こんにちは。
ガラスコーティング剤の独自ブランド(ゼウスクリア)を展開する日本ライティングの内藤です。
ガラスコーティングの施工は車にもオーナー様にもメリットが多くおすすめです。
しかし、硬化時間が長いなど施工に手間がかかるというイメージを持たれている方も多いでしょう。
この硬化時間というのは、ガラスコーティングの取扱説明書に必ず記載があります。
メーカーにより様々ですが、全てのガラスコーティングに共通するのは、表面硬化と完全硬化の2種類の硬化があるという事です。
そこで、表面硬化や完全硬化とは何か、そしてそれぞれの硬化時間や注意すべきことについて詳しく解説します。
目次
内藤
しかも硬化時間は作業完了後に濡らさないようにする時間から、洗車ができる時間、そして完全硬化する時間まで書かれていますよね。
この硬化時間が様々なタイプ書かれている理由はなぜですか。
社長
内藤
社長
だから少しずつ硬化が促進しているんだね。どういったメカニズムで硬化しているのか解説するよ。
シリカ系ガラスコーティングの硬化原理は、空気中の水分と化学反応して硬化しています。
そして、空気に触れると硬化が始まるので、ガラスコーティングを塗布した表面から先に硬化が始まります。
硬化するには空気中の水分が必要なので湿度は不可欠です。この湿度がほとんどなく、温度だけ高いと塗布したガラスコーティングは乾燥してふき取りしにくくなります。
そして、湿度が無いので被膜形成が不十分で撥水性能が発揮されません。
逆に、雨降りの時など湿度が高い時には、ボディ表面に目に見えない水滴が付着しており、ガラスコーティングの塗装面への定着を邪魔します。
内藤
社長
内藤
社長
内藤
社長
ガラスコーティングは、空気中の水分と化学反応をしながら硬化が進みます。
表面硬化というのは、字の通りに表面だけ硬化が完了して内部まで硬化が完了していない状況です。
そして完全硬化は、表面硬化が進み、完全に硬化して塗装表面に密着が完了した状態です。
ガラスコーティングの施工説明書には、施工終了後に水に濡れても良い時期が記載されていますが、この水濡れが可能になるまでの時間が過ぎると完全硬化が開始したという事です。
しかし完全硬化ではないので、扱いは慎重にしなければならない製品もあります。
そして完全硬化ですが、多くのガラスコーティングは施工から1ヵ月程度かかると取扱説明書に書かれています。
これは、表面から硬化が始まりゆっくりと内部まで硬化が進んでいくからです。
完全硬化が終了すると、固い被膜が完全形成されるので、通常のメンテナンスが可能です。
内藤
社長
この安全硬化までは洗車も手際よく行い、キズが付きにくい洗車方法を勧めているメーカーがほとんどだよ。
内藤
社長
どっちらが完全硬化が早いかというと、結果はどちらも同じ。
ガラスコーティングは、ゆっくり時間をかけて塗装に定着する商品ということさ。
内藤
社長
そして、一般に手に入るガラスコーティングは、硬化時間が短い特徴がある。
これは、作業性が大きく異なるだけで、施工をメーカー指定通りにすれば性能に違いはないよ。
内藤
でも何か注意点もあるんでしょうか。
社長
だけど、早く硬化するのは良いことが多い。その辺を解説するね。
硬化時間は表面硬化と完全硬化があると解説しました。
この表面硬化後から完全硬化迄の長い時間の車の扱いに神経を尖らせなければいけなかったです。
この問題を解決したのが日本ライティングの販売するゼウスクリアです。
ガラスコーティングは、空気中の水分と化学反応しながら硬化するので、どうしても内部の硬化は遅くなります。
しかしゼウスクリアは、硬化の促進に反応触媒を使用しているので、硬化時間は今までの商品より格段に速いのが特徴です。
この反応触媒は、化学反応において自ら化学変化は起こしませんが、化学反応の速度を上げる手助けをします。
また、反応触媒は容器入っているときは、溶剤がストッパーの役割を行っているため普段、容器内では反応を起こしません。
ボディに塗布を開始し始めるとストッパーの溶剤が蒸発して、反応触媒が一気に目覚めます。
この反応触媒により硬化が促進され、施工後3時間で雨に濡れても問題ない状態まで硬化します。
このように、今までにない硬化反応を持つゼウスクリアは、塗布の仕方も通常と異なります。
ゼウスクリアでは、50cm四方にブロック分けして塗布とふき取りを繰り返します。
この塗布範囲は、温度に関係なく常に同じですが、広く塗布してふき取りしようとすると、反応が始まっているのでムラになりやすいので注意が必要です。
この注意さえ守れば非常に簡単な施工ができる商品です。
