こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。
※日本製LEDヘッドライトの特徴についてはこちらをご覧ください。
「反町隆史」と「トヨタ」を聞くと、「あっ!ヴォクシー」とイメージできるほどあの当時はインパクトが大きく話題になったヴォクシー。
起用が話題になったのと合わせて、エクステリアデザインが若者に受けていることから、購入、カスタムする人が多くいます。
今回は、今でも大人気のヴォクシーのフォグランプに焦点をあて、
をご紹介します。
内藤
ただ、詳細まで覚えてなく・・・友人も僕もそれが気になり、スッキリしないんです(苦笑)
島田さんは、車に詳しいので、初代から現行型までのヴォクシーのフォグランプについて教えて頂きたいのですが。大丈夫ですか。
島田
内藤
島田
初代R60G型ヴォクシーは、2001年10月に東京モーターショーで参考出品されたのち、翌月の11月から発売が開始されました。
初代から13種類のグレード構成で発売されましたが、全てのグレードでフォグランプが標準装備されていた訳ではありません。
また、装備されるフォグランプのバルブにも違いがあり、Zグレードとエアロ仕様車にはH3dバルブが、そのほかのグレードにはHB4バルブが用意されていました。
その後、平成16年のマイナーチェンジ後には、H3dバルブとHB4バルブが混在するようになります。
HB4バルブであれば、フォグランプバルブが切れても量販店で気軽に手に入りましたが、H3dバルブは特殊なバルブなので、手に入れることがかなり難しいという難点がありました。
ちなみに、形状が似ているH3Cとは金口形状が異なるので互換性がありません。
2代目となるR70G/W型ヴォクシーは、2007年6月から2014年1月まで約6年半にわたり発売がされたモデルです。
初代同様に数多くのグレード構成で発売されフォグランプが標準装備されるモデル、オプションとなるモデル、そしてオプションも用意されないモデルの3種類が存在しました。
基本的に、オプションも用意されていないモデルにも、配線がバンパー裏まで来ているのでフォグランプを装着することは不可能ではありませんが、フォグランプ無しのヴォクシーを購入する人がフォグランプを取り付けることはほとんどありませんでした。
フォグランプには、H11とHB4の2種類のハロゲンバルブが用意され、初代に比べて手に入れやすいバルブ形状であったことから、DIYでフォグランプバルブ交換をする人が多くいました。
3代目となる現行型ヴォクシーは、2014年1月に2代目と入れ替わる形で登場しました。
先代までのモデル同様に、多くのグレード構成で発売され、フォグランプも標準装備もしくはオプション設定の2種類のグレード構成となっていました。
標準装備されているフォグランプは、現代の省エネタイプである当初H16ハロゲンバルブを使用しており、暗く評判は良くありませんでした。
その後2017年にマイナーチェンジが行われると、フォグランプはLED化されるようになります。
2019年までは、非常に多くのグレード構成となっていましたが、2020年になるとグレードも絞られ、現在では5種類しかグレードがありません。ただし、全グレードLEDフォグランプが標準装備となっています。
内藤
島田
内藤
島田
初代ヴォクシーが販売されていた当時、フォグランプのカスタム方法として主流だったのは、高効率ハロゲンバルブでした。そして、もっと明るさを求める人はHIDキットを取り付けていました。
初代ヴォクシーのフォグランプには、HB4とH3dの2種類のハロゲンバルブが取り付けられていました。HB4のハロゲンバルブなら、社外品の高効率ハロゲンバルブを探すのも簡単でしたが、H3dハロゲンバルブ装着車は、社外品の高効率バルブがほとんど販売されておらず、カスタムを諦める人が多くいました。
これは、HIDキットでも同じで、HB4であればキットが手に入りましたがH3dのキットを見かけることがなく、HID化も諦めるしかありませんでした。
しかし、H3用のHIDキットを購入して口金部分を加工して取り付ける荒業を行う人も見られました。
2代目ヴォクシーが販売されていた時期は、HIDからLEDに変わる時期で、アフターパーツも2代目が登場したころはHIDが主流でしたが、後期の最終モデルが販売される頃になるとLEDを装着する人が増えてきました。
とはいっても、最終モデルはまだ2013年なので、LEDバルブはそれほど明るさがなく、せっかくLEDに交換しても高効率ハロゲンバルブに戻す人も見られました。
2代目ヴォクシーの販売時期は、フォグランプのバルブに何を選択すればよいのか非常に悩む時期でもあったようです。
2014年1月に3代目に切り替わっても、まだまだフォグランプのカスタムはHIDキットを選択するのか、それとも販売が本格化し始めたばかりのLEDを装着するか迷う人が多く見られました。
しかし、3代目のフォグランプは暗いことでも有名なH16ハロゲンバルブなので、意外に当時のLEDバルブで満足する人が多かったのも事実です。
そして、2017年になるとヴォクシーに装着されるフォグランプは純正でLED化されました。
これにより、フォグランプのカスタムはできないと思われましたが、2017年のマイナーチェンジ前のハロゲンフォグランプユニットと同じ形状と取り付け方法だったので、ユニット交換するオーナー様も多かったです。
フォグランプユニット交換には、フロントバンパーを脱着する必要があり、一般の人がDIYで作業するにはかなりハードルが高いと思われていますが、意外とヴォクシーのフロントバンパーの脱着は簡単なので、クルマのカスタムを行っている人達であれば、不可能ではありませんでした。
内藤
島田
内藤
島田
初代と2代目のフォグランプには、ハロゲンバルブを使用していますが、2代目はH11とHB4の2種類なので社外品のLEDバルブを装着することが可能です。
しかし、初代ヴォクシーにはH3dを使用しているグレードがあるので、この場合はLEDバルブに交換する場合は選ぶ商品が限られてしまいます。
H11やHB4のハロゲンバルブであれば、日本ライティングから発売されている2色切り替えタイプのLEDバルブを装着することも可能です。
また、明るいハイスペックモデルのほかイエロータイプに交換することも可能なので、自分の好みに合わせてフォグランプのカスタムが可能です。
3代目は、2017年のマイナーチェンジ前とマイナーチェンジ後とでフォグランプのカスタム方法が変わります。
マイナーチェンジ前では、H16のハロゲンバルブを使用しているので、通常のバルブ交換と同じ要領でLEDバルブにグレードアップさせることが可能です。
しかし、2017年以降の全モデルでは、純正LEDバルブを使用しているので、そのままでは社外LEDバルブを装着することができません。
そこで、フォグランプユニットをトヨタ純正ハロゲンフォグランプユニットに換装します。カプラーはH16なので、ユニット交換が完了すればH16タイプのLEDバルブを装着することが可能です。
そのため、日本ライティングで販売しているフォグユニットと2色切り替えLEDを取り付ければ、今旬なバイカラー化が可能となります。
内藤
島田
内藤
2001年に初めて登場したヴォクシーは、現在のモデルで3代目になります。それぞれの年代で使用されているフォグランプの光源は異なりますが、基本的にカスタムすることは可能です。
21世紀に登場したモデルというだけあって、最新の社外LEDバルブを簡単に使用できるのもヴォクシーの魅力といってよいでしょう。