こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。
※日本製LEDヘッドライトの特徴についてはこちらをご覧ください。
軽トラの人気車種の1台にスズキキャリイがあります。スズキキャリイは、すでに半世紀以上に渡り販売されてきた商用トラックですが、現在軽トラのカスタム人気の上昇に伴い、キャリイの人気も上がってきています。
そこでキャリイとは一体どんなクルマなのか、そしてヘッドライトをカスタムするにはどんなことに注意すればよいのか詳しくお伝えします。
今回も軽トラマニア小泉さんに聞いてみました。社外の人物で軽トラマニア小泉さんについて知りたい方はこちらをどうぞ。
目次
内藤
軽トラマニア小泉
内藤
それで、キャリイの魅力や特徴をわかりやすく教えて頂きたいのです。
軽トラマニア小泉
内藤
軽トラマニア小泉
商用車でここまで長く作り続けられているクルマは珍しいよね。
じゃあ、スズキキャリイについて簡単に解説するよ。
スズキキャリイの魅力は、荷物の載せやすい低い荷台と荷台に使用するオプションパーツが豊富に用意されていることです。
そして、現行モデルはリクライニング機構まで装備され、運転姿勢も最適にできるよう工夫されており、実用性と快適性を併せ持った軽トラックです。
キャリイは、ここまでに幾度となくモデルチェンジを行い、時代に合わせたスタイルを手に入れてきました。
そして、もっとも商用車離れしているのが、4代目の角型ヘッドライトを採用したキャリイでしょう。
マニアの間では有名な話ですが、イタリアを代表するデザイナー[ジウジアーロ]がデザインしたことで当時はかなり注目を集めました。
古い世代であれば、その雄姿を生で見たことがあると思いますが、他のメーカーの軽トラとは一線を画しているデザインは存在感が強かった思い出があります。
このようなデザインの大幅な変更は、軽規格の変更に伴い行われてきました。排気量が360ccから550ccに上がったのも排ガス規制でパワー不足を補うためでした。
そして衝突安全性を高めるために、車幅、全長が大きくなり、1998年にはクラッシャブルゾーンを確保するため、セミキャブオーバーのキャリイが登場しました。
この時に、高速安定性を高めるためにホイールべ―スを長くしたことも有名でしたが、実際軽トラで高速道路を走行するより狭い農道を走行するほうが多いことから、逆に長いホイールベースが仇となり悪路で亀になってしまう事例が発生し、その後のマイナーチェンジでホイールべ―スを短くしたフルキャブのショートホイールベースを追加販売していました。
このように、時代ごとに使いやすい軽トラに生まれ変わりながら、現在も作り続けられるキャリイの魅力は、常に現場のことを考えた質素なデザインでありながら実用度の高いクルマとして進化しました。
内藤
軽トラマニア小泉
内藤
軽トラマニア小泉
内藤
軽トラマニア小泉
サビは人間のガンみたいなものだから、切って取り除いたつもりでもまた発生する。
内藤
軽トラマニア小泉
内藤
軽トラマニア小泉
でも、代用品や無いものは作ればなんとかなる、だからカスタムを考えているなら最初からボロイ軽トラを手に入れて自分好みに仕上げるなんてことも悪くない。時間と労力がかかった分愛着がわくしね。
内藤
軽トラマニア小泉
ほとんど通勤で使用するなんて考えないだろう?やっぱり農作業などのほか、日中の明るい時間帯に仕事で使うのがほとんどだからね。
内藤
軽トラマニア小泉
でも、明るいと思えるほどのヘッドライトを純正採用されていないし、先進技術なんて微塵も装備されていない。だから逆にカスタムのやりがいがあるかな。
内藤
軽トラマニア小泉
それでもすでに20年以上前の軽トラだからかなり古い。
内藤
軽トラマニア小泉
そしてボディもそれまでの世代より一回り大きくなったからね。かなり軽トラの迫力も見た目で変わったかな。
当時を知っている人なら、その大きさの違いを覚えているんじゃないかな。
内藤
軽トラマニア小泉
特にミニキャブが無くなり、キャリイになったことに悲しみを訴えるミニキャブファンも多かったかな。どのメーカーも結局スズキキャリイだから、OEM供給されるヘッドライトは全く同じだよね。
内藤
軽トラマニア小泉
でも、軽トラの販売を諦めていた訳じゃなく、スズキキャリイに白羽の矢を立ててOEM販売することを決めたんだ。
内藤
軽トラマニア小泉
丸目2灯の軽トラは珍しくないけど、独特のデザインで他にない。そして丸テールもグッとくるよね。ポーターキャブに話がそれたけど、ポーターキャブは20年程度しか生産されなかった。
しかしスクラムは1989年から現代まで生産されているから、スクラムのほうが歴史が長いんだよね。それもスズキキャリイと共通という、自社開発ではないOEM車がこれだけ長く販売されることも驚きだよ。
内藤
軽トラマニア小泉
スズキキャリイに使用されたヘッドライトは、しばらくの間シールドビームが主流でした。
これは車体規格が変わった9代目モデルも同じで、当時の丸形ヘッドライトと角型ヘッドライトの両方ともにシールドビームが採用されていました。
9代目が登場したのが、1991年のことでした。排気量も660ccに変わり、車体の大きさもキャビンを中心に大きく変わったのもこのモデルからです。
