こんにちは。
日本ライティングの内藤です。
バックランプの検証などでいつも手伝ってもらっている友人の鈴木から先日、未塗装樹脂の白化について相談を受けました。
鈴木が乗っているエクストレイルT31はバンパーやフェンダー部分などに未塗装の樹脂部品が使われており、それが白っぽく劣化してしまい、見栄えがかなり悪くなってきたらしいです。
白化をどうにか自然な黒に復活させたいとのことで、僕も勉強がてら復活させるお手伝いをすることになりました。
どうやって復活させるのかというと、日本ライティングから樹脂艶コートという商品が登場し、その商品を使用して未塗装樹脂の白化を自然な発色に復活させてみたいと思います。
目次
整備士の鈴木
内藤
整備士の鈴木
内藤
整備士の鈴木
内藤
整備士の鈴木
バンパーの下側とか、フェンダーのモール部分、サイドステップ部分とかが未塗装樹脂パーツなんだけど、結構白っぽくなっちゃって見た目が悪いんだよね。
内藤
整備士の鈴木
内藤
整備士の鈴木
内藤
整備士の鈴木
内藤
整備士の鈴木
SUV車などでは未塗装樹脂パーツが多用されており、見た目の印象への影響は大きいです。
自動車の外装部品のうち、主にバンパーや、ドアミラー、ワイパー部分のカウルパーツなどは樹脂部品で作られていることがほとんどです。
通常はバンパーやミラーなどはボディーと同色に塗装されていることが多いですが、商用車は黒い未塗装状態のバンパーやミラーが装着されているケースが多いです。
また一般的な乗用車であっても、一部を未塗装とすることでデザイン性を向上させるケースや、傷つきやすいボディ下部を未塗装とすることで、傷などが目立ちにくくなるといったメリットもあります。
樹脂部品は通常黒いプラスチックで製造され、未塗装部分はザラザラとしたシボ加工が施された状態のことが多いです。
未塗装の樹脂部分は新車の時には艶があり黒さにも深みがありますが、数年が経過すると経年劣化により白っぽくなり、最終的にはまだら模様になってしまいます。
この現象の主な原因は紫外線や汚れなどによるものと考えられており、樹脂の表面が直接日光や汚れに晒されることで表面が劣化して白っぽくなってしまうのです。
一度白くなってしまうと洗車をしても元通りにはなりません。
無理に艶を出そうとしてシリコーンスプレーなどを塗っても、雨などで流れ落ちてしまい、見た目もさらに悪化してしまうケースもあります。
未塗装樹脂部品の白化はボディーメンテナンスにおける課題にひとつとなっていました。
商用車などでは未塗装樹脂部品の使用率が高いです。また、上記の画像は上半分にのみ樹脂艶コートを施工した状態で、これだけ紫外線や汚れに晒された状態が続くと白化が進んでいきます。
未塗装樹脂部品は意外と取り扱いが難しく、無闇にワックスなどを塗りこんでしまうとムラができてしまい、簡単に復元できなくなるので注意してください。
ボディーの塗装面用のコーティング剤も、専用品を使わないと同様の結果となり、樹脂の表面に悪影響を与える場合もあるため注意が必要です。
未塗装樹脂部品には専用のコーティング剤を使用することで、劇的に状態を改善することができます。日本ライティングが新たにリリースした『樹脂艶コート』は、未塗装樹脂部品に自然な艶と高い耐久性を与える最新のコーティング剤です。
『樹脂艶コート』には下地処理用の脱脂材やメンテナンス剤、施工用スポンジ8点に加え、マイクロファイバークロスも3枚付属する。初心者でも安心して施工ができるように写真入りの説明書が入っています。
この樹脂艶コートは必要なものが揃ったフルセットなのでいつでも簡単に施工が可能です。
整備士の鈴木
内藤
整備士の鈴木
内藤
まずは一般的なカーシャンプーでしっかりと洗車して汚れを落とそう。このとき油分やシリコン成分の入っていないカーシャンプーがベスト。
しっかりと泡を洗い流して水気をふき取る。
