アイキャッチ画像引用元:TOYOTA
こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。
ロングモデルとなった現行200系ハイエースにも新型の噂が出ていますが、ここで一部改良が加えられ、6型から進化して登場しました。
変更箇所は多くはありませんが、安全面を大きく向上させる装備が充実したのが今回の特徴です。
その中で、ハイエースで不評だったフォグランプも大きく進化して登場し、ついに純正でLEDフォグランプが標準で装備されるグレードも登場しています。
この記事では、新型ハイエースが進化内容(フォグランプなど)、今後登場するであろう6代目ハイエースについて、2019年に海外向け(国内未発表)に登場したハイエースについてもお伝えいたします。
目次
内藤
島田
内藤
島田
内藤
今回はどんな改良だったのでしょうか。
島田
アクアみたいに新型が出るぞと言って、かなり伸ばされた事例もあるからね。
それでは、6型から何が変更されたのか解説するよ。
2022年4月13日に一部改良されて登場しましたが、主な変更点は以下の3点です。
以前からハイエースにはトヨタセーフティーセンスが用意されていましたが、安全装備としてパーキングサポートブレーキが標準装備されたことがかなり大きな進化といえます。
この、パーキングサポートブレーキとは、アクセルとブレーキの踏み間違いや、アクセルの踏みすぎで起きる障害物への衝突が軽減される機能で、ハイエースのように全長が長く後方視界が悪いクルマには便利機能と言えます。
例えば、車庫入れでバックをするときは、バックカメラに頼る方が多いですが、死角も多いことや段差などを乗り越える際にアクセルの踏み過ぎなどが起きると、クルマが急発進して障害物に接触する危険があります。
しかし、パーキングサポートブレーキがあると、障害物を検知したときにエンジン出力を制御してブザーでドライバーに警告するとともに、さらに接近するとブレーキを自動で作動させて被害を軽減させる優れものです。
次に、ディーゼルエンジンにも改良が加えられ、燃費性能が向上しました。
従来の「1GD-FTV」より燃料消費率が良くなり、JC08モードで14.0km/Lを達成し、エコカー減税にも対応しています。
ディーゼルエンジンは、排気ガス処理にアドブルーと呼ばれる尿素を補充しなければなりませんが、マルチインフォメーションディスプレイにアドブルーの残量が表示されます。
ほかにも走行可能距離が2,000kmを切ると警告灯とメッセージで知らせる新設設計となっています。
そして、もう一つがフォグランプです。
ハイエースの人気グレード「スーパーGL」にLEDフォグランプが標準装備されました。
フォグランプ取り付け位置は従来と変わりませんが、フォグランプは小型化、カバーデザインも変更されているのが外観上で一番の特徴です。
内藤
島田
内藤
今回一部改良ですが、今後近いうちに新型登場は本当にあるのでしょうか。
島田
新型ハイエースについては様々な情報が飛び交っています。その情報を整理すると現行の200系と併売して新型も販売されるのではといった憶測です。
海外では2019年にフィリピンで発表され、その後新興国を中心に販売されています。加えて、今までの200系も併売して販売され続けています。
デザインに関しても、安全性を考えてキャブオーバーではなくなる情報もある中、従来通りのキャブオーバーで登場するという話もあります。
あくまでも予想の範囲をどの情報も抜け出せていないのが現状で、登場を待つしかないでしょう。
ただし、電動化に関する情報はかなりまとを得ていると言えるでしょう。
トヨタは今後2030年の世界EV販売目標を350万台としており、ハイエースのような世界で人気ある車種は電動化される可能性が十分高いと考えられるからです。
よって、ハイエースの新型にはハイブリッドモデルもしくは、EVが登場する可能性が非常に高いと言えるでしょう。
様々な情報が飛び交っていますが、今後、どのようなハイエースが出るのかトヨタからの情報を期待したいところです。
内藤
島田
どんなハイエースが誕生するのか楽しみだよね。
内藤
どんなハイエースなのか教えてもらえないでしょうか。
島田
当時は、新型のセミボンネットデザインに驚いたのと同時に、日本への導入タイミングも予想されていたけど、結局導入はなかったね。
内藤
島田
6代目となる新型ハイエースはフィリピンで2019年に衝撃デビューしました。
2004年に200系が登場したので、15年ぶりのフルモデルチェンジと多くのメディアで取り上げられましたが、結局200系もフィリピンで併売され続け、新型とすみ分けられた使い方をされています。
つまり、今までの200系はバンとして荷物を運ぶハイエースとして生き残り、H300系の新型ハイエースは、12名から15名乗りの送迎用のバンとして活躍しています。
大きな違いは、セミボンネットにより車内がエンジンで熱くならないことです。
特に熱帯地方のフィリピンでは、シート下のエンジンの熱はかなり厄介とされており、新型でエンジンがフロントに移動したことで、高評価を得ています。
このほか、大人数を載せるために全長は5,265mmから5,915mmの長いボディを用意し、現行ハイエースより最大約1mも長くなっています。
