こんにちは。
日本ライティングの内藤です。
ご自身の愛車へドライブレコーダーの取り付けはしていますか。昨今では走行中のトラブルが後を絶ちません。当然、事故も怖いですが、最近ではあおり運転や車上荒らしといった被害も多く報じられていますよね。
最近では恫喝をしたり、車両から引きずり降ろして暴行をしたりと、考えられないような悪質な犯行も発生しています。これだけ騒がれていると、他人事としては済まされないと思いませんか。
万が一自分の身に降りかかった時の為にしっかりと対策をしておく事が大切な事ですね。
そんな中、今回注目するのは駐車監視機能です。
ドライブレコーダーの必要性は走行中の映像記録です。最近のニュースなどでよく取り上げられているので、多くの方が必要性を理解していると思われます。
では駐車監視機能はどうでしょう。
よく分からない。という方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、駐車監視機能に特化して解説していきます。それでは、どうぞ。
目次
内藤
島田
内藤
島田
駐車監視機能とは、ドライブレコーダー本来の目的である走行中の映像を記録する事に加えて、車から離れている駐車中にも周辺状況を記録できる機能の事です。
つまりこの機能が付帯されていると、走行中でも駐車中でも映像を記録できます。よって車の防犯カメラのような位置づけです。
駐車監視機能は、運転者がいない状況での監視が目的です。では具体的にどのような映像を記録する事が目的なのでしょう。大きく分けて3つに分ける事ができます。
車内に人がいない隙に、車内にある金品や貴重品、電装品を盗み出す犯行
駐車中の事故や、ドアパンチなどで、相手車両を傷つけたままその場を離れる犯行
車両への傷つけや落書きなど、車両そのものを損傷させる犯行
これらはすべて、走行中ではなく駐車中に発生します。駐車中のトラブルでも犯行は犯行。もし被害に遭った場合には、しっかりと警察に届け出ましょう。
しかし駐車中のトラブルは、乗車している人もいなく、周辺に防犯カメラでもない限りは中々犯人までたどり着けない事もあるようです。場合によっては犯人が分からず、泣き寝入りする場合もあります。
こうならない為にも、そして予防としての意味でも駐車監視機能が付いたドライブレコーダーの存在は、非常に注目されています。撮影範囲や画質などは基本的な性能と同じように使用できますが、撮影するタイミングに違いがあります。
詳しくはタイプ別でご紹介します。
内藤
島田
駐車監視機能は、車両から離れていても駐車している車両の周辺状況を記録してくれる為、防犯カメラとしての役割を担っています。
先ほど挙げたような駐車中のトラブルを記録できる点はかなり大きなメリットだと言えます。ドライブレコーダーを検討する時には、併せて考えて頂きたい機能になります。
駐車監視機能自体はメリットだらけですが、場合によっては、撮影できない場合もあります。例えば、カメラの死角を突いた犯行です。
ドライブレコーダーは撮影範囲が決まっている為、範囲外の映像を残す事ができません。また夜間の映像は周辺が暗い為、映像を鮮明に映す事ができない可能性があります。他にも駐車監視機能を付けたことによって、ある弊害が発生する恐れがあります。それは、車両バッテリーへの影響です。
車両バッテリーは、通常エンジンが回転する事でオルタネーター(発電機)が回転し、充電をしています。では駐車監視機能が付くとどうなるでしょう。
駐車監視をしている間は、エンジンが止まっています。その状態でドライブレコーダーが作動する事になる為、車両バッテリーは放電状態となります。
車両バッテリーというのは、充電と放電を繰り返す事によって、徐々に劣化していきます。つまり駐車監視機能を付帯すると、バッテリーが劣化しやすくなるのです。
内藤
島田
画質や撮影範囲が狭いと当然駐車監視の際も同じと考えよう。機能があれば良いというわけじゃないんだね。
内藤
島田
駐車監視機能は撮影タイミングの違いから大きく3つにタイプ分けをする事ができます。それぞれチェックしていきましょう。
まず初めに衝撃検知タイプです。このタイプのドライブレコーダーには、内部に衝撃を検出するGセンサーを内蔵し、車両に衝撃(G)が加わった際に映像を一定時間記録する駐車監視機能です。