ヘッドライトは、8代目から踏襲される丸形と角型を使用し、廉価グレードは丸形ヘッドライトになり差別化が図られていました。
しかし、上級グレードの角型ヘッドライトとはいえ、シールドビームなので明るさは変わりませんでした。
1993年に一部改良が加えられると角型ヘッドライトはH4ハロゲンバルブに変更されました。丸形ヘッドライトはシールドビームのままで、このマイナーツチェンジでヘッドライトの明るさにも差が付けられました。
1999年に10代目が発売されると、全てのグレードにH4ハロゲンバルブが採用され、明るいヘッドライトが全グレードのキャリイに与えられます。
10代目では、セミキャブオーバーのスタイルになり、ボンネットを開けるとヘッドライトを固定しているボルトにアクセスできヘッドライトが簡単に外せるという、今までのキャリイの中で一番バルブ交換がやりやすいモデルです。
モデルとなる11代目は、2013年に登場しました。日産・NT100クリッパー、ミツビシ・ミニキャブ、マツダ・スクラムが兄弟車になったのも11代目からです。
大きな特徴は、先代のセミキャブオーバータイプからキャブオーバータイプに戻ったことです。しかし、ヘッドライトバルブは依然としてH4ハロゲンバルブが標準で明るさを重視した改良はされていません。
ただし、明るいヘッドライトを希望する顧客のためにHIDのメーカーオプションを用意しています。
しかし、OEM供給している日産、ミツビシ、マツダにはHID仕様は用意されていないので、兄弟車種でもオプションでHIDを装着したければキャリイを選ぶしかありません。
内藤
軽トラマニア小泉
内藤
軽トラマニア小泉
そして、どうしても明るいヘッドライトが欲しい人にはオプションでHIDを選べるからね。
内藤
軽トラマニア小泉
このオプションを選ぶのは、購入後に得にカスタムを考えない人達といえるかな。
内藤
軽トラマニア小泉
内藤
軽トラマニア小泉
内藤
軽トラマニア小泉
もちろん車検対応品だよ。それで当時特に多かったのが高効率バルブとワイパーブレードかな。この2種類がキャンペーンで販売されたんだ。もちろんロット売りだから整備工場は安く仕入れられてもかなりの在庫数になることが多かった。
内藤
軽トラマニア小泉
でも、仕入れはここでは言えないほど安かったから、売らずに車検時にサービスで交換なんて整備工場も出てきた。これが勝手に交換されていたということだね。
内藤
軽トラマニア小泉
HIDキットが販売されるようになると、それを取り付ける人も出てきたけど、軽トラのスペースは限られているからバラストなどの設置場所が大変。
だから結局ライトを明るくするなら追加でスポットライトを増設するのが多かったかな。
その方が作業しやすいし明るい。もちろん公道で点灯して走ると違反だったけど、昔はそれほどうるさくなかったんだ。
内藤
軽トラマニア小泉
スズキキャリイのヘッドライトバルブを交換するには、ヘッドライトユニットをクルマから外さなければできないのが大きな特徴です。
ただし、10代目のセミキャブオーバータイプは、ボンネットを開けるとヘッドライトにアクセスできるのが他の世代のキャリイと異なります。
キャリイのヘッドライトは、基本的にバンパーを外してヘッドライトを止めているボルトを外すのが簡単で確実です。
例えば、現行モデルのハロゲンバルブタイプはバンパーを外さなくてもヘッドライトにアクセスできますが、ヘッドライトを止めているボルトが固い場合があるので、バンパーを外したほうがキズを付ける心配もなく安全に作業できます。
内藤
軽トラマニア小泉
あと、バンパーは絶対外したほうが作業性が良い。軽トラのバンパーなんて簡単に外れるから手間を惜しんではだめだね。
ヘッドライトを明るくするなら、高効率バルブよりLEDバルブに交換したほうが断然明るくなります。しかし、スズキキャリイに限らず軽トラのライト裏はスペースに限りがあるので、取り付けはかなりシビアになっています。
そこに日本ライティングでは、軽トラ専用のLEDバルブがラインナップに加わっています。この商品を使用すれば、車体側に一切加工することなくLEDバルブ取り付けが可能です。
内藤
軽トラマニア小泉
でもポジションランプが純正電球だとバランスが悪い。だから一緒にLEDに交換するのをおススメするよ。
カスタムには上を見ればきりがありません。そしてキャリイのヘッドライトも今はやりのイカリングなどのほか、インナーをブラックアウトさせたヘッドライトユニットが販売されており、キャリイの個性を豊かにするカスタムもあります。
そして、ユニットを交換することでもう一つおススメしたいのが、シールドビームを採用しているキャリイのヘッドライトです。当時無かったH4タイプのユニットと換装できる商品が販売されているので、シールドビームでもLED化が可能です。
内藤
軽トラマニア小泉
内藤
軽トラマニア小泉
内藤
スズキキャリイは、日本国内で高い人気を誇る商用トラックの1台ですが、それゆえにパーツも豊富に販売されていることからカスタムしやすい車種です。
しかもヘッドライトは長年H4ハロゲンバルブが使用されており、現代のLEDバルブに換装しやすい車種といえます。
明るさは、夜間の安全走行には欠かせませんから、キャリイのヘッドライトを軽トラ専用LEDバルブに交換してみてはいかがでしょう。キャリイの使い勝手が広がること間違いありません。