内藤
島田
内藤
島田
内藤
島田
内藤
さて今回の質問内容は、走行中にドライブレコーダーの映像記録をもとに走行が可能なのかという内容です。ちなみにこのような大型のモニターを搭載したドライブレコーダーのようです。
確かに走行していると、太陽光の関係や、トンネルといった明るさが急激に変化するところ、雨天時や、濃霧と、降雪といった自然環境により、前方視界が見にくい。なんて事を経験した人は多いと思います。
その気持ちは理解した上で、明確な回答をさせて頂きます。
走行中の映像等の注視は絶対にしないでください。これは私のお願いではなく、れっきとした法律違反となります。具体的にお伝えすると、道路交通法第71条五の五に違反する事になります。
引用元:道路交通法第71条五の五
こちらは運転者の遵守事項として、走行中における、携帯電話の使用や映像の注視を禁止しています。今回の質問の場合、前方映像を確認しながらの走行をしたいとの事ですが、これはできないという事になります。
あくまでもモニターというのは、停車中に使用する事を心掛けましょう。
また法律以外にもモニターを確認しながらでは危険な理由があります。
それは、モニターに出力される映像というのはリアルタイムのように見えますが、実は若干のタイムラグがあるという事です。
カメラで撮影された映像データが本体内部で処理され、モニターに出力される為このような事が起きます。このタイムラグというのは、ほんの少しですが、走行環境というのは刻々と変化します。
例えば時速60km/hで走行していた場合、秒速に換算するとたったの1秒で約16mも走行する事になります。モニター越しの走行が、いかに危険かが分かるかと思います。
一部、前方映像が確認できるカメラとして、フロントビューモニターや、車両を上空から確認できるパノラミックビューモニターなどがあります。
しかしこれらは駐車中のサポート機能と認識しましょう。
自動車で走行するという事は、常に走行環境が変化し、危険と隣り合わせです。しっかりと交通ルールに則り、安全運転を心がけましょう。