硬化時間は、今まで温度や湿度に左右されましたが、常に同じように硬化する反応触媒により、誰が塗布しても同じようにガラスコーティング出来るのが特徴といえます。
今までの商品は、数週間から1ヵ月程度完全硬化まで時間がかかるので、洗車でも強くこすることキズが入ると言われています。
ゼウスクリアの場合は施工後1週間すぎれば手洗い洗車をしても問題ありません。
内藤
これならガラスコーティングの施工が初めてでもムラなくできそうです。
社長
しかも気温や湿度で硬化速度も変わり、天候が原因で硬化が上手くいかずにムラになることも多かった。
でもゼウスクリアならどんな状況でも施工できるし、硬化時間が早いから洗車に気を使う心配がないよ。
内藤
社長
でも完全硬化まではかなり注意しなければならないことも多いかな。
あと施工直後に雨が降った場合の対処も注意が必要だよね。その辺を解説するよ。
施工後、取り扱い説明書に記載の水濡れが可能になるまで、水に濡らさないことが重要なポイントです。
もし、水濡れが解除される期間までに水濡れすると、その部分は白く変色するなどムラが発生します。また、ムラがなくても水滴の跡が残った状態で完全硬化するでしょう。
このようなトラブルを回避するには、表面硬化が始まるまで水濡れ厳禁です。
しかし、屋根がある車庫なら良いですが、青空駐車では雨は防げないため、ボディカバーを掛けようとする人がいますが、カバーの脱着に気をつけなければカバーとボディが擦れてコーティングが剥がれてしまうでしょう。
もし雨を遮る方法がない場合は、ムラの発生を抑えるための一時しのぎとして使用するのも致し方がないともいえます。
ただしカバーは、必ず雨が止んだらすぐに外すようにします。
ガラスコーティングが完了した後、ほとんどの取扱説明書に洗車が可能となる時期の記載があります。
そこで注意が必要なのが、洗車可能になったからといつもと同じように洗車するのは避けたほうが良いでしょう。
洗車ができる時期が来ても、表面硬化は完了していますが、内部はまだ硬化していません。
そのため、固いブラシなどで擦ると塗装に定着していないので剥がれてしまうでしょう。
そこで、完全硬化するまではマイクロファイバークロスを使い、優しく水洗い洗車するのが基本です。
洗車時にカーシャンプーを使用したい人も多いと思いますが、カーシャンプーには様々な成分が含まれており、仮にカーシャンプーを落とし忘れると、その部分のガラスコーティングにダメージを与える危険があるので、完全硬化するまでは控えたほうが無難です。
内藤
社長
絶対にカーシャンプーの使用はダメというわけじゃないけど、どうしても使いたいなら、ガラスコーティング車専用がいいよね。
内藤
社長
でも、拭き取っても跡が残ることも有るんだ。そんな時はどうすればよいか解説するね。
表面硬化前に水濡れすると、水滴の形が残る場合があるほか、濡れた部分が白く変色します。
こうなると、もう一度コンパウンドでコーティングを落としてやり直すしか方法はありません。
ただ、表面硬化中に濡れたことでムラが発生した場合は、ガラスコーティング剤をスポンジで塗り伸ばします。
この時、多めに塗布することがポイントです。そしてマイクロファイバークロスで拭きのばしながら拭き取るとムラが消える場合があります。
内藤
内藤
ガラスコーティング施工中にホコリが付着したら、一緒にコーティングされるのでしょうか。
社長
確かにホコリの付着は気になるよね。それじゃあ、ホコリの付着がガラスコーティング施工にどんな影響があるか解説するね。
ガラスコーティングの被膜は0.1ミクロンのごくごく薄い被膜なので、目で見るようなホコリが付着してもふき取りで取れてしまうので問題ありません。
しかし、風が強い日は砂などが舞い上がりボディに付着します。
この状態でコーティングすれば、砂をスポンジで引きずり、せっかく綺麗にした塗装表面にキズを作ってしまいますから、風の強い日は控えたほうが良いでしょう。
内藤
社長
そのまま汚れとして付着する可能性はないからね。
内藤
ガラスコーティングは、半分程度まで硬化した表面硬化と、塗装表面に定着が完了する完全硬化の2種類で硬化が表されます。
そして、水濡れが可能になるのは表面硬化以降で、それより前に水濡れすると、やり直しになる可能性が高くなります。
硬化時間は、早く硬化したほうがクルマのコーティング後の扱いが簡単なので、一般の方のDIYに向いています。
また、早い硬化でも耐久性は硬化時間が遅いタイプと変わらないので、安心して使用できます。
ゼウスクリアは更に硬化を促進するための反応触媒が入っていますので、普段なかなか時間が作れないけど、ガラスコーティングを施工したい方におすすめの商品となっています。