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こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。
※日本製LEDヘッドライトの特徴についてはこちらをご覧ください。
国内はもとより世界で人気が高まっているSUVですが、そのSUVの中でも国外で高い人気を誇ってきたRAV4が久しぶりに国内で復活しました。
50系RAV4の純正オプションにはバイカラーのフォグランプが搭載され話題を集めていますが、そのRAV4が過去にどのようなフォグランプを装着してきたのか、そしてどんなカスタムが流行っていたのかなどを振り返ってみたいと思います。
また、話題の現行モデルのフォグランプのカスタム方法についても解説します。
目次
内藤
トヨタのRAV4も先代が国内販売されなかったのに新型の5代目が販売される前から大きな話題になりましたし。
しかも実際に発売されると凄い人気ですものね。
当然、フォグランプをカスタムしたいという人も最近お客さんで出てきたんですが、そこで話題になるのが歴代モデルのフォグランプのカスタムなんです。
でも、初代以外あまりインパクト無くて。
島田
世界ではRAV4の人気はすごかったのに日本では4代目も発売されなかったよね。
内藤
島田
日本自動車販売協会連合会の発表では、今後SUVの比率が30%になるなんて予想しているしね。
内藤
島田
RAV4は本格SUVとして登場しながら、乗用車感覚で運転できることが大きく評価され、初代は日本だけでなく海外でも高い人気を誇りました。
初代は、フォグランプは標準装備ではなくオプションのみ装着できました。
そのため、それほど多くのフォグランプを新車時に取り付けるRAV4はありませんでしたが、その後国内海外問わず、社外品のフォグランプでカスタムする人が現れました。
しかし、続く2代目以降は大型化されたことや、国内ではミニバンブームに突入したことから、2代目、3代目の人気はそれほどありませんでした。
しかし、2代目は海外で高い人気を誇りますが、女性から高い支持をされていたこともあり、2代目のカスタムは海外でもそれほど見かけません。
続く3代目も海外では好調に販売されましたが、小さな子供がいるファミリー層に人気が高く、そして続く4代目も同じく女性を中心に海外で高い人気となったことから、カスタムされたRAV4は世界を見てもそれほど多くないのが実情です。
内藤
島田
それに比べ、5代目はかなり多くのパーツが出ているのが特徴だね。
内藤
島田
初代RAV4に装着されていたフォグランプは、バンパーガードに取り付けるか、バンパーにフォグランプステーを取り付けて、そこにライトを取り付けるというモノでした。
初代RAV4にフォグランプはオプションで用意されており、ボッシュ製の160φという大型を採用していました。
レンズはイエローでバルブには、H3ハロゲンバルブが採用され、専用リレーハーネスで取り付けされていました。
国内でも高い人気を誇ったRAV4が、2000年にモデルチェンジを行い、2代目にバトンタッチをします。
フォグランプは、バンパー内蔵スタイルに変化するなど大きくデザインが変更されました。
しかし、全てのグレードでフォグランプが用意されているわけではなく、上級グレードで標準装備となり、廉価グレードにはフォグランプのオプションもありませんでした。
フォグランプは、HB4ハロゲンバルブが採用され、簡単にライト交換ができることから高効率バルブに交換して明るくするカスタムが流行りました。
2005年にRAV4は3代目にフルモデルチェンジを行います。フォグランプにはH11ハロゲンバルブを採用して、2代目より小型化されたのが特徴です。
島田
というのも、1995年にアメリカの政治的圧力で自動車部品の規制緩和が進んだんだ。
それ以後、今まで非合法とされていたカスタムが合法になったんだ。
それ以後、クルマのカスタムパーツの考え方も大きく変わってフォグランプも標準装備されるクルマが増えたんだよ。
内藤
島田
フル装備とはカーオーディオ、エアコン、パワステといった快適装備が全て装備されたクルマなんだけど、そういった装備を簡素化したモデルと装備を充実したモデルに分けて販売していたんだ。
内藤
島田
だから安いグレードとフォグランプを装備した上級グレードに分けてユーザーの選択肢の幅を広げていたという事だね。
2018年に北米で5代目RAV4が発表され、日本でも2019年の春に登場とのアナウンスがあると、大きな盛り上がりを見せました。
5代目に使用されるフォグランプは、省エネタイプのH16を使用しており、定格12V19Wなので、最近よく言われる暗いフォグランプの代名詞です。
