アイキャッチ画像引用元:Joe-pp1さん
こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。
※日本製LEDヘッドライトの特徴についてはこちらをご覧ください。
ホンダが販売するアクティは、ミッドシップの軽トラックということから隠れたファンが多くいます。
そして、最近トレンドとなっている軽トラカスタムにおいても、アクティは人気の車種で、車体のカスタムだけでなく、ヘッドライトをカスタムする人が増えています。
そこで、アクティのヘッドライトがどのような進化を遂げたのか、そしてヘッドライトカスタムにはどういった方法があるのか詳しく解説します。
目次
内藤
そこで、ホンダアクティについて詳しく教えて頂けないでしょうか。
軽トラマニア小泉
内藤
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初代アクティが誕生したのは、1977年7月のことでした。それまでもホンダから軽トラックは販売されており、アクティは初代ホンダT360、その後継TN360、そして、その後継車として販売開始されました。
現行モデルのアクティは4代目となりますが、すでにホンダでは2021年6月で生産終了のアナウンスを発表しています。
もうじき、生産終了となるアクティですが、初代登場から軽トラ初となるチューブレスタイヤを採用したほか、ライトスイッチを現代のクルマのようにステアリングコラムに設けたことも革新的でした。
そして、アクティで忘れてはならないのが、エンジン搭載位置でしょう。スバルのサンバーを除き、軽トラのエンジンはシート下に収まっていますが、アクティはリアタイヤの直ぐ前方に搭載されます。
この搭載方法は、ホンダの軽トラのTN360から踏襲されています。もともとホンダN360のDOHCエンジンをベースに搭載されることになりましたが、ドライブトレイン式を流用するにあたり、荷台下のスペースしか搭載方法がなかったと言われています。
そしてその後、初代アクティから4代目アクティまでミッドシップレイアウトを引き継いでいるのが特徴です。しかも、このミッドシップレイアウトは、リアタイヤに荷重がかるため、他メーカーの軽トラより2WDでも優れた悪路走破性を持っていました。
内藤
軽トラマニア小泉
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だけど、ミッドシップレイアウトなら、荷台が軽い状態でも後輪がグリップする。なんたって3代目はフロントが49:リア51というイーブンな重量配分だったんだ。そして、現行モデルもフロント60:リア40なんだよ。
内藤
軽トラマニア小泉
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軽トラマニア小泉
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初代アクティが登場した1977年は、国産車のヘッドライトに使う光源はシールドビームが採用され、軽トラックであるアクティにもシールドビームが採用されていました。
当時のシールドビームは、切れると自分で交換をする人はほとんどなく、また取扱説明書にもシールドビームの交換方法の記載がない為、切れたときにはディーラーや整備工場での取り換えが主流でした。
2代目アクティは、1988年に登場します。80年代後半となれば、ほとんどのヘッドライトにはハロゲンバルブが採用されていましたが、アクティには、まだシールドビームが採用されていました。
1990年のマイナーチェンジで異形ヘッドライトが初めて採用され、ライトもシールドビームからハロゲンバルブ(H4)に変更されました。これにより非常に暗いシールドビームから。解放されるようになります。
3代目は1999年5月にフルモデルチェンジして発売されます。ヘッドライトは2代目と同様に異形ヘッドライト、H4ハロゲンバルブを使用していました。
2005年のマイナーチェンジでヘッドライトにマニュアルレベリング機構が標準装備されます。
マニュアルレベリング機構とは、荷台に重たい荷物を載せた際に、フロント部分が上を向いても、手動のダイヤルによりヘッドライトの光軸を下げて対向車を幻惑させないようにする機能です。
内藤
軽トラマニア小泉
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※ホンダサイトをご参考になさってください。
https://www.honda.co.jp/ownersmanual/HondaMotor/auto/
3代目のヘッドライトバルブは、取り扱い説明書に記載してありますが、タイヤハウスからインナーフェンダーをめくって行います。
手順は、ヘッドライトを交換する反対側にタイヤをいっぱいに切ります。そしてインナーフェンダーを止めているクリップを外します。
