こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。
※日本製LEDヘッドライトの特徴についてはこちらをご覧ください。
フォグランプは左右に1灯ずつ取り付けられているのが普通ですが、競技車両のようにフォグランプを多く取り付けたいと思う人もいます。
そこで、このような疑問が起こります。
「増設作業は、敷居が高いのでダミーフォグを取付けたら問題なのか」
と考える人もいるでしょう。今回はフォグランプの増設が車検に問題ないかダミーを含めて詳しく解説します。
内藤
でも、フォグランプは多く取り付けると保安基準に適合しないから無理だと伝えたら、ダミーならどうですかといわれたんです。
この場合、ダミーのフォグランプなら問題ないのでしょうか。
島田
これには色々な意見があるけど、先に答えを言ってしまうとダミーでもフォグランプとしての形状で取り付けられていれば車検は通らないよ。
内藤
島田
フォグランプは、道路運送車両法の保安基準で前部霧灯といいます。
そして、その規定の中では、全部霧灯を取り付けることができるとあり、取り付けを強制するものではありませんとあります。
そのかわり取り付けた場合は細かく基準が決められています。保安基準では、フォグランプは同時に3個以上点灯しないように取り付けることとあります。こ
の意味は、フォグランプを沢山取り付けても、必ず2個までしか点灯できない状態でなければならないという事です。
内藤
島田
フォグランプをダミーで取り付ける話の前に、実際に取り付けられているフォグランプが点灯しない場合から解説します。フォグランプは車検の時に取り付けられていれば点灯チェックが行われます。
もし車検時に点灯しなかったら、バルブを取り替えるなどの整備が必要です。車検整備業者に依頼すれば、そのお店で整備して車検に通すことになります。
しかし、ユーザー車検で陸運局に持ち込みで検査を受ける場合は、その場で点灯しなければ新品バルブを購入して再度検査する必要があります。
しかし昔はフォグランプが点灯しなくても、その場で配線を手で引きちぎり、バルブを抜いてしまえば車検に通ることも有りました。
そして現在では、そのような方法は陸運局では認めていない所が多いようです。現在の陸運局では、フォグランプユニットも撤去しなければ車検に通りません。
以前は、故障してフォグランプが点灯しないクルマでも、車検場で荒っぽいことをすれば車検に通すことができました。しかし、今はユニットを外さなければ車検に合格できないほど厳しくなっています。
このことから、ダミーとしてフォグランプを設置すれば、点灯しないフォグランプなので車検は通りません。
そこで、ラリー車のレプリカを試作したいのであれば、フォグランプの取り付け位置などの要件を守りながら取り付け、点灯は一度に3個以上点灯しないようにスイッチを加工すれば問題ないといえるでしょう。
内藤
島田
フォグランプの取り付け自体は、法律で義務付けられていませんが、一旦取り付ければ、細かい基準が設けられているので、それを守らなければ車検に合格することができません。
後つけでフォグランプを増設する時には取り付け位置や光量、そして点灯する仕組みなどに注意しながらカスタムしましょう。