形状が、H8の12V35WやH11の12V55Wと似ていますが、定格が全く異なるのでそのまま装着すると、灯体を溶かすトラブルとなるでしょう。
ただしフォグランプは全車標準装備ではなく、エントリーモデル(車両価格を抑えた廉価版モデル)は販売店オプションとなっています。
標準装備のフォグランプは全てハロゲンバルブを使用していますが、オプションのバイカラーLEDを選ぶことも可能でした。
しかし2021年12月1日の一部改良から、ハロゲンバルブが廃止され、LEDフォグランプのみになりました。
また、今はやりのバイカラーLEDフォグランプをオプションで選ぶことができるのもこの5代目RAV4の特徴です。
4代目RAV4は日本国内で販売されなかったモデルですが、海外では、2013年から2018年まで販売されていました。
4代目RAV4が国内で販売されなかったとはいえ、生産は愛知県の2カ所で生産されて輸出されていました。
海外専用モデルとなった4代目RAV4ですが、フォグランプにはH16ハロゲンバルブを使用し、フォグランプを樹脂製として軽量化を図る工夫がこの時期から行われてきました。とくに後期モデルはフロントにキーンルックを採用し、C-HRによく似ています。
内藤
島田
内藤
島田
RAV4の発売当時は、5ナンバーサイズのコンパクトボディでありながら本格4WDの性能が受けて日本でも高い人気を誇りました。
しかし、2代目以降大型化が進み、3代目ではついに車幅が1800mmを超えてしまいました。
今では1800mmの車幅など珍しくありませんが、当時の国内ではこの車格は大きすぎたといえます。
このように国内で販売低迷していましたが、海外ではRAV4は初代以降高い人気を誇ります。
特にファミリー層を主体に人気でしたが、欧米ではそれほど大きなクルマの部類に入ることがなく、女性が運転するクルマとして普及していました。
フォグランプのカスタムは、3代目より4代目に多く見られ、その多くは暗いH16バルブをLEDにするカスタムが主流です。
初代RAV4は、国内でも高い人気を誇りましたが、フォグランプがオプション扱いだったことから後付けでフォグランプを取り付ける人が多くいました。
当時は、フォグランプキットの種類も多く販売されていたので、純正と同じ取り付け方法のほか、バンパー下のアンダーグリルに小さいフォグランプキットを取り付けるRAV4も見られました。
当時は、フォグランプを明るくするには高効率ハロゲンバルブに交換することが多く行われましたが、本格SUVのスタイルを満喫するかのように、フォグランプを数多く装着するクルマも少なからずありました。
現行モデルのRAV4は、フォグランプにH16のハロゲンバルブを使用しています。このH16ハロゲンバルブは暗いことから、LEDバルブに交換するカスタムが主流です。
H16用には多くのLEDバルブが販売されているので、手に入れることはさほど難しいことではないでしょう。
また、フォグランプカバーにデイライトを組み込み色が変えられる商品も販売されるなど、新型RAV4のフォグランプカスタムは、明るさだけでなくオシャレなカスタムパーツも豊富になったのも特徴です。
内藤
島田
初代RAV4は、H3ハロゲンバルブを使用しているので、純正オプションのフォグランプを明るくするには、フォグランプのユニット自体を最新の灯体に交換したほうが良いといえるでしょう。
しかし、2代目はHB4を使用し、3代目もH11をフォグランプのバルブに使用しているので、最新のLEDバルブに交換することはたやすい車種といえます。
内藤
島田
内藤
島田
内藤
島田
初代RAV4のフォグランプは、純正オプションでも後付け感が強い取り付け方法です。
フォグランプユニットの取り付けは、専用のバンパーガードに取り付け用のボルト穴が開いており、そこにフォグランプユニットをナットで取りつけます。
フォグランプバルブの交換には、レンズ下側にプラスネジが1本止まっているので、それを外せばレンズとカバーを分離できます。
あとはH3ハロゲンバルブの平端子を外してからバルブを止めているクリップを外してバルブを抜き取ります。
内藤
島田
内藤
島田
2代目となる20系RAV4は、フロントバンパー内蔵なので、タイヤハウス側からバルブ交換を行います。
取り替えるフォグランプの反対側にタイヤを切り、フェンダーライナーのバンパー側を外します。
タイヤハウス側はクリップ、そしてフォグランプのちょうど下あたりにはボルトとクリップ併用で止まっているのでそれらを外します。
フェンダーライナーをめくり、バンパー内部を覗くとフォグランプユニットが見えますが、上側がウィンカー、下がフォグランプなので間違わないように取り外します。
HB4ハロゲンバルブを使用しているので、バルブを反時計回りに回すと外れます。あとはコネクターを切り離せば取り外し完了です。