日産の人気SUVであるエクストレイル(今回の施工車両はT31型)は若者にも大人気の車。見た目にもこだわるオーナーは、劣化して白くなってしまった樹脂部品が気になっているはず。
エクストレイルは前後のバンパー下部とサイドステップ部分、またフェンダーのアーチモール部分が未塗装樹脂となっていて、外観上の影響も大きい。
さらにミラーの付け根部分や、ワイパーのカウル部分も未塗装樹脂部品を採用している。
未塗装樹脂部品の周囲部分などは念のためマスキングしておくと安心して施工できる。
『樹脂艶コート』を施工するときは下地処理が重要です。バンパーの下部やサイドステップ部分、フェンダーアーチモール部分などはタイヤからの泥はねも多く、汚れがつきやすいため、まずはしっかりとカーシャンプーを用いて洗車してください。
洗車した後はたっぷりと水ですすぎ、水気をしっかりとふき取ることが大切です。
キット付属の『脱脂剤』を付属のスポンジに適量つけて未塗装樹脂部分へ塗布する。その後、マイクロファイバークロスでしっかりと拭き上げる。
脱脂剤を使った下地処理が完了したら樹脂艶コートの施工へ。
新しいスポンジに樹脂艶コートを適量つけ、未塗装樹脂部分に丁寧に塗り込む。
下地処理が完了したら、樹脂艶コートを新しいスポンジを使って施工していきます。樹脂艶コートを塗布すると、艶が出て黒さも復活します。
乾燥と共にまた白っぽくなる場合もあるので、その時はさらに樹脂艶コートを塗り重ねてください。その後に新しいマイクロファイバークロスで丁寧に拭き上げるとムラになりにくく美しい仕上がりとなります。
モールの端部などはドアを開けてしっかりと塗布すると、美しい仕上がりとなります。
大きなスポンジでは施工しにくい部分も小さなスポンジが大活躍。
ワイパー周りなどは大きなスポンジを使いつつも、必要に応じて小さなスポンジを活用して塗布すると、しっかりと樹脂艶コートを塗布することができます。
このときコーティング剤がガラス面やワイパーのゴムなどに付着しないように十分注意してください。
『樹脂艶コート』施工後。新車のような輝きと艶が戻っている。
樹脂艶コート施工後は、メンテナンス用ボディーコーティング剤を定期的に塗布することで長期間良好な状態をキープ可能です。
これにより施工済みの樹脂艶コートの効果を最大3年維持することができるようになります。圧倒的な耐久性が日本ライティング製コーティング剤の特徴です。
簡単施工が可能で、洗車を含めても約1時間あればしっかりと施工することができます。
整備士の鈴木
内藤
整備士の鈴木
内藤
整備士の鈴木
未塗装樹脂部分が新車のような輝きに復活しました。
ついでに施工したサンバーのドアミラー。新品のような艶に復活しました。
整備士の鈴木
内藤
整備士の鈴木
内藤
整備士の鈴木
内藤
未塗装のドアハンドルや、ガーニッシュ部分にも使用可能。
今回は新商品の『樹脂艶コート』を実際にエクストレイルとサンバーに施工しました。未塗装樹脂パーツを採用している車は近年増えてきている印象もあります。
未塗装樹脂パーツのフェンダーモールやサイドモール、バンパーなどが外観の大きなアクセントとなっており、本来の自然な黒さと艶が失われると、見た目の印象を大きく損なってしまうものです。
日本ライティングがこだわったポイントは『自然な艶』と『耐久性』です。
例えばホームセンターなどでシリコーンスプレーなどを購入して塗布しても、数日で落ちてしまったり、ムラになってしまうことがあります。
また過剰に艶が出てしまい、未塗装樹脂の自然な風合いは失われます。
しっかりと樹脂の表面をコーティングして、新車の時のような色艶を長期間に渡って実現可能な『樹脂艶コート』は非常におすすめのコーティング剤です。
完全に白化して劣化がひどくなる前に施工することで、より良好な状態を維持することもできます。
金属パネル部分へのワックス施工やコーティング施工だけでなく、未塗装樹脂部分にこだわることで上級レベルのボディーメンテナンスと美しいエクステリアが実現できます。