特徴としては、衝撃をトリガーとする事で、当て逃げ現場を押さえる事ができます。このタイプの要は、Gセンサーの精度です。衝撃があっても反応しないと意味がありません。このGセンサーの感度は調整できるドライブレコーダーが多い為、一番感度の高い状態にして使用すると良いでしょう。
ただそうはいっても、ドアパンチなどの軽度な衝撃程度では反応しない事もある為、駐車監視機能としては最も撮影する機会の少ないタイプです。
動体検知タイプは、ドライブレコーダー内部に動きを検出するモーションセンサーを搭載し、カメラが人や物の動きを検出すると一定時間記録する駐車監視機能です。
特徴しては、モーションセンサーによって、車上荒らしや、いたずらをしている犯人を捕らえる事ができる点です。しかしモーションセンサーは、あくまでも動きによって撮影するだけであり、怪しい行動のみを映し出す機能はありません。
よって人通りの多い場所や、交通量の多い場所での駐車は、逆に無駄なデータを多く記録し、SDカードの容量圧迫や、車両バッテリーへの負担が大きくなる可能性があります。
常時撮影タイプは文字通り、常に撮影できるタイプです。
種類によっては、時間を指定して、その時間中は常に録画できるタイプなどあります。こちらは駐車中のトラブルがあってもなくても映像を常に記録する為、最も防犯カメラとしての機能に近いタイプになります。
万が一に備えるという側面では、一番効果が高いものの、データ容量を圧迫したり、バッテリーに負担がかかったりと、マイナスの面も持ち合わせています。
内藤
島田
内藤
島田
内藤
島田
駐車監視機能付きのドライブレコーダーは、電源をどこから取得するかで、大きく3つのタイプに分類できます。それぞれ見ていきましょう。
内蔵バッテリーとは、ドライブレコーダー内に小型のバッテリーを搭載したタイプです。走行中は車両バッテリーから充電しておき、エンジンが停止し、駐車監視機能を使用する場合は、ドライブレコーダー内部のバッテリーから電気を供給し作動しています。
特別な配線加工などは必要なく、最も簡単に駐車監視機能を付ける事ができます。ただし内部バッテリーになる為、常時録画には向いておらず、衝撃検知タイプでの使用が多いです。
通常ドライブレコーダーの電源は、アクセサリー電源を使用しています。しかし、車両バッテリーから直接給電する事で、車の電源がOFF状態でも使用できるタイプになります。
そして先ほどからご紹介していた、車両バッテリーに最も負担のかかるタイプになります。こちらのタイプは、衝撃検知や動体検知、常時撮影それぞれで使用されていますが、バッテリーに負担がかからないよう、バッテリーの状態を監視するセンサーを内蔵している事が一般的です。
万が一バッテリーの状態が悪くなると、ドライブレコーダーへの給電をカットする事で、バッテリー上がりを防止します。しかしバッテリー自体は、放電と充電が頻繁に繰り返される事になる為、劣化の進行は早くなると認識しておきましょう。
こちらは、車両バッテリーへの負担を軽減させる為、モバイルバッテリーやサブバッテリーを後付けするタイプです。配線処置や外部バッテリーの搭載が必要ですが、車両バッテリーへの影響がなく、長時間にわたって駐車監視ができます。
よって常時撮影タイプと相性が良いです。デメリットとしては外部バッテリーの充電が必要となる点ですが、マルチバッテリーなど、一度車両に搭載すると、走行中に自動で充電してくれるタイプがオススメです。
いかがでしたか。
駐車監視機能は、本来あるべきドライブレコーダーの性能を利用して、駐車中にも映像が記録できるよう機能が追加されたものです。
その為、大事な事はメインとなるドライブレコーダーの性能です。監視する範囲はフロントカメラよりも、前後カメラの方が。前後カメラよりも360°全方位カメラの方が良くなります。
画質が荒かったり、SDカードの記録時間が少なかったりするのも避けるべきです。大事な事は、ドライブレコーダーそのものの性能をある程度高いものにしておく事。その後、必要に応じて駐車監視機能を追加するようにしましょう。
駐車中に監視する事が本当に必要なのか。リスクは人それぞれです。皆さまもしっかりと考え、自分に合ったドライブレコーダーを装着してくださいね。