クリップが外れたら、インナーフェンダーをめくりヘッドライトバルブのカプラーを外します。そして防水キャップを外すとH4ハロゲンバルブの後部が確認できるようになります。
あとは、H4バルブを止めているクリップを外し、H4バルブを取り外します。
取付けは逆の手順で行いますが、H4バルブを取り付けた後、クリップが適正に取り付けられているか、ヘッドライトにある確認窓を覗いて確認します。
4代目(現行モデル)のバルブ交換は、ヘッドライトユニットを取り外す必要があります。H4バルブ交換には、取扱説明書に記載されていますが、ボルトを外す必要があるので、10ミリのソケットレンチが必要です。
手順は、最初にドアを開けてヘッドライトの固定ボルトを1本取り外します。
次にボンネットを開けて、ヘッドライト上部にある2本のボルトを外し、その後ヘッドライトを前方に引き出せば外せます。
ただし、H4バルブに配線が繋がっているので、強く引っ張りすぎないように注意します。
ヘッドライトが取り外せるようになれば、カプラーを外してクルマから完全に切り離します。防水キャップを取り外せば、H4バルブの後部が見えます。
H4バルブをユニットに固定しているピンを外して、バルブを抜き取り、新しいバルブと取り付けます。あとは外した逆の手順でライトユニットを取り付けます。
内藤
軽トラマニア小泉
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軽トラを求めている人は、農作業をしている人、工事現場で使用する人などに限られているから、ヘッドライトをカスタムして乗る人は、ほとんど見られませんでした。
しかし、時代が経つにつれて、軽トラにも華やかさが欲しいと考える人が出てきます。ヘッドライトを明るくするためにH4ハロゲンバルブを高効率ハロゲンバルブに交換していました。
また、今から15年程度前には、部品商(整備工場に部品を卸す)が、キャンペーンとして高効率バルブを安く整備工場に提供し、整備工場で車検時に純正ハロゲンバルブから高効率ハロゲンバルブに交換するという事も行われていました。
車検時に高効率ハロゲンバルブをオーナーの意思ではなく交換されていましたが、明るくなったことに喜ぶオーナーも見られました。
このようなキャンペーンの影響で、高効率バルブに交換されたアクティトラックを見る機会が多くなった地域もあります。
時代は、H4ハロゲンバルブからHID、そしてLEDと変わってきましたが、アクティをはじめ、軽トラでHIDを取り付ける人はほぼ見られませんでした。
軽トラカスタムが流行り始めたのは、2000年代以降になってからなので、HID全盛時期には、まだそれほど軽トラカスタムは盛り上がっていませんでした。
そして、軽トラカスタムを行う人口が増えてくるころに、LEDバルブがアフターパーツで販売されるようになります。
それにより、H4バルブを装着しているアクティもLEDバルブを装着したいと考える人が出ますが、装着にはスペースの問題が立ちはだかります。
どうしてもアクティをはじめとする軽トラのヘッドライト後方にスペースがありません。そのため、LEDバルブはハロゲンバルブより大型であることから、購入しても取り付けできずに諦める人が出ました。
そんな中アクティのように、ヘッドライト後方にスペースがない車両にLEDバルブが取り付けられるタイプが日本ライティングから販売されています。それはLEDバルブを冷却するためのファンを小型化し、加工無しで取り付けられる商品です。
このような商品の出現で、アクティのヘッドライトをLED化することが誰でも簡単にできるようになりました。
最近では、アクティをもっと楽しみたいという人が増え、軽トラのコンプリートカーも販売されています。
そういった本格的なアクティではなく、もう少し手軽にカスタムしたい人で、他のアクティより差を付けたい人向けにカスタムヘッドライトも販売されています。
例えば、ヘッドライト内にイカリングなどの加飾をおこなったカスタムを見たことがある人もいると思いますが、現在はアクティにもヘッドライト内をカスタムして販売している業者があります。
そして、最近ではヘッドライト内にイカリングの装飾をするだけでなく、ブラックアウト化するなど、明るさを求めながら見せるカスタムもでてきました。
ホンダアクティのヘッドライトの進化は、シールドビームからH4ハロゲンバルブと、現代に販売されるクルマなのにヘッドライト自体は先進技術の投入はされていません。
そのため、ヘッドライトをカスタムするのは簡単そうに見えますが、実際はスペースの問題でアクティのカスタムは慎重にしなければなりません。
そんなアクティにも簡単装着できる珍しいLEDバルブが、日本ライティングから販売されているので、明るいLEDバルブにしたいというユーザーには必見といえるでしょう。