アイキャッチ画像引用元:ミヤビさん
こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。
※日本製LEDヘッドライトの特徴についてはこちらをご覧ください。
ホンダのコンパクトカーと言えば、フィットと答える方が多いのではないでしょうか。初代(GD型)から大ヒットとなり、街では多くのフィットを見かけます。
これだけ人気のフィットですが、カスタムは盛んに行われているのでしょうか。
今回はフィットのヘッドライトにスポットをあて、初代(GD型)から現行モデル(GR型)までヘッドライトの変遷、そして交換方法からカスタム方法も解説します。
目次
内藤
フィットオーナーのオフ会に所属している影響で友人のフィットもかなりカスタムしているんです。
でも、ヘッドライトはまだ手付かずみたいなんです。
島田
内藤
島田
内藤
島田
2001年6月、それまで販売されていたホンダ・ロゴの後継モデルとして新型フィットが登場しました。
取り回しの良いコンパクトカーでありながら、広々とした室内空間はライバル車と比べてもかなり格上で大ブレイクしました。
室内空間の広さが自慢のフィットは、当時の雑誌などで2Lクラスと比較されることが多かった記憶もあるほど、“広い”というイメージが強いクルマです。
フィットの特徴は、車内の広さだけでなくデザインもスポーティーに演出されています。
エクステリアデザインも前後のオーバーハングを大きく切り詰め、室内空間の広さに割り振っていることが見て取れますが、ずんぐりとしたスタイルではなく、フロントをなだらかにしてスポーティーな雰囲気を出しています。
特に、見た目シンプルでありながら大きめのヘッドライトが、どこから見てもフィットと分かるデザインとして定着しました。
2002年1月から6月 の累計販売台数でカローラを抜き去り1位になります。
人気に拍車がかかると、多くのフィットが街にあふれるようになります。
シャープでスポーティーなエクステリアデザインが特徴だったことから、カスタムベースとして人気が高くなり、様々なカスタムパーツが販売されるようになりました。
大きめのヘッドライトには、当初H4ハロゲンバルブが採用されていましたが、その後2004年のマイナーチェンジで、すべてのグレードにHID(D2R)がオプションとして用意されました。
コンパクトカーのベンチマークとまで言われたフィットは、2007年10月にフルモデルチェンジしてさらに進化します。
一回り先代より大きくなったボディでも、先代よりシャープなエクステリアデザインで大ヒットします。
その秘密は、先代より走りや乗り心地の質感を高めたにもかかわらず、車両本体価格がほぼ据え置かれたことも理由の一つでしょう。
ヘッドライトも正常進化といったところで、先代ではHIDヘッドライトが全グレードでオプションでしたが、2代目からタイプ別で標準装備されます。
それ以外は、H4ハロゲンバルブが採用されました。
HID装着車には、ハイビームオートレベリング機構に加え、夜間になると自動で点灯するオートライトコントロールも装備されました。
2013年9月、3代目フィット(GK型)が先代(GE型)までの広い室内空間と小回りが利く使いやすさをそのままに登場しました。
デザインはグリルとヘッドライトが連続するホンダの新しいデザインである「ソリッドウィングフェイス」が採用されました。
よく、この頃のホンダ車のフロントデザインを「羽を広げた鳥のよう」と言いますが、まさにそのデザインを取り入れたのが、3代目フィット(GK型)でした。
特徴的なのは、今回のフィットのエンジンには新しい技術が多く取り入れられたことです。
ハイブリッド車は、国内最高となる36.4km/Lの低燃費を実現し、1.3Lのガソリン車においては、従来のハイブリッド車に匹敵しクラストップレベルの26.0km/Lを実現 しました。(いずれもJC08モード)
フロントフェイスに話を戻すと、先代(GE型)までより、薄くつり目になったヘッドライトが特徴です。
そしてロービームにはLEDヘッドライトがグレード別に標準装備されました。
もちろんハロゲン仕様車も健在で、H4ハロゲンバルブが使用されていたほか、LED採用車種のハイビームには、HB3ハロゲンバルブが採用されています。
2017年にマイナーチェンジが行われると、前期モデルより鋭くシャープな顔つきに変わりました。
それに伴い、インライン型LEDヘッドライト を採用し、ヘッドライトをシャープな印象に演出しています。
また、前期ではLEDもハイビームはハロゲンバルブを使用していましたが、後期ではロービームもハイビームもLEDとしています。
このほか、中級グレード以下にはH4ハロゲンバルブが用意されますが、オプションでLEDヘッドライトも選べます。
2020年2月、4代目となる新型フィットが登場します。先代(GK型)の鋭い眼光から原点回帰ともいえる優しい顔つきとなり帰ってきました。