しかも幅は1,950mmと、2mに迫る大きさであり、2トンロングトラック程度の大きさほどあります。
装備品や機能は、新興国向けであり一世代前といった感じが否めません。
そのため、デイライトにはLEDですが、ヘッドライトやフォグランプはハロゲン球を使用しています。
このほか、内装装備も高級とは程遠く、乗って移動できるだけのバンであり、国内で販売されるような先進技術の搭載もありませんが、価格は236万4,000ペソ(2022年6月円換算約597万円)と高額です。
ただし、広い室内空間なので、乗車スペースが広く取られており、長距離移動で狭くて疲れるようなことはありません。
内藤
島田
まず、日本のように公共交通機関が発達していないから、遠くに出かけるときにはクルマをチャーターするのが普通なんだ。
そして、出かけるときにも大人数で出かけることが新興国では普通なんだよね。
だから、このような大型のハイエースは好まれるんだよ。
内藤
島田
国内で販売している200系用もあるけど、国内では車検に通りそうにない個性的なパーツも多いのが特徴だよね。
内藤
島田
新型ハイエースは、標準でLEDフォグランプが装着されたグレードが登場しました。
人気グレードのスーパーGLが対象なので、販売される多くはLEDフォグランプ装着車となる事でしょう。
スーパーGL以外にはフォグランプが付かないのかというと、そうではなく、すべてのモデルで販売店オプションとなります。
販売店オプションなので、契約時にフォグランプを注文しなくても後からでも取り付けられるメリットがあります。
そして、LEDフォグランプのオプション価格ですが、他のオプション装備との兼ね合いで価格が異なっており、47,520円と48,290円の2種類になります(工賃込み)。
この金額は、バン・ワゴン、車格やグレードに関係なく同じです。
取り付け時間は、1.7時間とされており、未装着車でもディーラーで注文すれば、待合でコーヒーを飲んで待っている間に取り付け完了する手軽さです。
そして、新型ハイエースに搭載されたLEDフォグランプは、すでに他のトヨタ車にも採用されるユニット一体型のLEDフォグランプになるので、汎用のLEDバルブでカスタムすることはできません。
内藤
島田
でも、純正は壊れにくいし、何か問題があれば全国のトヨタディーラーでメンテナンスが受けられる手軽さがあるよね。
内藤
島田
でも、全くカスタムができないわけではないよ。
内藤
島田
新型ハイエースに用意されたLEDフォグランプは、過去にトヨタから登場してきたユニット一体型のLEDフォグランプと同じなので、ユニット交換用キットさえあれば、カスタムが可能です。
例えば、すでにトヨタでは、カローラシリーズやヤリス、CHR、50プリウスなどに純正LEDフォグランプを採用していますが、日本ライティングでは、パワーアップキットとして、純正LEDの発光部分を交換する商品を販売しています。
この商品を使用すれば、ハイエースのLEDフォグランプをカスタムできます。
今回は、日本ライティングで販売の純正LEDフォグランプパワーアップキットが取り付けできるか確認してみたいと思います。
純正の明るさは1,060ルーメンなので、約2.5倍の2,800ルーメンと明るさは飛躍的にアップします。
このほか、明るさだけでなく色味も白色と黄色を用意しているので、好みに合わせて選べるほか、LEDバルブでお馴染みになった2色切り替えもラインアップにあります。
面倒な加工は一切なく取り付けられるので、早速取付けしてみます。
※バンパー脱着は省略しています※
交換前の純正LEDバルブです。左が助手席側、右が運転席側となります。
純正LEDバルブと日本ライティングの純正LEDパワーアップキットを比較してみると、台座の形状が全く同じというのが分かると思います。
純正コネクターとパワーアップキットのコネクターです。
純正LEDバルブを外した状態です。ユニットの形状に合わせて取付けていただき、配線が下に来るように時計回りに回して取付けます。
取付け後の状態です。問題なく取り付けすることができました。
どのくらい明るさに違いがでたのか調べてみました。
こちらは純正LEDフォグランプの明るさと照射範囲です。
こちらは純正LEDパワーアップキットの2色切り替えタイプの明るさと照射範囲です。
照射範囲も左右、前方共に広くなり見やすくなったのではないでしょうか。また今回は2色切り替えタイプですので、雨振りなどの悪天候時にイエローに切り替えていただければ、安心して運転ができると思います。
今回は新型ハイエースの純正LEDにパワーアップキットを取付けできたので、新型ハイエースオーナー様で明るさで悩んでいる方はぜひ、パワーアップキットをご検討いただければと思います。
国内外で高い人気を誇る200系ハイエースも、フルモデルチェンジが近いと言われていますが、それを前に一部改良が加えられ、さらに使いやすく安全性を高めてきました。
中でも暗いと評判があまり良くなかったフォグランプは、ついにLEDへと進化し、悪天候の夜間で大いに活躍できることでしょう。
そして日本ライティングでは、新型ハイエースのLEDフォグランプをパワーアップできるキットが装着できる確認が取れています。
明るくするだけでなく、白色と黄色が選べるほか、今流行の2色切り替えも装着可能なので、気になる方は相談してみるとよいでしょう。