取り付けは逆の手順で行います。
30系となった3代目も2代目同様バンパー内ですが、2代目と異なりフォグランプ単体となっているので交換しやすいです。
交換手順は、2代目と同じようにフェンダー内からの作業となります。
絵の位置にあるボルト2本とクリップを取り外します。クリップは小さいマイナスドライバーを使用し、切り欠きに挿し込んで中央のピンを持ち上げれば外れます。
フェンダーライナーのボルトとクリップが外れたら、バンパー内に手が入るようにタイヤ側にフェンダーライナーをめくります。
フロントバンパー内を覗くと、絵のようなフォグランプユニットが見えるので、コネクターのツメを押しながら分離します。
コネクターを分離したらバルブを反時計回りに回せばH11バルブがユニットから抜けます。
取り付けは逆の手順で行います。
50系の5代目RAV4では、2021年12月1日以前のクルマであれば、H16ハロゲンバルブを使用しているクルマもあるので、バルブ交換が可能です。
しかし、それ以降のRAV4は全てLEDバルブに変更されているため、バルブ交換の必要がありません。
交換するフォグランプの反対側にハンドルを回しスペースを作ります。次にバンパー下の図の位置にあるボルト2本を外します。
図の位置にあるボルト2本、クリップ2個を外します。上と下の2本がボルト、その間の2個がクリップです。
クリップは、図のようにマイナスドライバーを隙間に挿し込み、センターのクリップを浮き上がらせるとすぐに外せます。
フェンダーライナーをめくり、バンパー内を覗くとフォグランプユニットが見えるので、ツメを押しながらコネクターを分離してから、バルブを反時計回りに回して取りはずします。
取り付けは、3カ所の切り欠きに合わせて挿し込みます。そして時計回りに止まるところまでしっかりと回して取り付けます。
あとは、コネクターを取り付けて外した手順で戻します。
内藤
島田
フォグランプの後付けは、昔からフォグランプの装着がないクルマに行われてきた定番カスタム方法です。
最近のクルマでも純正同等に取り付けられるフォグランプキットが多くのメーカーから販売されており、RAV4も、50系を中心に後付け用フォグランプキットが販売されているため、クルマの整備に詳しい方であれば、簡単に取り付けできます。
純正オプションでフォグランプを取り付けていないRAV4に純正品のフォグランプを取り付けようとすると難易度は、かなり高くなります。
・1点目
部品の調達にディーラーで協力してもらえれば良いですが、そうでなければ取り付けに何が必要か自分で調べる必要があります。
・2点目
純正と同じように作動させるには、配線がフォグランプユニットやスイッチ取り付け位置まで来ているのか、一度分解して調べる必要があります。
クルマは、同じ車種でもグレードと年代によって異なるので、面倒でも商品購入前に確認が必要です。
配線がバンパー裏にあれば、基本的に取り付け可能ですが、配線が来ていても通電していない場合があります。
そこで、テスターを使いフォグランプが作動する電源供給があるか確認する必要があります。
このほかスイッチには、配線が来ていない可能性もあります。その場合は、新たにステアリングコラム内にスイッチ配線を引かなければなりません。
このように、純正品を購入して取り付けるには、自分で調べる内容が多くなります。また取り付け説明書もない場合も多いので、自分で考えながら取り付けなければなりません。
後付けフォグランプは、フォグランプユニット自体は純正同様に取り付けできるのがほとんどですが、スイッチに関しては独自のスイッチを利用している場合が多く見られます。
社外品フォグランプは、取り付けに必要な部品がキット内にすべて含まれています。
そのため、部品を購入すれば、説明書通りに作業するだけで取り付けが完了するのが一般的です。
取り付けは、専用ハーネスをフォグランプユニットから車内に引き込む必要があります。
そのため、純正配線を利用しないのでバンパー裏やステアリングコラムに配線がなくても問題ありあません。
社外品は、商品によっても取り付け方法は異なりますが、基本的な取り付け手順は以下のようになります。ご参考までに。
手順1
フロントバンパーを外して、フォグランプ取り付け位置の目クラ蓋を外します。
そこにキット内のフォグランプステーを取り付けてからフォグランプユニットを固定します。
手順2
キット内の専用ハーネスを取り付けます。ハーネスは、バッテリーからリレー、リレーからフォグランプとスイッチ、そしてスイッチに供給される電源にはスモールランプやイルミネーションライトからの配線をします。
手順3
スイッチ取り付け場所を選び、取れないよう適切に取り付けます。
手順4
