アイキャッチ画像引用元:HONDA
こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。
※日本製LEDヘッドライトの特徴についてはこちらをご覧ください。
ホンダから販売される軽バンは、アクティバンの後継モデルであり、商用軽バンとして活躍しているN-VANのみとなります。
そのN-VANはおしゃれなカラーバリエーションと内装も充実しており、今までの軽バンの常識を覆しました。
そんなアクティバンとN-VANとはどんなクルマなのか、そしてヘッドライトにはどのような種類があり、カスタムはどういった手法が取られているか詳しくお伝えします。
今回も軽トラに詳しい軽トラマニア小泉さんに聞いてみました。
目次
内藤
ふわっとした感じなので決定的な違いは言えないのですが、それゆえに余計にホンダの軽バンが気になるのです。
軽トラマニア小泉
ホンダは乗用車もそうだけど独創的なところがあって、クルマを分解したことがあればトヨタや日産とはクルマの組み立てがかなり違う所があるんだ。
内藤
軽トラマニア小泉
だからN-VANはアクティバンの後継モデルなんだ。
内藤
軽トラマニア小泉
だから、クルマ自体ホンダ独自で独創性がある。それが雰囲気の違いに繋がっているように思う。
それじゃあ、アクティバンとN-VANを解説するね。
ホンダアクティバンは、1979年に初代が登場なので歴史的には42年程度と、それほど古くありません。
そしてアクティバンの特徴として、同じ商用車のアクティトラックと同じミッドシップでした。
ミッドシップレイアウトといえば、スポーツカーの代名詞ですが、ホンダはアクティバンにスポーティさを与えたのではなく、ミッドシップレアウトにすることで、フラットで使いやすい荷台スペースを確保するためであり、実用性を追求して生まれたレイアウトです。
他のメーカーではスバルのRRを除き、全て運転席の下にエンジンを配置しています。
当時の軽規格では、エンジンがシート下に収まりきらず、キャビン後方の仕切りや荷台先端に膨らみを作り逃がす必要がありました。
これでは広くてフラットな荷台とは言えませんでした。
そんな中登場したのがミッドシップレイアウトのアクティバンで、荷台の広さで他車を圧倒しました。
その後、2代目が1988年に居住性と機能性を大幅に向上させて登場します。
軽商用車初となるビスカスカップリング付きリアルタイム4WDや3速オートマチックトランスミッションなど、数々の技術を投入していました。
もちろん、実用性もシートを荷台同一面まで折りたためるフルフラット化を採用し、スライドドアからも荷物の出し入れがしやすい工夫がされていました。
1999年になると、3代目アクティバンが前年に行われた軽自動車規格変更に合わせ、先代とのスタイルを大きく変えたセミキャブオーバータイプのボディスタイルで登場します。
3代目の特徴は、他車を圧倒するロングホイールベースで登場しました。これにより、シートアレンジの仕方によって6畳相当の荷物が積めるようになりましたが、逆に最小回転半径が増大して当初は不評でした。
その反面、フロントシート下のスペースを確保することで後席の快適性が向上したほか、フロントシートのリクライニング機構も標準装備となり、車内の快適性は先代に比べ大幅にアップしています。
そして、幾度となくマイナーチェンジを行い、快適性、利便性、そして安全性の向上を図ってきました。
アクティトラックが2009年にフルモデルチェンジして4代目に変わりましたが、アクティバンは3代目のまま2018年まで販売が続きました。
そして、2018年4月に、ホンダの次期型商用バンN-VANの情報がホームページされると、アクティバンは同年7月で販売終了がアナウンスされます。
内藤
軽トラマニア小泉
内藤
軽トラマニア小泉
荷物を載せてもそれほどドライビング性能が悪化しないのもアクティバンの魅力だったかな。
N-VANは、軽バンの新基準になることを目指して2018年7月に登場したアクティバンの後継モデルです。
N-VANは、働く人の為の使いやすさ、走行性能、そして安全性能を追求して開発されました。この他にもカラーバリエーションが豊富。
質感の高いインテリアを用意したグレードを新たに設定し、商用車としてだけでなく、幅広い用途で使用できるスタイルとして登場しています。
N-VANは、N-BOXのプラットフォームを活用しながら、商用車としての積載作業の効率を考えた造りが特徴です。
特に目玉となるのが、軽バン初となるセンターピラーレスを採用し、助手席側に大きな開口部が設定されたことで、テールゲートとスライドドアを使い分けた作業が可能です。
そして安全性能でも軽バン初となるホンダセンシングが全車標準装備されたほか、軽量で高剛性の素材を使って衝突安全性も高めています。
2021年4月、アクティトラックが販売終了となったことを受け、ホンダの軽貨物自動車は、N-VANのみになりました。
内藤
軽トラマニア小泉
だからフロントにエンジンが載っている。だから先代のミッドシップレイアウトのアクティバンより荷室が短い。
でも開口部が広いことと、荷室高がアクティバンで1,200mmに対し、N-VANは1,365mmあるんだ。しかも低床で天井が高いから、荷室を上下で区切ると荷物はかなり積めるよ。
内藤
軽トラマニア小泉
内藤
とくに、機能や使い勝手だけでなく、スタイルにも力を入れて開発したN-VANはどうなんでしょうか?
