アイキャッチ画像引用元:茶スク乗りさん
こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。
※日本製LEDヘッドライトの特徴についてはこちらをご覧ください。
最近のクルマはライト類にLED化が進んでいますが、平成29年7月から発売されている80系ノアにも純正でLEDフォグランプが装着されています。
そのため、この年代以降のノアオーナー様はフォグランプのカスタムを諦めている人も少なくありません。
しかし、80系ノアの純正LEDフォグランプをカスタムして、社外LEDの装着が可能です。どうすれば装着できるのか、その辺を詳しく解説します。
目次
内藤
どんなフォグランプなのか確認したのですが、純正でLEDが取付されていたので、友人には、フォグランプのカスタムは難しいと伝えたのですが、間違いだったのでしょうか。
島田
内藤
島田
最近のクルマは、純正LEDフォグランプが増えてきましたが、現行モデルの80系ノアにも採用されています。
純正LEDフォグランプは、基本的にフォグランプユニットの取り外しが不可となり、バルブではなくLEDチップが取り付けられているため、そのままでは社外品と交換できません。
また、社外品で販売されているフォグランプ用LEDバルブは、ハロゲンバルブの形状に合わせた商品のため、代表的な形状として「H8」「H11」「H16」などのLEDバルブしかありません。
内藤
内藤
島田
どうやれば純正LEDフォグランプを明るくできるか紹介するね。
ノアの純正LEDフォグランプを社外品のLEDバルブを取り付けるには、フォグランプユニットを交換する必要があります。
ノアの場合は、トヨタ汎用ハロゲンフォグランプが使用できるので、手に入れればフォグランプのカスタムをすることが可能です。
交換する方法は、トヨタ純正H16フォグランプユニットを用意します。このユニットは、純正品の新品だけでなく中古品もオークションサイトなどで手に入ります。
純正LEDフォグランプを交換するには、ノアのフロントバンパーを外すことから始める必要がありますが、10mmのラチェットレンチ、プラスとマイナスドライバー、そして内張外しを用意すればフロントバンパーを外すことができます。
フロントバンパーが外せたら、フロントバンパーが傷つかないように置いてフォグランプを外します。外した純正LEDフォグランプには、ブラケットが取り付けられているのでそれを外して純正汎用フォグランプユニットに取り付けてフロントバンパーに取り付けます。
トヨタ純正ハロゲンフォグランプユニットには、トヨタ車に純正装着されている商品と、社外品でトヨタ車用として汎用品で販売されている2種類があります。どちらもH16ハロゲンバルブ用となり、ノアに取り付け可能なので問題ありません。
ただし、社外品の汎用ハロゲンフォグランプユニットによっては、レンズとボディの間に隙間があり、防水処理を必要とする商品もあるので購入の際は注意しましょう。
トヨタ純正ハロゲンフォグランプユニット(H16タイプのハロゲンバルブが装着)を装着すれば、お好みのH16用のLEDバルブを装着することが可能です。
例えば、日本ライティングから販売されている、今トレンドとなりつつある2色切り替えのLEDフォグランプも装着可能ですから、ノアのフォグランプの色と明るさで他車と差をつけることができます。
内藤
島田
でも、慣れないとボディにキズを付ける可能性もあるから、自分で作業するのが難しいと考えるなら、専門ショップに相談するか、作業が慣れた人と行うことをおすすめするよ。
内藤
島田
内藤
島田
内藤
島田
フォグランプの光軸は、ハロゲンバルブの場合ならバルブ交換して終わりでも、それほど問題ありません。しかし、一旦バンパーから取り外してしかも純正と異なるユニットを取り付けているので、光の照らす方向が純正の時と変わってきます。
どういうことかというと、元々クルマの組み立てラインでは、全てクルマを組み立てた後に完成検査でライト類の光軸調整を行い出荷します。
なぜ、組み立て後に調整を行うのかというと、クルマのバンパーの取り付けには数多くのボルトやプラスチックのピンで止まっていますが、ある程度ゆとりを持たせて取り付けています。
どういうことかというと、組み立て後に全く調整範囲のないボルト穴では取り付け困難となるからです。
そのため、取り付けのボルトを挿入する穴はボルトより大きめとなっており、少しバンパーを動かして取り付けるようになっています。フォグランプのユニットも同じで、ゆとりがある穴に設計してあり、これも取り付ける度に少しずれています。
この取り付けの際のちょっとしたズレでも、ライトの照らす方向はかなり変わります。例えば、クルマのバンパーを取り付けたときに1mm以下のズレがあったとすると、フォグランプの光は思いもよらない方向を照らしてしまう事も少なくありません。
そこでフォグランプの光軸調整が重要となってきます。
内藤
島田
フォグランプ交換で光軸調整が必要となるのは、基本的にフォグランプのバルブをハロゲンバルブからLEDバルブに交換した際に、行ったほうが良いとされています。
そのため、フォグランプユニットを交換したのであれば尚更、光軸調整は必要となります。
そこで、正確にフォグランプの光軸調整する方法は、今取り付けてあるフォグランプを外す前にフォグランプを壁に向かい照射して純正のカットオフラインをマーキングすることから始めます。
フォグランプのカットオフラインは、ヘッドライトと異なり一直線になっていますから、照射されたカットオフライン上の中心(左右)あたりにテープにマーキングします。
マーキングが終わったら、バンパーを外してフォグランプユニットをハロゲン用ユニットに交換し、お好みのLEDバルブを装着してからクルマにバンパーを取り付けます。そしてフォグランプを照射させ、純正のカットオフラインになるように光軸を調整します。
フォグランプの光軸調整用のネジは、バンパーに取り付ける前に確認しておくと、車体にバンパーを取り付けた後も簡単に光軸調整を行うことができます。また、フォグランプの光軸調整用のネジは、横方向に調整することができず、全て上下方向のみの調整になっています。
内藤
島田
内藤
80系ノアは純正でLEDフォグランプを使用していますが、フォグランプユニットをトヨタ純正ハロゲンフォグランプユニットに交換することで、社外品のLEDフォグランプを取り付けることが可能です。
フォグランプユニット交換をしなければならないので、バルブ交換のように手軽ではありませんが、最初にユニット交換してしまえば、あとは自分好みに色んなLEDバルブを取る付けることが可能です。
最初は手間がかかりますが、それもカスタムする楽しみの一つですから、ノアの純正フォグランプがLEDだから交換できないと諦めていた人もチャレンジしてみてはいかがでしょう。
フォグランプを社外LEDに交換できるようにカスタムできた暁にはきっと満足できるはずです。