バンパーを戻しますが、この時に新たに取り付けたフォグランプのコネクターの接続を忘れないようにします。
全て組付けたら点灯確認して終了です。
ただし加工が必要な場合もあります。ほとんどの場合、配線を通す部分に穴を開けたり、フォグランプステーが取り付けられるように、その周辺をカットすることがあります。
やり方は取扱説書に記載があるので、説明書に記載の必要な道具が揃っていれば、簡単に取り付けられます。
注意点を上げるとすれば、海外製の日本語表記がない商品では、難易度はかなり高くなってしまうでしょう。
特に格安品は日本語表記がない場合が多いので注意が必要です。
このほか、フォグランプスイッチを純正同様にしたいのであれば、トヨタの純正部品でパーツを揃えるようにします。
そうすることで、社外フォグランプキットも純正と同じスイッチ操作で点灯させられます。
内藤
島田
だから簡単にそしてキレイに取り付けるなら専用キットがお勧めだよ。
内藤
島田
原因は内部の湿気が逃げないこと。詳しく解説するよ。
フォグランプレンズ内に曇りや結露が起きた場合、フォグランプユニット内を乾燥させる必要があります。
しかし、結露をした原因を究明しない限り、乾燥させてもすぐに曇りや結露が発生するでしょう。
曇や結露の原因は、内部に水分が混入するからです。社外品のフォグランプを装着した場合、シーリングが悪く水分が混入することがあるので、レンズとボディの隙間をシリコーンシーラントでシーリングします。
純正で曇や結露が起きる場合、フォグランプバルブに取り付けられているパッキンが劣化している場合があります。
このほか、社外品のLEDバルブに交換していると、ゴムパッキンの状態が良くない場合があります。
古い場合は新しいバルブに交換し、社外品の場合は、ブチルゴムでバルブ取り付け部をシールしてみましょう。
このほか、フォグランプユニットには通気口がありますが、この通気口がゴミなどで塞がるとレンズ内と外気の温度差が大きくなり結露します。
通気口に詰まりがないか確認してみましょう。
内藤
島田
内藤
島田
トヨタ純正オプションでバイカラーLEDフォグランプが用意されています。白色と黄色に切り替えて点灯させることができます。
しかし、その価格は49,500円とかなり高価であることがネックです。
しかも、エンジンを停止させるたびに白色に戻ってしまいます。
しかし、日本ライティングの2色切り替えフォグランプ用バルブは、19,580円で2年の保証付きなので、かなりコストパフォーマンスは高いといえます。
フォグランプの色もメモリー機能があるので、最期に点灯した同じ色で次回も点灯する優れものです。
このほか、純正オプションでは、LED一体型なのでバルブ交換はできません。
しかし、日本ライティングの2色切り替えバルブは、ハロゲン用の灯体を利用して2色切り替えバルブを使用するので、もし2色切り替えに飽きたなら、いつでも違う色のフォグランプに変えることが可能です。
内藤
島田
内藤
それで、これからカスタムする方のためにも、カスタム事例をご紹介してほしいのですが。
島田
それじゃあ、特に参考になりそうなカスタムを紹介するね。
フォグランプを明るくするだけでなく、悪天候時にも視界が確保できるイエローとの切り替えができるタイプは好みで使い分けできるのでいいですよね。
フォグランプの色には様々な色を取り付けるクルマがありますが、このRAV4のように、レモンイエローのフォグランプは新鮮できれいで素敵ですね。最近流行のカラーで、お勧めのカラーの一つです。
デザインや色味を自分好みにできるのもフォグカバーの魅力です。画像のようにメッキ加工するとオリジナルな一台が完成してかっこいいです。
フォグランプレンズを交換する方法もありますが、フィルムなら手軽にレンズのカラーが変えられます。画像のようにイエローに変えるだけでかなりイメージが変わり素敵に変身できます。
初代RAV4が発売されてから26年余りの年月が過ぎました。その間、フォグランプも大きく進化し、RAV4もオプションで2色切り替えのLEDフォグランプを選ぶことができます。
ただし、RAV4は新型でもまだLEDは標準装備ではないのでバルブ交換のカスタムはしやすいといえます。
現行RAV4のフォグランプは、現在H16ハロゲンバルブなので暗いことから明るいLEDバルブに交換する人も多いでしょう。
フォグランプのカスタムは、これから明るさだけでなくオシャレな雰囲気も重視されるように変わります。それゆえに、2色切り替えフォグランプバルブがメジャーになってきました。
2色切り替えは、2代目から現行型まで全てのRAV4で使用できますから、明るさに不満がある人や、個性を出したい人、そして雨天の視界をもっとよくしたい人は、利用してみるとよいでしょう。