軽トラマニア小泉
しかもアクティバンの後継といっても、プラットフォームは乗用をベースにしているから同じ商用バンといっても気になるね。
内藤
軽トラマニア小泉
初代アクティバンは、丸目2灯式のシールドビームを採用して登場しました。
もちろんシールドビームなので、明るさは現代のクルマに比べると全く足りませんが、初代が登場した1979年から1980年代では、乗用車もまだシールドビームを採用していることも多かった時代なので、それほど気にする人はいませんでした。
1988年になると2代目アクティバンが登場しますが、まだ丸目2灯式のシールドビームを採用していました。
しかし1990年に軽規格変更に伴い、車体が大きくなり排気量も現在の軽自動車と同じ660ccになると、ヘッドライトも異形ヘッドライトを装着し、H4ハロゲンライトを採用しました。
内藤
軽トラマニア小泉
1999年に3代目にモデルチェンジされたアクティバンですが、ヘッドライトは大型リフレクターハロゲンヘッドライトを採用しており、採用されたバルブはH4タイプのままでした。
軽貨物なので、荷物を荷台に多く載せたときにフロントが浮き上がり、ライトの照射方向が上向きになるのを修正するため、マニュアルレベリング機構が全車装備されていました。
2018年まで、幾度となくマイナーチェンジを行い安全性能や、快適性を高める装備として高熱線吸収/UVカット機能付きプライバシーガラスなどが標準装備されましたが、ヘッドライトはH4ハロゲンのまま販売終了しています。
内藤
軽トラマニア小泉
やっぱり軽バンはコストを考えてしまうという事なんだろうね。
ヘッドライトは明るくすれば、安全性が高まるけどハロゲンバルブも決して暗すぎるわけじゃないからね。
N-VANが2018年にアクティバンの後継として登場すると、ヘッドライトは今までのH4ハロゲン仕様のほかにLEDヘッドライトも用意されます。
登場当時は、オートライトとオートハイビームはLEDヘッドライトのみの設定でしたが、2021年の一部改良でハロゲン仕様にもオートライトとオートハイビームが標準装備になりました。
ヘッドライトの違いは、ハロゲンタイプが「G」「L」に、「+STYLE」「+STYLEターボ」にLEDヘッドライトが用意されました。
内藤
軽トラマニア小泉
だから装備面もLEDを採用しているグレードはかなり充実しているし、カラーバリエーションも豊富なんだよ。
今までの軽バンの使い方を変えるクルマだよね。
内藤
軽トラマニア小泉
だからそういったユーザー向けの新しい提案だと思うよ。
内藤
軽トラマニア小泉
夜間ドライブのヘッドライトの暗さは、ドライバーの精神的疲労も大きくなるので、できるだけ明るいほうが安全です。
そこでアクティバンでは、高効率ハロゲンバルブに交換するカスタムが見られました。
しかし、時代と共にHIDやLEDバルブが登場すると取り付けを試みる人が出ますが、ヘッドライト裏はスペースが狭く、HIDではバラストの設置場所に苦慮し、LEDでは取り付け不可となることも少なくありませんでした。
N-VANでは、ヘッドライト後方スペースに余裕があるのでアクティバンのようにLEDバルブが装着できないといったこともないので、気軽にH4ハロゲンバルブからLEDバルブに交換できます。
内藤
軽トラマニア小泉
カスタムは、個性を出す一つの手段として古くからクルマ好きに好まれて行われてきました。
そして、軽バンでもN-VANはスタイルもオシャレなことから、商用車としてだけでなく、幅広いユーザーから支持されているので、カスタムパーツも豊富にラインナップされています。
ハロゲンタイプのN-VANで、ヘッドライトカスタムに定番はLED化ですが、最近はLEDモデルのヘッドライトを移植するカスタムも増えています。
しかし、H4はカプラーが3ピン、LEDが8ピンなのでそのままでは取り付けできません。
また、変換ハーネスは現在販売されていないので、自分で作成する必要があるのでかなりハードルが高いのでお勧めできません。
そこで、リビルトヘッドライトをイカリングやLEDヘッドライトを装着してカスタムしたハロゲン専用のカスタムヘッドライトが販売されていますので、デザインを変えたいのであれば、プロショップでカスタムした商品を購入するのが良いでしょう。
内藤
軽トラマニア小泉
だから、ショップやカスタムメーカーで、すでにカスタムされたヘッドライトユニットが売られるようになっているんだ。
内藤
ホンダから販売されるアクティバンは、他の軽バンと異なりミッドシップで広い荷室で働く人を応援してきました。
しかし、時代が変わると働く人だけでなく、一般の人も軽バンを使用する需要が高まります。
それに合わせてオシャレなスタイルと、乗用車ライクな装備で登場したのがN-VANでした。
N-VANは、アクティバンの後継モデルですが、同じホンダが同じ軽バンとして設計したとは思えないほど異なっています。
しかし、ヘッドライトを見ると基本はH4であり、カスタムもLED化が主流で同じです。
そして日本ライティングのLEDバルブなら、アクティバン、N-VANに安心して使用できますから、今まで取り付けに不安があった方も日本ライティングの商品をチェックしてみましょう。