こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。
※日本製LEDヘッドライトの特徴についてはこちらをご覧ください。
バイクのヘッドライトが非常に暗く感じて困っている人も多いでしょう。そこで今噂のLEDバルブを取り付けようと考える人もいます。
しかしバイクの場合、ヘッドライトバルブまでのアクセス方法がわからない人も多く、取り付けに二の足を踏んでいる人も少なくありません。
そこで、バイクにLEDバルブを取り付ける基本をご紹介します。
取付けた商品は弊社の商品ではございませんので、予めご了承ください
目次
内藤
そこで、先輩にバイクのヘッドライトバルブを交換する方法を教えてほしいのですが。
島田
内藤
島田
バイクは、ライダーたちの要求にこたえるように様々なスタイルを生み出してきました。もっともオーソドックスなのは、エンジンからライト回りにかけてむき出しタイプが70年代後半から80年代初頭にかけて流行りました。
このスタイルをネイキッドと呼びます。
バイクといえばこのスタイルを思い浮かべる人は多いと思います。
そして、エンジンやライトなどをカウルで覆ったスーパースポーツ系や、そのスーパースポーツのカウルを取り払い、異形ライトやバーハンドルを取り付けたアグレッシブなデザインのストリートファイター系などがあります。
ヘッドライトの外し方は、当然ライトがむき出しのネイキッド系が一番簡単で、ライトケースの左右の下側にあるネジを外せばヘッドライトレンズトリムが外れます。
しかし、スーパースポーツ系ではインナーカウルを外す必要があり、同じようにスクーターもカウルを外さなければライトにアクセスできません。
そして、ストリートファイター系は、ライトステーとメーターステーが一体となっていることが多くなります。ただ、意外とライトとメーターが一体構造の場合は、取り外しが簡単で、完全に車体から外さなくてもライト交換できることが多いです。
内藤
島田
内藤
島田
バイクのヘッドライトをLEDバルブに交換する際、重要なのが今付いているバルブ形状が何か知る必要上があります。ヘッドライトがマルチリフレクターの場合、ヘッドライト内をのぞき込むと、どんなハロゲンバルブなのか知る事ができるバイクもあります。
※赤丸の中にHS1の文字が見えると思います。これがバルブ形状です。
ハロゲンバルブの場合、形状の刻印がバルブ側にあるので、写真のようにどのようなバルブなのか知ることができます。そのため、バルブ確認ならヘッドライトを外さなくてもわかることがあります。
内藤
内藤
島田
内藤
島田
内藤
内藤
バイクのオーナー林君
島田
内藤
島田
バイクのオーナー林君
島田
まず、ヘッドライトバルブを交換するには、ヘッドライト裏にアクセスしなければなりません。そこで、ヘッドライトがステーに止まっているボルトを外してヘッドライトを外します。
このバイクの場合、ヘッドランプステーのボルトにアクセスするには、キーシリンダーのカバーを外す必要がありました。六角レンチで赤丸のネジを外すとカバーが外れライトステーに止まっているボルトが見えます。
ヘッドライトが止まっているボルトを外すと、ヘッドライトとメーターを一緒に傾けることができるので、作業がしやすい位置までヘッドライトを傾けます。
ヘッドライトを傾ければ、ライト裏にアクセスすることが簡単にできるようになり、あとは、赤い丸の中の防水ゴムを外せばいよいよヘッドライトバルブのコネクターが見えてきます。
ゴムキャップは、非常に柔らかく簡単に手で外すことができます。ただし、あまり古いバイクでライト交換をしていないような場合は、ゴムがヘッドライト本体に固着していることがまれにあるので注意が必要です。
このタイプのバルブの外し方は、カプラーを外してから樹脂製のロックを反時計回りに回すと外れます。樹脂製のロックは赤丸の部分で回します。
内藤
島田
ここまで分解すると、早くLEDバルブを取り付けたいとはやる気持ちを抑え、まずはバルブの全長などを比べます。
今回のヘッドライトは、後ろが防水ゴムなので、取り付け時の後ろのクリアランスがなくてもカットすれば解決しますが、発光部分の長さが少し心配でした。
しかし、比べてみると発光部分の全長はハロゲンより短いので、レンズに干渉する恐れはありませんから装着可能です。
ただ、気になるのはハロゲンバルブのフィラメントとLEDチップの位置がかなり違う事です。これはもしかすると照射に問題が出るかもしれません。
ハロゲンバルブを外して、LEDを取り付ける前に作動確認を行います。それは、組み立て後に点灯しなかった場合、2度手間となることを防ぐためです。
HiとLoの切り替えも問題なくできました。このLEDバルブは3面なのでLoで点灯するLEDチップとHiで点灯するLEDチップの場所を覚えておきます。それは、灯具に入れるときの向きに重要になるからですが、それは後半で説明します。
今回のヘッドライトは、ハロゲンバルブとカプラーが防水ゴムの中にありました。という事は、今回取り付けるLEDバルブには、ドライバーユニットが別体となっているので、防水ゴムの中にこれらのパーツを入れることは物理的に無理です。
そこで、カプラーを分解して配線を防水キャップの外で組み立てます。やり方は、カプラーから配線を画像のように抜き取ります。
写真のように、カプラーから全ての配線を抜き取ります。配線の抜き取り方は、指でつまんでいる端子を見て頂くと、ちょうど親指のところに爪が見えると思います。
その爪がカプラーの中でロックの役目をしているので、細いマイナスドライバーを差し込みこのロックを押し下げると端子が抜けます。
写真の赤丸の部分に、細いマイナスドライバーを差し込みます。
この後の方法ですが、ドライバーユニットを防水キャップから出すために、ドライバユニットがギリギリで通れるように防水キャップをカットします。
そして、LEDバルブを装着した後にドライバーユニットを防水キャップの外に出します。その後、カットした部分と配線の間を防水するためにブチルゴムを使用します。
ブチルゴムは、自動車などに防水シールとして使われており、貼り付けや剥がすことが簡単にできるのと、好きな形に変えられて剥がれにくい特徴があります。そして密着性が良いので、防水や防塵対策にも最適です。
配線が完了したら、あとはヘッドライトを外した逆の手順で戻して終了です。
ヘッドライトの中に、LEDバルブが見えると思いますが、この時に、Hiで点灯する部分が下に来るようにします。三角形の底辺がHiで左右の斜めの面にLoとなるようにします。
内藤
島田
ヘッドライトを元のように組み立てが完了したら、いよいよ点灯確認です。ヘッドライトを点灯し、HiとLoの切り替えができればひとまず問題ないでしょう。
LEDバルブに交換して、HiとLoの切り替えも問題なくできましたので、取り付け作業はこれで終了です。
内藤
バイクのオーナー林君
島田
LEDバルブをバイクに取り付ける方法を解説してきました。取付方法は、バイクにより多少異なりますが、基本的には初めに取り付けてあるハロゲンバルブを取り外して、そこにLEDバルブを取り付けるだけです。
ただし、今回のようにLEDバルブを取り付けるには、スペース的に工夫をしなければならないこともあるでしょう。もし、自分でどうしても難しいと感じたら、バイクに詳しい人か、専門ショップに相談することをおすすめします。
次回は、三面発光のLEDの配光について調べてみたので気にある方は御覧ください。