこで、イメージを膨らませるために、フォグランプカスタムの事例をご紹介いただけないでしょうか。
島田
ホワイトは明るく、そしてイエローは悪天候で見やすいので、2色切り替えは実用性とファッション性に優れているのでとてもいいですよね。
また、ホワイトはスモールランプと色味があっていてとてもかっこいいです。
ご自身で殻割してイカリングを装着するなんて凄く器用ですね。しかも、ヘッドライト用のプロジェクターレンズを取り付けるアイディア、非常に面白いと思いました。イカリングは色味も綺麗でとてもかっこいいです。
ノーマルはホワイトレンズなので、イエローにするだけで凄くイメージチェンジしますね。フォグランプのバルブの色を変えるのもいいですが、昼間も違いがわかるレンズの色を変えるカスタムは素敵でとてもかっこいいです。
カローラフィールダーのフォグランプは、準装備が上級グレードしかなく、それ以外はオプションです。
しかし、すべての年式、グレードでもフォグランプがオプションで用意されているので、部品さえ揃えれば純正のように取り付けが可能です。
フォグランプカスタムとしては、LEDバルブに交換して明るさをアップしたり、色味を変えるといった方法が主流ですが、日本ライティングからも様々なLEDバルブがラインナップされています。
純正より明るいハイスペックモデルのほか、さらに明るさを求める方には脅威の10000ルーメンのスーパーハイルーメンタイプもあります。
そして、現在トレンドの2色切り替えもラインナップとして容易しておりますのできっとあなたの好みのLEDバルブを見つけられるでしょう。