886ハロゲンバルブ

ハロゲンバルブ「886」を明るくするには!?

こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。

 ※日本製LEDヘッドライトの特徴についてはこちらをご覧ください。

ハロゲンバルブ886ってクルマ好きの方でもご存知の方は少ないのではないでしょうか。

どのようなバルブでどの車種に採用されていて、どのようなカスタム方法があるのかみていきましょう。

886ってどんなバルブなの!?白熱球?ハロゲン?

内藤

前回のH13に続いて、輸入車用のバルブの886について教えて欲しいです。

滅多に聞かないバルブでして、この機会にしっかりと知識を吸収したいです。

島田

そうだよね。輸入車用のバルブってあまり聞きなれないバルブかもしれないね。

とはいえ、輸入車に搭載されているからといって特別な仕掛けがあるわけではないんだ。

国内の流通量は今まで取り上げたハロゲンバルブと比較してかなり少ないのが現状ではあるんだ。

886も例外ではないけどしっかり学んで欲しい。

886のバルブについて説明していきます。バルブ定格出力は「12V/50W」のハロゲンバルブです。

H11等々と同じシングルフィラメントのものとなります。消費電力も50Wと標準的なハロゲンバルブといえます。

明るさも他と変わりません。使用用途としては、フォグランプに使用されています。

見た目としては、ハロゲンバルブであるため、ガラス管の先端にとんがり帽子のシェードがついており、その他のハロゲンと変わりません。

コネクター部分がL字型となっており、H8,H11 等に見た目は近いです。

採用車種はH13と同様に主に90年代半ばから2000年代の年式のアメ車に採用されています。

主要な採用車種は以下の通りです。アメ車に採用されているのが特徴です。アメ車専用品といえます。

フォード・モーターカンパニー(Ford)

-マスタング(1997年式迄),マスタングGT(1998年式以降)

GMC

-キャデラック セビル(1992年式-1997年式),エスカレード(1999年式-2001年式),エルドラド(1992年式-2002年式)

-カマロ(1998年式-2002年式)
-コルベット(1984年式-1996年式)

互換性はあるの!?

内藤

886のバルブについて、バルブの特徴、用途、採用車種についてわかりました。

採用車種はいわゆるアメ車ですね!そこで気になるのが他のバルブとの互換性なのですが、互換可能なバルブはあるのでしょうか?

島田

そうなんだよね。H13の採用バルブといい、886といい本当にザ・アメ車!というクルマに搭載されているよね!

互換性に関しても解説していくね。

厳密に言うと消費電力が同じハロゲンバルブで互換性ありませんが、アメ車専用バルブの互換用の汎用品として「881」バルブというものがあります。

ただし、バルブ定格が「12V/27W」となっており、明るさレベルが目に見えてくらいと感じると思われますので、オススメできないのが正直なところです。

886を明るくカスタムするには!?

明るくするには大きくわけて3つの方法があります。

1.ハイパーハロゲンへの交換

国内メーカーからは販売されておりませんが、海外製品でインターネット、ショップ経由で入手可能となります。

ただし、ホワイト化するものが大半であり、純粋に明るさ(lm)を保証するものではありません。製品の吟味が必要になります。

2.HID互換キットを用いてHID化

ハイパーハロゲンと同様に国内メーカー品はありません。海外製品を入手する必要があります。

3.互換用のLEDバルブを用いる

国内メーカーからの販売はありませんが、海外製品で886を明るくするために、「881」等の同一形状のバルブで互換を持たせているLED製品があります。

インターネットあるいは、アメ車を専門とするショップ経由で入手が可能になるかと思います。

※いずれの選択肢にせよ、H13と同様に886のバルブは弊社含めて国内メーカー品での販売が無いため、検討余地として海外製品を選択することが増えるかと思います。

必ず現車確認を行い、適合性、整備上に問題無いかの判断をする必要があります。

可能であればアメ車を多く取り扱われているショップ様にご相談されることをおすすめ致します。

まとめ

・886はシングルフィラメントのハロゲンバルブである。採用車種の多くは1990年代~2000年代のアメ車

・881という互換を持たせている汎用品はあるが、消費電力が少なく、厳密な互換とはいえない。

・明るくする手法は3つあるが、いずれも要現車確認。可能な限り信頼できるショップ様に相談すること。

   
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