先代(GK型)までと同様、コンパクトカーとは思えない広い室内空間は健在で、HondaSENSINGを全グレード標準装備としました。
ベーシック
ホーム
ネス
クロスター
リュクス
モデューロX
グレード構成は、入門モデルの「ベーシック」シンプルだけの内装を中心に充実させた「ホーム」、撥水加工を施すなどアクティブな使用を想定した「ネス」、SUVライクな「クロスター」、本革シートなどでラグジュアリー感を高めた「リュクス」そして、こだわりのコンプリートカー「モデューロX」 の6タイプを用意しています。
そして、ヘッドライトはベーシックを除くすべてのグレードにLEDヘッドライトが標準装備されます。
ベーシックには、H4ハロゲンバルブが用意されますが、ハロゲンもLEDにもマニュアルレベリング機構が付き、対向車や先行者を感知してライトを切り替えるオートハイビーム が備わります。
内藤
どんなカスタムがトレンドでしょうか。
島田
でも最近は見せるカスタムもかなり進化したかな。その辺を解説するよ。
ヘッドライトのカスタムの定番は、ノーマルより明るいヘッドライトにすることです。
かつて初代フィット(GD型)が登場したころは、LEDバルブは販売されていませんでしたが、HIDキットで明るくする方法が取られていました。
とは言ってもHIDキットは、取り付けが難しくDIYで誰でも簡単とはいきませんでした。
また、かなりの高額な商品も多く、それほど一般的とは言えないカスタムでしたので、高効率ハロゲンバルブに交換するのが一般的でした。
そして、LEDバルブが登場し始めると、高効率バルブではなく、LEDバルブを取り付ける方もでてきます。
しかし、最初は白いだけでハロゲンバルブより暗い商品も多く、LEDバルブに対する評価はいまひとつでした。
次第にLEDバルブにも本物の商品が出てくると、一気に高効率ハロゲンバルブやHIDキットからLEDバルブへの移行が始まります。
そして現在では、あらゆるハロゲンバルブに対応したLEDバルブが登場し、純正HIDを上回る明るさを手に入れており、明るいヘッドライトにするならLEDバルブへ交換するのが定番となっています。
見た目のカスタムは、昔から塗装がありましたが、上手く塗れないことから一時期ヘッドライト塗装またはコーティングによるレンズの色の変更はあまり見かけませんでした。
しかし最近は、フィルムでレンズの色を手軽に変える方法が主流となっています。
この他アイラインを取り付けて、ヘッドライトの見映えを大きく変える手法も昔からあるカスタムで、現在も、人気のカスタムです。
そして最もインパクトがあるカスタムは、ユニット内にイカリングなどLEDを配置したカスタムでしょう。
ショップが制作した商品のほか、専用に制作した既製品など様々なカスタムヘッドライトが人気です。
内藤
これからカスタムするうえで、手本となるカスタムがあればやりやすいのですが。
事例を紹介してもらえないでしょうか。
島田
ヘッドライトをスモークにすると、スポーティーでかっこいいですね。ホワイトのボディにスモークなのでかなり引き立っています。
カバーなら飽きればすぐに戻せますし、違う色にできるので良いですね。
アイラインはさりげないヘッドライトカスタムですが、フロントからの見た目をシャープにさせるので、かっこよくなりますね。
このアイライン、太すぎずそして、細すぎず、丁度良い太さが純正風で素敵です。
ゴージャスとはこのことをいうのでしょう。凄くかっこいいヘッドライトですね。クリスタルアイの明るさが凄いですね。
ピンク色のポジションがインパクトがあり、本当に宝石のように光り輝いていて素晴らしいです。
2連のイカリング、とてもかっこいいですね。明るさも十分でこれなら昼間も目立つでしょうから、昼も夜も楽しめて最高ですね。
ほかに色々点灯していないシンプルさが純正チックで素敵です。
ヘッドライトインナーをブラックにしたことで、フロントフェイスが引き締まりましたね。
ご自身で塗られたのでしょうか。凄くきれいに塗れていて素敵です。
また、リップとボンネット、そしてグリルがブラックなので、フロントからの雰囲気がアグレッシブに見えて素敵です。
フィットのヘッドライトは、基本がH4ハロゲンバルブなので、明るくするにはハードルが低い車種です。
また、パーツも豊富なので、様々なカスタムができる車種として魅力的でしょう。
初代フィット(GD型)はLEDヘッドライトを取り付けることで光軸調整が行えなくなるため、取付け不可となります。予めご了承ください。
H4ハロゲンバルブや、3代目前期のハイビーム使用されているHB3ハロゲンバルブは、多くのLEDバルブが販売されていますが、日本ライティングからも、標準モデルと明るさを求めたハイスペックモデルがラインナップにあるので、用途に合わせてお選びいただけます。
明るさは、夜間の安全運転には欠かせませんから、まだハロゲンバルブを使用しているなら、この機会にLEDバルブに交換して快適な夜間ドライブを実現しよう。
交換方法についてはこちらでまとめております。合わせてご確認ください。