こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。
※日本製LEDヘッドライトの特徴についてはこちらをご覧ください。
フォグランプは、悪天候時に視界を確保できるうえ、相手に自分の存在を知らせられる便利なアイテムです。
最近はフォグランプレス車が多く、新規で追加を検討している方も中にはいらっしゃるかと思いますが、フォグランプを好きなところに、好きなだけ取付けて良いわけではありません。
取付け位置や取付け方法が法令でしっかりと決まっています。そこで、今回はフォグランプがどのような規定になっているかわかりやすく解説します。
目次
内藤
島田
内藤
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フォグランプについての保安基準は第33条にあります。そして、取付け位置と取付け方法について細かく記載されています。
第33条には、フォグランプの性能を損なわないように取付け位置や取付け方法を細目告示で定める基準に合致するよう取りつけることとあります。
3 前部霧灯は、その性能を損なわないように、かつ、取付位置、取付方法等に関し告示 で定める基準に適合するように取り付けられなければならない。
また、フォグランプの調整方法も、乗員の乗車や積載方法によって車体の変化に合わせて鉛直方向(上下方向)に調整装置を備えることが出来るとあります。
内藤
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199条3項には、取付け位置と取付け方法、そして取付け個数について記載されています。
3 前部霧灯の取付位置、取付方法等に関し、保安基準第 33 条第3項の告示で定める基準 は、次の各号に掲げる基準とする。この場合において、前部霧灯の照明部、個数及び取 付位置の測定方法は、別添 94「灯火等の照明部、個数、取付位置等の測定方法(第2章 第2節及び同章第3節関係)」によるものとする。
一 前部霧灯は、同時に3個以上点灯しないように取り付けられていること。
3項1号では個数について記載されていますが、取付け個数に関しては特に決まりがなく、同時に3個以上点灯してはならないとあります。
内藤
島田
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二 二輪自動車、側車付二輪自動車並びにカタピラ及びそりを有する軽自動車以外の自 動車に備える前部霧灯は、その照明部の上縁の高さが地上 800mm 以下(専ら乗用の 用に供する自動車であって乗車定員が 10 人未満のもの(三輪自動車及び被牽 けん 引自動車 を除く。)及び貨物の運送の用に供する自動車であって車両総重量 3.5t以下のもの(三 輪自動車及び牽 け ん 引自動車を除く。)以外の自動車に備える前部霧灯は、その照明部の 上縁の高さが地上 1,200mm 以下)であって、すれ違い用前照灯の照明部の上縁を含む 水平面以下(大型特殊自動車、小型特殊自動車及び除雪、土木作業その他特別な用途 に使用される自動車で地方運輸局長の指定するものに備える前部霧灯でその自動車の 構造上地上 1,200mm 以下に取り付けることができないものにあっては、その照明部の 上縁がすれ違い用前照灯の照明部の上縁を含む水平面以下となるように取り付けるこ とができる最低の高さ)、下縁の高さが地上 250mm 以上となるように取り付けられ ていること。
3項2号では、フォグランプの取付け位置について詳しく記載されています。しかし、一般的に乗られているクルマだけでなく、大型特殊車両、小型特殊車両、除雪車といった車両の取付け位置についても記載されているので、非常にわかりにくい表記になっています。
一般に走る乗用車に場合について抜粋して解説すると、フォグランプを取付ける場合、フォグランプの照射するレンズの上縁が地上から800mm以下で、しかもロービームの上縁より下であること、下縁は地上から250mm以上の高さであることとあります。
内藤
島田
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四 前部霧灯の照明部の最外縁は、自動車の最外側から 400mm 以内(大型特殊自動車、 小型特殊自動車及び除雪、土木作業その他特別な用途に使用される自動車で地方運輸 局長の指定するものに備える前部霧灯でその自動車の構造上 400mm 以内に取り付け ることができないものにあっては、取り付けることができる最外側の位置)となるように取り付けられていること。ただし、前条第2項第1号ただし書の自動車に備える 前部霧灯にあっては、この限りでない。
取付け位置に関しては、3項3号では上下方向でしたが、3項4号では左右方向について記載されています。
ここでは、フォグランプはクルマの一番外側から内側に400mm以内に取付け可能で、指定自動車に取付けられているフォグランプと同一の構造で、同一の場所であればそれ以外の場所であっても取付け出来きるとあります。
内藤
島田
そして、純正でフォグランプの設定があるクルマで、フォグランプ無しがあるだろ、その場合は、400mm以内に新車で装備されていなくても、それと同じフォグランプで同じ取付け方法ならOKということ。
内藤
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十二 前部霧灯は、灯器の取付部に緩み、がたがない等第1項に掲げる性能を損なわな いように取り付けられていること。
取付け方法は、ガタや緩みがあるような取付け方法はダメと記載されています。ガタや緩みは、走行中に思わぬ方向にフォグランプを照射させて、対向車などを幻惑させる恐れがあるので確実に固定させる必要があります。
フォグランプを後つけで取付ける場合は、ボルトやネジを使い、ボディに確実に止めて走行中の振動で動くことがないようにしなければなりません。
内藤
島田
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フォグランプを後つけで取付ける場合、フォグランプの上下左右の位置に注意し、緩みやガタが無いように取付ける必要があります。
最近のクルマのフォグランプはバンパー埋め込みタイプなので、走行中に揺れて動くことはほとんどありません。しかし、後付けや事故で取り替えた後は、取付けステーの固定などの確認をしっかりと行わなければ、走行中に揺れて相手を幻惑させる恐れがあります。
また、最悪は脱落して事故を誘発させる危険もあるので、取付けには十分注意しましょう。